発達障害医療の大御所と言えば杉山登志郎先生。その著作はいつも私たちに大きな学びを与えてくれます。先生は治すことを熱心に追求されているように私たちには見えます。
ところが、先生が長年活動を共にしている「アスペ・エルデの会」によると、杉山先生ご自身は「治らない」とおっしゃっているそうです。そして著作の中で「治る」と言っていると誤解される箇所は増刷時に変更するということです。
杉山先生のご著書で「どうしても治るとおっしゃっているとしか思えない」ところがありましたら
・書名
・該当ページ
・簡単な概略(なぜ治るとおっしゃっていると思われるか)を書き込んでください。
まとまったら「アスペ・エルデの会」に「治そう! 発達障害 どっとこむ」からお送りしようと計画しています。
「子育てで一番大切なこと」P224に、後進にきついお言葉が。
「日本の自称研究者たちは不徹底でね。中途半端にEBMを信奉する一方で臨床の示す事実に鈍感と言うしかない」
治っている人がこんなにいるのに認めず「一生治らない」にしがみつく医療者たちについては杉山先生も気づいていらっしゃるようですね。
杉山先生の本、今日四冊読みました。
それで、杉山先生自身が、EBMを重視する立場であって、統計や・数値を重視しているからこそ、言えることなんだろうと思うんです。
EBMを無視してるなら、批判することはできないと言うわけですね。
他方、「子育てて一番大切なこと」では、三人の登場人物が現れるから、具体的なエピソードも出てくるのかな???と思いつつ、期待したところが、一つも症例が出てこない。
杉山先生は、個々人を見ると言うより、発達障害全体を見ている。
それでは、一つ一つの症例にまで、深く切り込むことができない。
これでは、相当時間がかかっても、すぐに明らかになることは多くはないだろう、そう思いました。