大谷の同僚、先発左腕スカッグスが遠征先のホテルで急死

　エンゼルスの主戦左腕タイラー・スカッグスが１日に急死し、敵地テキサス州アーリントンでのレンジャーズ戦が中止された。２７歳だった。米複数メディアによれば、午後２時すぎ、遠征先の同州サウスレイクのホテル自室で遺体が発見された。地元警察によれば現時点で事件性はなく、引き続き死因を捜査する。

　球団は「タイラーはこれまでも、これからも常にエンゼルス・ファミリーの大事な一員だ」と声明を発表。ドラフト同期だった同僚のトラウトは「偉大なチームメート、友人、そして人間として永遠に心に住み続けるだろう。愛している、（背番号）４５番よ」とツイートした。オースマス監督や大谷は日本時間２日２０時現在、公式コメントを出していない。

　スカッグスは前日、チームおそろいの遠征衣装、カウボーイ姿で撮った写真をインスタグラムに添付し「Ｈｏｗｄｙ　ｙ’ａｌｌ（やっほー、みんな）」と記していた。２日前の６月２９日はアスレチックス戦に先発し、５回途中を２失点だった。メジャー通算７年間、先発９６試合で２８勝３８敗、防御率４・４１。

　地元ロサンゼルスのサンタモニカ高から２００９年ドラフト１巡目（全体４０番目）指名で入団。昨年１２月３１日にカーリ夫人と結婚したばかりだった。エ軍は０９年、有望株右腕エイデンハートが２２歳で交通事故死。昨年１２月は、３３歳だったバルブエナ内野手が母国ベネズエラで強盗目的の交通事故に遭って亡くなるなど、不幸が続いている。