中日の応援団がチャンス時に流す応援歌「サウスポー」を自粛した件について、中日・与田監督が2日、巨人戦の試合前に「『お前』という表現ではなく、名前にしてくれませんかと言っているのであって、応援を否定しているわけではない」と語った。
与田監督は以前から、ドラゴンズの応援に限らず「『お前』という表現はどうか」という考えを持っていた。そこで、今回は「お前が打たなきゃ誰が打つ」の歌詞で『お前』の部分について、球団から応援団に歌詞の変更を要請したところ、「サウスポー」の自粛につながった。
結果的に応援歌が自粛されたが、与田監督は「(サウスポーを)自粛してほしいと言っていないし、止めてほしいとも言っていない。応援団の方々をリスペクトしている。ただ、『お前』よりも名前の方がいいのでは、ということ。シンプルにそこだけ。他球団でも、野球界の現場の人間は『お前』より名前がいいと思っている人が多い」と語った。