楽天のエース・則本昂大投手(28)がメジャー挑戦の夢より生涯楽天を選んだ。3年契約の最終年に当たる今季の開幕前、新たに7年20億円規模の大型契約を結び直したことを、石井ゼネラルマネジャー(GM)が3日に認めた。
「3月に話し合って契約をすべて見直した。選手は皆大事だけど、中でも実績を積んでくれてリスペクトしている選手」と石井GM。期間については「長い契約」とし、日本人選手最長タイの7年とみられる。以前から大リーグへの強い興味を示し、旧契約では今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する条項が盛り込まれていたが、今回の契約で消滅。「うちと契約したと言うことは、本人がそう希望していること。仙台にしっかり骨を埋めるという感じの話をした」と石井GMは話し、則本昂は生涯楽天の意志を固めたようだ。
3月に右肘を手術。前日2日には2軍戦で6イニング、108球を投げた。一夜明けの状態はいい意味の張りがあるだけで、特に問題はなさそう。9日のオリックス戦(楽天生命)で今季の1軍初登板が見込まれている。 (竹村和佳子)