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【ゴルフ】

ボミV字回復9位 1週間でスイング修正 勝率100%の女神来た

2019年7月5日 紙面から

第1日、2番でティーショットを放つイ・ボミ。2アンダーで9位と好スタートを決めた=戸塚CCで(神代雅夫撮影)

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◇資生堂アネッサL<第1日>

 ▽4日、横浜市旭区・戸塚CC西C(6513ヤード、パー72)▽雨、22・5度、北5・7メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2160万円▽119選手(うちアマ3人)▽観衆2285人

 前週初日まさかの82を打ったイ・ボミ(韓国)が、降雨のため3時間17分の中断をはさむ長い一日を4バーディー、2ボギーの70にまとめ、首位と4打差の2アンダー9位につけた。V字回復の裏には“勝利の女神”の存在が!? 6アンダー首位発進はペ・ヒギョン(韓国)、5アンダー2位に稲見萌寧(19)=都築電気=とキム・ハヌル(韓国)、3アンダー4位に柏原明日架(23)=富士通=ら5人が続いている。

 16年、初代の資生堂ビューティー・オブ・ザ・イヤーに輝いたイ・ボミが、この大会でも初代クイーンの座を目指して絶好発進だ。

 スタート間もない3番グリーン上で2メートルのパーパットを残して競技が中断。「ものすごい雨だった。下りのスライスラインで微妙な距離をマークして止まってたから、再開後にそれが入って始まったのがよかった。流れがよくなった」とボミ。続く4番パー4で残り100ヤードを1・5メートルにつけバーディーを先行すると、途中2バーディー、2ボギーの出入りもあったが、16番で8メートルのバーディーパットを決めて70で上がった。

 とはいえ、前週のアース・モンダミン杯では日本ツアー参戦9年目にして最低の一日を経験したばかり。同大会初日は、いずれも自身のワースト記録となる6連続ボギーを献上して、82をたたいた。「バックスイングの手首のことばかり気にして力が入って、肩や体幹がちゃんと回ってなかった」と、ティーショットは左方向に曲がり、乗らない、寄らない、入らないのボギー行進だった。

 「でも、どうしてそういう打球が出るのかわかって、今日は自信を持ってクラブが振れた」という。おまけに「今週はラッキーチャームが来てくれてるから…」とボミ。高校時代からの仲良しでライバルだった同い年のプロ、チョ・ヨナさん(31)が3年ぶりに応援に駆けつけているのだ。「日本ツアーに見に来てくれるのは、3度目。今までの2回=14年のNEC軽井沢72と16年のmeijiカップ、両方とも優勝してるんですよ」。

 これまで勝率100パーセントの“女神様”の存在が、ボミを復活Vに導く! (月橋文美)

 

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