毎週のように悪いニュースしか入ってこないマネオマーケットですが、ついに次のステップに移ったようです。
マネオマーケットは、ソーシャルレンディングの最大手と言われていた会社です。
本当にやばそうな雰囲気を醸し出しました。本当に信じられない会社です。
なぜ、このような会社が、第二種金融商品取引業者に登録されているのでしょうか?はなはだ疑問です。
投資家の皆さんは、マネオマーケット関連への資金投資をやめてください
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マネオマーケットでの問題は山積
もはや全体を把握できないほどの問題を起こしてる企業です。
実際、すでに”グリーンインフラレンディング”の件で、訴訟が起きています。
今後も訴訟は増え続けるような動きも見えています。
2018年11月以降の大きな事件は、こちら。
クラウドリース関連:
クラウドリースの詐欺に投資家がひかっかった訳:ソーシャルレンディングの危険性
ガイアファンディング関連:
ガイアファンデングの遅延被害者が続出:enjin集団訴訟の動きあり
終わりが見えない悲惨な状況に投資家の悲鳴が聞こえてきます。
そんな中、マネオマーケットから信じられない通知がやってきました。
6/28 マネオマーケットからの通知
渦中のマネオマーケットからの通知は以下です。しかも、メルマガでやってきています。言葉を失いました。
投資家の皆様へ
いつもmaneoをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2019年7月1日(月)より、お客様のご確認とご同意が必要な内容につきまして
『同意事項』としてmy maneoに表示することといたしましたのでお知らせいたします。my maneoにログインのうえ、表示されている『同意事項』をご確認いただき、
引き続き、maneoでの運用をご検討いただければ幸いです。詳細につきましては、
以下のリンクをご参照いただきますようお願い申し上げます。【PC版】
https://www.maneo.jp/apl/contents/help/agreement【スマートフォン版】
https://www.maneo.jp/smt/agreement今後ともmaneoをよろしくお願い申し上げます。
maneoマーケット株式会社
引用元: マネオマーケットメルマガ
内容は、こういうものです。
簡単にいうと、”マネオマーケットの口座に投資資金を置くな”というもので同意しなければ強制払い戻しを行使するというもの。
おそらく、金融庁の金融取引の免許を受けるための対策でしょう。
このページに続きがあります。
そこに、こんな恐ろしい文があるのです。常識を疑います。
何と書いてあるかというと
*maneo株式会社が倒産した場合、預託した資金が返ってこない場合があります。
マネオマーケットHP
だそうです。。。。 金融商品を取り扱う企業が書くコメントとは思えません。この文言が書かれた文章に一方的に同意を求めていますが、誰が同意するのか?甚だ疑問です。
これは、マネオマーケット自身がもはや投資家からの追求に耐えきれないであろうという考えの表れでしょう。
保身と自己弁護のための文言と受け止めざるを得ません。酷すぎます。
これからのマネオマーケットの動きは?
その杜撰な投資姿勢から数多くの期失(返済の遅延)を生じさせています。
これからの姿勢は、おそらく期失ファンドを終わらせにかかります。
つまり、破綻してるファンドに関しては、取れるものだけ回収してあとは、投資家に損をかぶれという姿勢になると思います。
さすがにここまで、遅延が多くなるとコントロール不能ですし、投資家たちの不満への対応もできません。対応は実際できてません。
担保物権があれば、なんでも良いので現金化して、投資家に少しでも償還し、ファンドを終わりにしようとするでしょう。
いまさら、体面もクソもないのです。もう、起きてることが大きすぎます。
そんなの納得できないという投資家の皆さんもいるでしょう。
ソーシャルレンディングはもともとそういうシステムなので、元金毀損に対して不服を申し立てても、マネオマーケットの罪にはならないでしょう。
残念ながら、こういうケースでは、投資家のリスクの範囲内という判断になると思います。
その証拠:担保の現金化が進んでいます
情報があまり取れていないのですが一例です。
11月から遅延してファンドが、ここにきて動きました。
たまたまかもしれませんが、担保の現金化を行いファンドを収束させようとする狙いにも見えます。
投資家の皆様へ
引用:マネオマーケットメール
maneo株式会社より、2018年11月1日にご報告いたしました延滞発生の融資案件につきまして、回収活動状況をご報告させていただきます。
該当の投資家の皆様への続報となります。
11月1日付【延滞発生に関するご報告】は、以下をご確認ください。
https://www.maneo.jp/apl/information/news?id=7549
【回収活動状況及び今後のご報告について】
前回まで任意売却による回収活動を中心に、その状況を報告して参りましたが、並行して進めておりました競売が6月21日に開札となりました。
任意売却では具体的な回収期日や回収金額が定まらず、また競売落札価格を上回る金額での売却の見込みが立たなかったことから、
競売による回収とさせていただくこととなりました。
売却価額(落札価格)は117,660,000円でございます。
裁判所からの配当金額及び投資家の皆様への分配金額が確定いたしましたら、速やかにメールにてご報告いたします。
投資家の皆様には、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
2019年6月28日
匿名組合契約における営業者 maneo株式会社
匿名組合出資の募集取り扱い maneoマーケット株式会社(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2011号)
ちなみに、この物件は、マネオが、2.4億の価値があると言ってた物件です。競売で売ってしまったので、実際は、1.1億です。
担保は、見込みの半額にしかならなかったということです。
ま、これもあまり責めれないでしょう。
このファンドは、まだ情報が全部揃っていないので、いくらくらい返金になるかはまだ不透明です。
他の担保も存在すること、少しでも多くの遠資金が償還されることを祈りましょう。
残念ながら、元本毀損は避けられないと思います。
これもあくまで投資の責任範疇といういうことだということでしょう。
これ以外のもっと悪質な案件が多数あるので困ってしまいます。
もっとも怖いシナリオ
今回のマネオマーケットからの通達と報告を見て、もっとも怖いシナリオは、
計画倒産です。
もうそろそろ考え始めていてもおかしくない状況です。
現在のマネオマーケットの貸付金は、
178億円です。
本当に倒産されれたらどれほどの被害者が出るかわかりません。
プール資金は、すでにどこかに移してる可能性も高そうです。
ここまでの期失がおこれば、新規の投資家たちもこれまでのように増えないので、今後資金は集まらないでしょう。
つまり、マネオマーケットの事業は、もってもあと数年です。
グリフラの訴訟結果によってはもっと早いかもしれません。
最大手のソーシャルレンディングの没落は、この半年で急速に加速し、それを止めることはもはやできないという印象です。
投資家もマネオも一円でも多いと資金の回収に励むべきです。
JCに東京地検特捜部が入ったようです
JCに東京地検特捜部が入ったようですので、マネオもなんらかの影響を受けるだろうと思います。
これもまた、急展開の一要因だと感じられます。ここでマネオが怪しいとなれば、芋づる式に捜査が展開する可能性はあると思います。
“特捜がソシャレ捜査に着手 JCと近い「ベアハグ」も” (日本語). FACTA ONLINE. 2019年6月21日閲覧。
買収の噂もある
マネオマーケットに関しては、買収の噂が出てることも事実です。
もし、資金力の大きな買収元が出れば状況は変わるかもしれませんし、希望を捨てずにいましょう。
本当に買収する会社があるかは半信半疑ですが。
まとめ
マネオは、投資家にとってもマネオにとってもおそろしいストーリーを想定し始めることが伺えます。
繰り返しますが、
この会社への投資は控えてください。
すでに、マネオの口座に投資金を置いている人は、いち早く引き上げてください。凍結されたら動かせなくなります。
マネオマーケットでは何が起こっても不思議でない状況です。
投資家の皆さんは、色々言いたいことはあると思いますが、最後まで諦めず、少しでも多くの資金回収のために行動して欲しいです。
今後の動向にも注視しつつ、本日の記事は締めさせていただきます。
やれやれです。
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# 本記事は、予告なく、変更・追加・削除等されることがありますので、あらかじめご了承ください。