◆第42回帝王賞・交流G1(6月26日・ダート2000メートル、大井競馬場、重)
夏のダート頂上決戦は、ゴールドドリームとルヴァンスレーヴの強力2騎が回避するなか、ダートG1馬7頭によって争われ、3番人気でダミアン・レーン騎手が手綱を執ったオメガパフューム(牡4歳・栗東・安田翔伍厩舎)が直線一気の末脚で差し切り勝ち。昨年末の東京大賞典以来となるG1レース2勝目を飾った。JRAの短期免許取得中にG1レース2勝(ヴィクトリアマイル=ノームコア、宝塚記念=リスグラシュー)を挙げて好調だったレーン騎手が、大井初参戦で交流G1の初タイトルを手にした。勝ち時計は2分4秒4。
1馬身1/4差離れた2着には2番人気のチュウワウィザード(川田将雅騎手)。際どい頭差の3着には、中央から大井に移籍した8番人気のノンコノユメ(真島大輔騎手)が入った。
1番人気のインティ(武豊騎手)は6着に敗れた。
ダミアン・レーン騎手(オメガパフューム=1着)「非常に素晴らしい走りでしたし、レース中の手応えも良かったです。厩舎スタッフが素晴らしい仕上げをしてくれました。正直、ポジションを上げていけると思ったけど、ペースが速かったので、(後ろで)折り合いに集中しました。直線での反応が良かったですし、素晴らしい脚を見せてくれました。サポートしていただいた関係者には感謝しています。日本が大好きになりました」