セブン&アイ・ホールディングスのスマートフォン決済サービス「セブンペイ」への不正アクセス問題にからみ、他人のセブンペイを不正に使用し、セブンイレブン店舗から約20万円相当の商品をだまし取ろうとしたとして、警視庁新宿署は4日、中国籍の男2人を詐欺未遂容疑で逮捕した。
一連の不正アクセスは国際的な犯罪組織が関与した疑いもあり、同庁は関係を調べている。
同署によると、逮捕したのはいずれも住所・職業不詳のジャン・ション容疑者(22)とワン・ユンフェイ容疑者(25)。
逮捕容疑は3日午前、新宿区内のセブンイレブン店舗で都内の40代男性のIDとパスワードを不正に使い、電子たばこのカートリッジ40カートン(約20万円分)をセブンペイで電子決済して購入しようとした疑い。
セブンペイはクレジットカードなどからチャージ(入金)し、全国のセブンイレブン約2万1千店での買い物で使える。サービスを手掛けるセブン・ペイによると、海外から不正なアクセスがあり、利用者のアカウントが乗っ取られる被害が3日に発覚した。不正アクセスによる被害は4日午前6時時点で約900人、計約5500万円に上る。
新しい日経電子版のお知らせ
より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。
※もとの電子版にもすぐ戻れます。