この時期、日本もシンガポールと同じくらい暑いです。
でも、近くに山や海があると暑さがしのぎやすい気がします。
一昨日、逗子のフリースクール「ここだね」さんで「レメディ勉強会」をさせていただきました。
「ここだね」さんから歩いて二、三分のところに海があります。
「暑いから、今日は海に行こうか~!」というノリですぐに海に行けるところがうらやましい。
一昨日もお母様たちが勉強している間、子どもたちは海に行っていました。
裏を返せば、子どもたちが海で遊んでいる間、お母様方は汗だくでホメオパシーを学んでいらっしゃいました。素晴らしい!!
レメディの効果を体験すると、またレメディが身体だけでなく心にも作用することを知ると、とかく”どういう時にどのレメディが使えるか”ということばかりに意識が行きがちになります。
つまり、どんなことでもレメディで解決できるのではないかと錯覚してしまうことがあるのです。
でも、世の中には、それ一つで”すべての問題を解決する”ものはありません。
ホメオパシーやフラワーエッセンスが心や身体、感情に働くといっても、人生の課題や人間関係の問題はそれだけで解決できるわけではありません。
話し合って心をさらし、時にはぶつかり合いながらお互いを理解していく過程がどうしても必要です。
それを避けて、”ツール”だけを使って問題を解決しようとしても無理というもの。
でも、そういった自分自身や親子の課題、人間関係の問題から目を背けずにきちんと向き合う姿勢があれば、そのサポートをしてくれるツールはいくつもあります。
ホメオパシーやフラワーエッセンスはそのひとつです。
「ここだね」に集まっていらっしゃるお母様方にはそういった課題や問題に取り組む姿勢が見られ、それがこれからにつながる可能性を強く感じさせてくれます。
ここで話しは飛びます。
若い頃から懇意にしていただいている禅の老師がいらっしゃいます。
女性なので尼僧さんなのですが、彼女はもともと裕福な家の生まれなのですが、両親と折り合いが悪かったり、弟さんに精神疾患があったり、それ以外にも家庭に様々な問題があって、20代で出家をなさっています。
その彼女がある時、自分の半生を振り返ってポツリと
「私はこれまで逃げなかった。どんな時でも決して逃げ出さなかった」
と言った言葉が今でも忘れられません。
出家をして厳しい修行にも耐えてきた方なので、よけいに言葉の重みがあったのだと思いますが、
そう言えるのはなまなかなことではないかもしれません。
強さと勇気のいることかもしれない。
でも、だからこそ、そうでありたいと強く思います。
辛いことこそ目を背けず、逃げずに向き合いたい。
ただ、それほど強い人間でないことは百も承知なので、時にはヘタレたり、フラついたりしながらも結果的には”逃げず”にやっていきたいと思うのです。
話しが少々飛躍しましたが、
問題にきちんと向き合う姿勢があれば、”天は自ら助くる者を助く”で、きっと天から助けの手が差し伸べられるはず。
逃げずにやっていきましょうね。