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- 元『ボストンの王』アイザイア・トーマスがウィザーズと合意、八村塁と共闘へ復活を誓う小兵ガードの新天地はDC 先発ポイントガードのジョン・ウォールが左足アキレス腱断裂で長期離脱となったウィザーズは、新たな司令塔として、アイザイア・トーマスを迎えるようだ。 『ESPN』によれば、トーマスはウィザーズと単年契約を結ぶ予定だという。 ウィザーズは、昨シーズンまで所属したトーマス・サトランスキーがブルズとの3年契約に合意したことを受け、トーマスとの契約を決めたのだろう。 昨シーズンはナゲッツに所属したトーマスは、昨年を股関節のリハビリに費やし、今年に入って復帰。だがナゲッツは西カンファレンスの上位争いをしていた最中で、トーマスはレギュラーシーズン12試合に出場し、平均8.1得点にとどまった。 プレーオフのローテーションからも外れたが、トーマスは若い選手のメンター、ロッカールームのリーダーとしてチームを支え続けた。 チーム事情を理解していた彼は数年前の状態を取り戻せると考えている。ナゲッツ退団後には、「去年の夏は股関節の手術を受けた後で、ここ2年の夏はリハビリに費やしたのだから、どういう状態かなんて誰も分からなかったと思う。今年の夏は、トレーニング漬けの日々を過ごすよ。技術を磨いて、昔の姿を取り戻す。2017年の時の状態にね」と、『ESPN』とのインタビューで語った。 2016-17シーズンにキャリアハイの平均28.9得点を記録したトーマスが、かつての輝きを取り戻せるか。また、ブラッドリー・ビール、八村塁らとどういうコンビネーションを見せてくれるのか、来シーズンのウィザーズがさらに楽しみな存在になった。2019/07/02NBA&海外
- 女子日本代表の強化合宿に参加する代表候補選手、渡嘉敷来夢など17名が発表される8月下旬、さいたまスーパーアリーナで国際強化試合 日本バスケットボール協会は、今夏開催予定のアジアカップ、また来年の東京オリンピックへ向けた女子日本代表の強化活動の一環として強化合宿を今日から7月5日まで、また7月13日から19日の日程で実施する。ここに招集される17人の代表候補選手が発表された。 アジアカップの開催地がいまだ決まっていないため、チーム作りは簡単ではないが、いずれにしても自国開催のオリンピックでの金メダル獲得を目標に掲げており、気の緩みはないはず。8月の24日と25日に行われる『三井不動産カップ』では、チャイニーズ・タイペイをさいたまスーパーアリーナに迎える。 バスケットボール女子日本代表候補 第5・6次強化合宿参加メンバー 髙田真希(PF / デンソー アイリス) 渡嘉敷来夢(PF / JX-ENEOSサンフラワーズ) 本川紗奈生(SG / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック) 町田瑠唯(PG / 富士通 レッドウェーブ) 宮澤夕貴(SF / JX-ENEOSサンフラワーズ) 谷村里佳(PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック) 本橋菜子(PG / 東京羽田ヴィッキーズ) 三好南穂(PG / トヨタ自動車アンテロープス) 長岡萌映子(SF / トヨタ自動車 アンテロープス) 藤岡麻菜美(PG / JX-ENEOSサンフラワーズ) 林咲希(SG / JX-ENEOSサンフラワーズ) 馬瓜エブリン(SG / トヨタ自動車 アンテロープス) 佐藤奈々美(SG / トヨタ紡織サンシャインラビッツ) 梅沢カディシャ樹奈(C / JX-ENEOSサンフラワーズ) 赤穂ひまわり(SG / デンソー アイリス) 馬瓜ステファニー(SF / トヨタ自動車 アンテロープス) オコエ桃仁花(PF / 富士通レッドウェーブ)2019/07/02日本代表
- 伊佐勉&桶谷大のコンビは同志にしてライバル「選手のプロ意識を僕らが引っ張る」6月中旬、沖縄出身のBリーガーが数多く集うイベント『OKINAWAN HOOP SUMMIT』が開催された。そこには桶谷大(仙台89ERS)、伊佐勉(サンロッカーズ渋谷)と、かつて琉球ゴールデンキングスで指揮を執った2人も参加。桶谷が2008-09シーズンから琉球のヘッドコーチを務めた際に、伊佐がアシスタントコーチとして支えてから、2人の親交はずっと続いている。プロバスケ創世記から10年以上に渡り現場の最前線で奮闘する2人に、今のバスケ界を語ってもらった。 伊佐「離れて7年経ちますけど、居心地が良いですよ」 ──まずは、お2人にとってお互いがどんな存在なのかを教えていただけますか。 桶谷 なんだろう、お兄ちゃん?(笑) 僕はムーさん(伊佐)の包容力にいつも助けてもらっています。ムーさんと違うチームになって、細かいところをいろいろ支えてもらっていたんだと実感しました。フラストレーションが溜まっていた選手がいたら気付いて話をしてくれて、ちゃんとチームの方に矢印を向けていたんだとか、すごく感じるところがありました。 伊佐 僕からしたら最初にキングスで上司だったわけで、桶さんとやっていた時のことがコーチングの土台となっています。僕は4人のコーチの下でアシスタントコーチをやらせてもらいましたが、一番影響を受けたのは、一緒に過ごしたのが4年と長かったこともあって桶さんです。だから、ライバルという感じは全くありません。試合をする時は、もちろんどんな相手に対しても勝ちたい。桶さんだから特に勝ちたいとかにはならない。本当に『同志』といった感じで、相談できる存在です 桶谷 同じ空気感です。今、こうして自分の隣にムーさんがいて全然違和感がない。 伊佐 それはありますね。離れて7年経ちますけど、居心地が良いですよ。やっぱり最初に上司と部下だったので、僕にとってその立場はあんまり変わらないです。やっと年相応の顔になってきて、今はよりこの関係に違和感がない。あの頃は本当に年下かなと思いながらでしたけど(笑)。 ──別々に仕事をするようになってから、お互いの活躍ぶりをどう見ていましたか。 桶谷 キングスで4年間ヘッドコーチを務めて、2回優勝するのはすごいことです。1回勝つのは運が良ければできるけど、2回となると相当いろいろなことが上手くいくようにしないと勝てないです。それをムーさんはやってのけました。すごく思うのが、知識を持っているだけじゃ勝てなくて、月並みな言い方だけどチームをいかにまとめられるか。これが一番難しいですが、それをちゃんとやっていたから勝ったんだと思いますね。 伊佐 僕がヘッドコーチになって、同じ指揮官の立場で敵として試合をさせてもらうのですが、やっぱりどのチームに行ってもちゃんと桶さんのチームになっています。桶さんもチームをまとめるのは簡単でないと言っていますが、そこに独特なやり方があるんだと思います。 ──2人ともbjリーグ当初からプロリーグの世界にいて、Bリーグ誕生による様々な変化をどのように感じていますか? 桶谷 JBL、NBLの存在もありますけど、若いタレント性のある選手が今こうして出てきているのは、bjリーグができて日本の多くの地域にプロチームができて、バスケットボールを間近で見られる子供が増えたことも影響していると思います。bjリーグの功績はすごく大きいんじゃないかな。 伊佐 Bリーグになって特に企業チームにいた能力の高い選手たちがしっかりとしたプロ意識を持つことになりました。そうしてトレーニングに取り組むことで、もともとあった能力が形になりレベルが相当上がってきた。そして、成長した選手のパフォーマンスを見たお客さんがより盛り上がるようになってきた感覚はあります。 桶谷 正確な割合は分からないですけど、会場に女性が増えたと感じますね。富樫勇樹君とか田中大貴君とか、バスケットが上手くてルックスも良い選手が増えている。それをメディアさんが取り上げてくれるので、若い女性が増えていると思いますね。 伊佐 僕も今、桶谷さんが言ったように20代から30代の女性が増えたと感じます。綺麗な格好をされて来て、会場でチームTシャツを着る姿を多く目にします。 伊佐「コーチの立ち居振る舞いが選手により見られている」 ──最近だと富樫選手の年俸1億円、B1選手の平均年俸が1000万円を超えたことが話題になりました。選手の年俸はこの2、3年でかなり上がっていますが、その変化をどう見ていますか。 伊佐 今の子供たちにとって、夢があるプロスポーツになっていることはうれしいです。ただ、年俸の上昇と同じく選手のプロ意識もより高くなっていくように、僕らがもっと引っ張っていかないといけないとも思います。 ──昔に比べたら選手の移籍はかなり活発になってきました。 伊佐 プレータイムを求めたり、年俸の面を重視して移籍を決断する選手もいて、それはプロとして良いことだと思います。また、それだけでなくヘッドコーチが誰とか、環境をかなり気にすると言われることもあります。そういうところでは、コーチも勝敗だけでなく、日頃の練習からの立ち居振る舞いが選手により見られているとは思いますね。 ──選手も自分の立ち位置についてよりシビアになってくることで、起用法とか将来的なプランを聞かれることは増えた実感はありますか。 桶谷 起用法は割とあります。僕は結構、自分から選手に「どんな使われ方がベストだと思う?」と聞く方です。それを受けて選手の言った通りに変えるわけではないですけど、相手がどう思っているのかは聞くように心がけています。 伊佐 起用法に不満を持っていれば態度や顔つきで分かります。そういう時には、こちらの考えを素直に伝えます。選手は第4クォーター残り5分でプレーしたいですよね。そこで使わなかった時、不満そうな顔をしていたらどんな意図があったのは言います。 ──外国籍選手のレベルも上がったと思いますが、変化について感じるものはありますか。 桶谷 レギュレーションには左右されることはかなりあります。今のままだと、ペリメーターの選手はなかなか取れません。ポジションの面以外だと、点数を取るだけではなくて、チームとしてちゃんと一致団結できるような外国籍選手がより求めている。ほとんどのチームがそういう点も意識しているような気がしますね。 ──SR渋谷は早々にロバート・サクレ、ライアン・ケリーとの契約延長を発表しました。実力に加え、そういった人柄の部分も大きいですか。 伊佐 そうですね。みんなプロですし意識は高いですけど、ウチの2人に関しては、実力だけでなく人間性やリーダーシップの面でも抜群です。 ──選手に使うサラリーが増える中、外国籍選手の獲得の選択肢も広がったと感じますか。 桶谷 サラリーが増えたことで、より安定感のある選手を連れてきやすくなった。これくらいの結果は残してくれるよね、という数字は計算しやすくなったと思います。ただ、レギュレーションの問題で、ケガ人で一気に変わるので、そこは本当に気を付けないといけない。リスクマネージメントをしないといけないところです。 桶谷「シーズンを思い出して、自分を成長させる時間」 ──桶谷さんは、B1とB2の両方でヘッドコーチを務めています。様々な違いがある中でも大きな違いはどこにあると思いますか。 桶谷 B1の選手の方が、代表に入りたい、世界で活躍したいとより高い目標設定をしていると感じることはあります。B1とB2でレベルは違っても、そういった姿勢は一緒でなければいけないと僕は思っています。そして、仙台でB1に昇格したいですし、昇格した時も考えると、常にB1のレベルを意識してやらないといけないですね。また選手獲得で言うと、一度でもB1でプレーするとやっぱりB2ではなく、B1に留まりたいとほとんどの選手は思います。その中で今回、片岡大晴を獲得できたのは本当に大きいです。 ──仙台は昇格しても過酷な東地区になるわけで、そこは意識しますか。 桶谷 小舟が荒波に立ち向かう感じになりますね(笑)。ただ、だからこそ装備をしっかりしておきたいし、小舟でもできるところを見せたい。それは昨シーズンからずっと言っていて、今年はそれをしっかり作り切ってB1に行きたいです。 ──チームを勝たせるための要素として絶対に欠かせないものはどんな部分だと思いますか。 桶谷 組織がしっかりしているチームが勝つ。そうなってきたことが見えてきたと思います。確固たるカルチャーを作ったチームが勝っている。お金儲けも大事ですけど、そこにビジョンやミッションもないといけないと感じます。 伊佐 チームだけではなくて、しっかりしたスタッフ、会社がというのは、絶対にあります。そこは繋がっていますよね。 「SR渋谷も仙台と一緒で、ファンはとても大きな存在」 ──シーズン中は気の休まる暇もないと思いますが、この時期はどう過ごしていますか? 桶谷 僕はシーズンを思い出して自問自答しています。あの時、ああしておけば良かったとか、ここで選手に無理をさせていたなとか。そういう場面を思い返して、何がベストな選択だったのかを考える時期と捉えています。シーズン中にはなかなかできないですが、そういう時間は僕にとって絶対に必要で、自分を成長させる時間かと思います。 伊佐 僕にも、もちろんその時期はあります。その上でシーズン中は単身赴任なので、今は家族とリラックスしています。それが終わると、シーズンの反省と新たに何をしないといけないかをミックスしてまとめる感じです。 ──開幕はまだ先ですが、新シーズンに向けてファンへのメッセージをお願いします。 桶谷 ファンの皆さんは、僕にとって忘れてはいけない存在です。常にサポートして、応援してくれている方たちにハードワークで成長している姿を見せることは最低限やらないといけない。そして、しっかり目標に到達することで、自己満足ではなくてみんなを巻き込んでチームを強くしていく。そこを見てほしいです。 伊佐 SR渋谷も仙台と一緒で、ファンはとても大きな存在です。特に2年連続でチャンピオンシップにも出ていない、本当に中間ぐらいの成績ですが、それでも変わらずに応援してくれる温かいファンの方たちです。今シーズンこそチームに変化をもたらし、まずは最低でもチャンピオンシップ出場を果たし、60試合プラスαの試合を皆さんと一緒に戦いたいです。2019/07/02Bリーグ&国内
- アルバルク東京がジェフ・エアーズを獲得「優勝へ向けてチームに貢献」3シーズンぶりとなるアルバルク東京へ移籍 アルバルク東京は今日、琉球ゴールデンキングスのジェフ・エアーズを獲得したことを発表した。 Bリーグ初年度、エアーズはシーズンの途中からA東京に加入した。その後、トルコに渡り昨シーズンは琉球でプレーをした。昨シーズンは出場した52試合中39試合でスタートを務め、平均15.2得点を記録し、琉球の西地区優勝に大きく貢献した。 身長206cmのビッグマンながら、3ポイントシュート成功率は40.6%と高確率で、幅広いエリアでプレーすることができる。 「2シーズン連続のチャンピオンチームであるアルバルク東京の一員としてプレーする機会を与えて頂き光栄で嬉しく思います。2016-17シーズン途中ですがアルバルクでプレーしていますので、また東京でプレーできる喜びは大きいです。全力プレーで優勝へ向けてチームに貢献したいと思います」と、クラブを通してコメントを発表している。 2連覇中のA東京はエアーズの他に須田侑太郎の加入を発表しているが、ロスターをほとんど変えずに新シーズンに挑むことになる。 昨シーズン、チームにフィットしたミルコ・ビエリツァとジャワッド・ウィリアムズが契約満了となり、新たな外国籍選手が注目されていたが、そこにエアーズが加わることになった。 初年度にA東京でプレーした経験と、昨シーズンに須田とプレーした経験は、これからチーム作りをしていく上でプラスにはたらくはずだ。 竹内譲次とアレックス・カーク、エアーズの強力インサイド陣が完成し、3連覇が見込める布陣が整った。2019/07/02Bリーグ&国内
- サマーリーグ初戦、グリズリーズ渡邊雄太はチームハイの20得点を挙げる好スタートチームを勝利に導き「自信を持ってやれた」 7月1日、NBAのサマーリーグが開幕した。ジャズと対戦したグリズリーズの渡邊雄太はともにチームハイの20得点9リバウンドを記録し、NBA2シーズン目で最高のスタートを切った。 先発を務めた渡邊はコーナーでボールを呼び込んでの3ポイントシュートを沈めて、得点力をアピール。さらにオフェンスリバウンドからペイント内でジャンプショットを決めるなど、舞い込んだチャンスを確実にモノにし、前半で8得点を挙げた。 ディフェンスでは軽快なフットワークを披露し、抜かれずにボールを戻させる。また、ウイングスパンの長さを生かしたシュートチェックでタフショットを強いて、渡邊のチェックからチームメートのブロックショットが生まれるなど、リムプロテクターとしても存在感を見せた。 その後、リングへアタックする回数を増やし、急ストップからのジャンパーや速攻、フローターなど、多彩な技術を披露して得点を20まで積み上げ、85-68の勝利に大きく貢献した。 インタビューに応じた渡邊は試合を振り返り、「自信」という言葉を口にした。 「今日は自信を持ってやれた。コートで多くのことをできることを示せたと思う。夏に一生懸命練習してきたので、技術も高くなったし、自信も上がった」 得点もさることながら、守備での貢献も光った。「中にはオフェンスにだけ集中している選手もいるけど、僕は違う。ディフェンスにもプライドを持っている。今日は攻守両面で良かった」 1年間を通してメンフィスハッスルの主力としてプレーし、NBAでもプレーした昨シーズンの経験は自信へと変わった。NBA定着を目指す渡邊の2シーズン目は、上々のスタートとなった。 #GLeagueAlum Yuta Watanabe (@wacchi1013) led the @memgrizz to a BIG WIN in their 2019 #NBASummer debut 🐻20 PTS | 9 REB @NBAJPN @GW_MBB ↗️ @MemphisHustle ➡️ @memgrizz pic.twitter.com/i3X888T27i— NBA G League (@nbagleague) 2019年7月2日2019/07/02NBA&海外
- ネッツでプレーする夢を叶えたアービング「ブルックリンにいられてしあわせ」「ホームでプレーしたいとずっと思っていた」 今年のフリーエージェント市場の目玉の一人と言われたカイリー・アービングは、早々にネッツとの契約に合意した。交渉解禁日から一夜明け、契約を結んでいる『Roc Nation Sports』が正式にアービングとネッツが4年のマックス契約に合意したことを発表。そして、『Roc Nation』を設立したJay-Zの『Public Service Announcement』という楽曲をBGMにした動画が投稿され、アービングがネッツ移籍を決意した理由、新天地での決意を表明した。 .@KyrieIrving is home. pic.twitter.com/usvbxqkyZA— Roc Nation Sports (@RocNationSports) 2019年7月1日 「あれは4年生の時だった。ネッツがファイナルで戦う姿を見て、これが自分が叶えたい夢なんだと思った。その気持ちをハッキリと示して、夢を叶えるために努力しないといけなかった。情熱と熱中する気持ちを持って、ものすごい時間と労力を費やして技術を磨かないといけなかった。誰にも取り上げられないようにするために」 1年前の時点では、セルティックスとの再契約の可能性もあった。それでもアービングは、幼少期を過ごした場所に帰ることを決めていた。 「心の中では、ホームでプレーしたいとずっと思っていた。地元は、自分のハートがある場所。家族に対する愛情もあるし、自分が育った場所でもあるから。僕は、自分の夢を変えるつもりはない。それが自分がここに戻った理由。ホームなんだ。ホームには家族もいて、自分はここで自分の足跡を残し続けたい。ブルックリンにいられてしあわせだよ」 ネッツでは、ケビン・デュラント、ディアンドレ・ジョーダンとの『ビッグ3』を結成する。デュラントの復帰は2020-21シーズンになるだろうが、2019-20シーズンもネッツは東カンファレンスの上位を狙えるだろう。 幼い頃からの夢を叶えたアービングは、過去最高のモチベーションと共に歩んでいく。2019/07/02NBA&海外
- 再始動の新潟、チャレンジできることを喜ぶ今村佳太「チームを救える選手になる」『B.LEAGUE Hope』と日本バスケットボール選手会の活動として、岩手県の陸前高田市で復興支援活動を行った選手たちの中に、新潟アルビレックスBBの今村佳太の姿があった。「選手会の活動に参加するのは今回が初めてです。僕も子供たちに笑顔を与えられる選手になりたいと考えるようになって、参加させてもらいました」と率先して活動する彼に、不祥事のシーズンから再起を図る気持ちを語ってもらった。 「チームを一から作り直す中で、僕が頑張りたい」 ──東日本大震災の時には、今村選手自身はどんな経験をしましたか? 僕は大丈夫だったんですけど、被災した友人もいましたし、被災して僕の高校に編入してきた人もいたので、誰しもそうだったとは思いますが他人事ではありませんでした。被災直後の宮城に行って、ひどい状況も見ています。それでも今回、こうやって陸前高田市に来て、被災地について知らないことがたくさんあったんだと感じました。それと同時に復興が自分たちが思っている以上に進んでいることも分かりました。 ──被災地の子供たちを対象にしたクリニックに参加した感想はいかがでしたか? すごく元気が良くて、子供たちから接してくれました。大変なことがあったと思うんですけど、子供たちがたくましくて元気でいてくれることが復興の力になると思います。僕らも彼らの笑顔に元気をもらったと思います。 ──今シーズンは不祥事でほとんどプレーできませんでした。ただ、終盤にコートに戻って来ると、長く試合から遠ざかっていたのに素晴らしいパフォーマンスを見せました。しっかりチームに溶け込んで、身体も動いていたのは、練習がちゃんとできていたからですか? そうですね。練習自体はやらせてもらっていました。5対5になると見る方が多かったんですが、それも僕としては見ている期間にウチのバスケットボールへの理解を深められたと思っています。練習させていただいていたのでコンディショニングの部分もそうですし、何よりもチームメートのみんなが練習中でも溶け込めるようにしてくれたのがすべてだったと思います。 もちろん、期待してくださっている方は多いので、そういうプレッシャーはあると思いますが、僕にとってはバスケットボールができる幸せがすごく大きいので、今はチャレンジできること自体がすごくうれしいです。 ──今オフにはダバンテ・ガードナー選手が移籍するという大きな戦力ダウンに見舞われました。この影響は計り知れないと思いますが、今村選手はどう受け止めていますか? シーズンが終わってダバンテが自由交渉選手リストに載った時点である程度の覚悟はしていたんですけど、僕が入団する前からダバンテは新潟の中心選手で、ダバンテを核としてやってきたチームのスタイルはガラッと変わります。ダバンテがいない中でどう勝っていくのか、チームを一から作り直す中で、今シーズンはプレーできなかった僕が頑張りたいという気持ちはあります。中地区で優勝してチャンピオンシップに進出したので、ブースターの方々が期待するのはさらに上の成績だと思います。そこに自分としてもチームとしても挑戦していきたいです。 もちろん五十嵐(圭)さんと柏木(真介)さんが中心になっていくと思うんですけど、この新潟というチームを引っ張っていきたい気持ちは僕にもあります。迷惑をかけた分を、ではありませんが、その責任はあると思っているので、あの2人が中心になっても、分かりやすく言えば最後のシュートを決めきるのは自分だとか、そういう部分でチームを引っ張っていきたいですね。 ──それでは、新シーズンはガードナー選手の穴を埋めるほど得点面で数字を残したい? やっぱりダバンテがいて、五十嵐さんと柏木さんがいたので、僕は4人目のオプションになっていました。そこを覆したいという思いはあるので、結果で示すしかないと思っています。ただ、得点などのスタッツはもちろん残したいんですけど、チームが苦しい時にどれだけ活躍できるかが大事だと思っています。スタッツよりも、チームを救えるかどうか。そういう選手になっていくことが今の目標です。2019/07/02Bリーグ&国内
- ボストンでの挑戦を選択したウォーカー「きっと楽しい試合をお見せできるよ」「僕たちは最高の組み合わせだと思う」 8年在籍したホーネッツとの再契約が濃厚と言われていたケンバ・ウォーカーは、新天地にボストンを選択した。セルティックスとの4年1億4100万ドル(約153億円)の契約に合意したと伝えられているウォーカーが、『The Players Tribune』に、ホーネッツ、そしてセルティックスに向けた思いを綴った文章を寄稿した。 2011年のドラフト全体9位で前身のボブキャッツから指名されたウォーカーは、オーナーのマイケル・ジョーダンとのやり取りを回想し「MJが自分の人生を変えた」と感謝の気持ちを綴った。 球団、ホーネッツのスタッフ、自分を受け入れてくれたコミュニティへの感謝の気持ちを表したウォーカーは、チームを高いレベルに導けなかったことを後悔しているという。 「次のレベルにたどり着けなかったことを後悔している。自分たちが成し遂げてきたことより、もう少しだけやり遂げられなかったことを悔やんでいる。でも、たとえいくつかの目標を達成できなかったとしても、ここで築き上げたものに対する誇らしい気持ちは変わらない」 そして、これから共に戦うセルティックスファンに向けて、次のメッセージを送った。 Welcome to Boston Kemba Walker pic.twitter.com/Cb3tQLWpdc— Celtics on NBC Sports Boston (@NBCSCeltics) 2019年6月30日 「ボストン、世界中のセルティックスファンに伝えたいことがある。僕は、言葉数が少ないタイプ。だから手短に伝えさせてもらうよ。みんなには、簡単だけれど僕のことを知ってもらいたい」 「僕は、僕なりのやり方でチームを引っ張るリーダーだ。コートの外で誰かに声を荒げるタイプではないし、過剰にネガティブになるわけでもない。それは僕のスタイルではないから。でも、僕はチームメートをレベルアップさせることに誇りを持っている。行動で引っ張るタイプ。そのやり方を続けていきたい」 「それに僕は、常に向上心を持っている。昨シーズンは初めてオールNBAチームに選出されたけれど、それで満足しようとは思わない。さらなるモチベーションを得ようと思っている。毎シーズンの目標はシンプルで、成長して、さらに前進すること」 「自分はプロとしての責任を真剣に考えている。ただ、どうしてこの位置にいられているのかを忘れないようにもしている。僕はバスケットボールが大好きだから。必死になって点を取りにいくし、全力で守備もする。でも、楽しみながらね。みんなには、きっと楽しい試合をお見せできるよ」 「そして最後になるけれど、僕は勝者だ。これまでもそうだった。これが自分で、少なくとも、コートに立つたびに僕は勝者になることを目標にしている。このチームでの自分の未来、セルティックスでプレーすることを考えると、僕たちは最高の組み合わせだと思う。ただただ勝ちたい。そういう選手であることを証明したくてたまらない。ボストンの勝利の伝統を感じて、自分を高めたい。このチームを再びトップに立たせたい」 そしてウォーカーは、最後をこう締めくくった。 「シャーロット、みんなは僕にとって生涯大切な存在だ。本当に家族だと思っている。愛しているよ」 「そしてボストンのみんな、9月に会いましょう。もう準備は整っている。万全だよ。やってやろう」2019/07/02NBA&海外
- 比江島慎がペリカンズのサマーリーグロスター入り、ドラフト1位ザイオンと共演へ「自分自身も楽しんで思いきってプレーしてきたい」 アメリカに渡ってマーベリックスとペリカンズのキャンプに参加していたが比江島慎が、ペリカンズのロスター入りを果たした。 栃木ブレックスを通じて比江島はサマーリーグ出場に向けたコメントを発表している。「ニューオーリンズ・ペリカンズの一員として、NBAサマーリーグのロスター入りが出来たことを光栄に感じています。先日行われたNBAドラフトで1巡目1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソンがチームメイトということで、全米、世界中からも注目される状況ですが、ペリカンズの一員として、自分自身も楽しんで思いきってプレーしてきたいと思います」 ペリカンズは先日のNBAドラフト全体1位で、『レブロン2世』と期待を集めるザイオン・ウィリアムソンを指名。そのザイオンもロスターに名を連ねており、サマーリーグでは最も注目を集めるチームとなる。 比江島はシーホース三河に所属していた時代にもサマーリーグ出場を目指してアメリカに渡ったことがある。その時は現地で出場できないことになり、本人も落胆したのだが、それでもラスベガス滞在中にサマーリーグの選手たちと一緒にワークアウトすることができ、それが自分にとって大きなレベルアップになったと語っている。今回はトレーニングするだけでなく試合にも出るわけで、比江島にとってこれ以上ない経験となるに違いない。 ロスター13名のうち比江島だけが20代後半と最年長。素材としてはザイオンを始めチームメートが上かもしれないが、経験値では比江島が大きく上回るはず。背番号14の比江島がサマーリーグでどんなプレーを見せるか。同じくサマーリーグに出場するであろう八村塁、渡邊雄太、馬場雄大とともに楽しみだ。 #Pelicans' @NBASummerLeague roster! pic.twitter.com/fKlNdIW1Ud— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) 2019年7月1日2019/07/02NBA&海外
- シクサーズがチームに調和を与えるビッグマン、アル・ホーフォードを獲得内外でプレーできるオールラウンドなビッグマン シクサーズがベテランビッグマンのアル・ホーフォードを獲得した。『ESPN』によれば、4年1億900万ドル(約120億円)の契約だという。 208cmのホーフォードはパワーフォワードとセンターの両ポジションをこなることができ、柔らかいシュートタッチと広いシュートレンジを持ち、セルティックスでは『ストレッチ4』として活躍した。また、ディフェンス面での貢献度も高く、リーグでも有数の2ウェイプレーヤーとして、平均13.6得点6.7リバウンド4.2アシスト1.3ブロックを記録し、東カンファレンス4位でのプレーオフ進出に貢献した。 シクサーズはジョエル・エンビードやベン・シモンズなど、成長著しい若手が多い。昨シーズン途中には、ティンバーウルブズからジミー・バトラーを獲得して、優勝を狙える戦力を整えたが、ラプターズとのカンファレンスファイナル第7戦でカワイ・レナードの劇的なブザービーターによって、優勝への道は断たれた。 有望選手を抱えるシクサーズだが、勝利を渇望するあまりチームメートと衝突することもあった。また、一概に悪いとは言えないが、個の力に頼ったプレーも多く見受けられた。こうした背景もあり、アンセルフィッシュなホーフォードの加入はチームに調和を与える意味でも大きな補強となる。 また、ピュアシューターのJJ・レディックがペリカンズに移籍したが、トバイアス・ハリスと5年1億8000万ドル(約200億円)の大型契約を締結した。 大幅な戦力ダウンを免れ、トップクラスのビッグマンを獲得したシクサーズ。ホーフォードがラストピースとなれれば、悲願達成もありえる。2019/07/01NBA&海外
- サンロッカーズ渋谷が田渡修人と渡辺竜之佑を獲得、得点力とサイズアップに成功サンロッカーズ渋谷が田渡修人と渡辺竜之佑の獲得を発表した。 田渡は185cmのシューティングガード。Bリーグ初年度を三遠ネオフェニックスで迎え、過去3シーズン、チームの主力として活躍してきた。安定した3ポイントシュートに加え、自らクリエイトする能力も持ち、昨シーズンは21.5分間のプレータイムで、平均7.4得点2.2アシスト3ポイントシュート成功率37.6%を記録した。 クラブの公式ホームページに、「皆さんに1つでも多く勝利を届けられるように、向上心を持って日々努力していきたいと思います。プロバスケット選手として、そして1人の人間として成長出来るように、また、子供達の夢・目標になれるように、自覚と責任を持って行動していきたいと思います」と、コメントしている。 渡辺は189cmの大型ガード。特別指定選手として入団した琉球ゴールデンキングスで2シーズンプレーし、昨シーズンは新潟アルビレックスBBでプレーした。シュート力に難があるも、長身を生かしたリバウンドを持ち味とする異色のガードとして、アクセントを与えられる。 「若手らしくしっかりとコートでハードワークして、チームの勝利に貢献出来るよう精一杯頑張っていきます」と、コメントしている。 正統派シューターの田渡と異色ガードの渡辺を獲得したことによって、バックコート陣の得点力とサイズアップに成功。さらにSR渋谷の強みでもある守備力も増すに違いない。2019/07/01Bリーグ&国内
- 大河正明チェアマンが語るBリーグの未来「2020年以降が大事と位置付けてきた」Bリーグの拡大、ナショナルアリーナの建設を宣言 Bリーグの大河正明チェアマンが会見を行い、チェアマンとして3期目に入る所信証明と、リーグの中長期戦略を発表した。 大河が2015年5月にJBA専務理事事務総長となった時には、20数名いた理事が全員辞任して6名での再スタートとなったが、2016年9月のBリーグ立ち上げを機にバスケ界は上向きに転じた。スタートから3シーズンを終えてリーグは活況を呈し、日本代表のワールドカップと東京オリンピックへの出場決定、渡邊雄太と八村塁という2人のNBAプレーヤーを輩出するに至っている。 今後もバスケ界全体としての成長を続けていくために、JBAも含むバスケットボールファミリーとして掲げる理念である「バスケットボールで日本を元気にします」や、Bリーグが発足から掲げるBREAK THE BORDERは不変でやっていく、と大河は説明する。その上で新たなビジョンとして『国民的スポーツとしての認知度向上』、『NBAに次ぐリーグとしての地位確保』、『憧れの職業NO.1、就職したい企業NO.1』を打ち出した。 「Bリーグをスタートさせた時から『2020年以降』が大事と位置付けてきた」と語る大河は、その『2020年以降』を2ndフェイズと位置付ける。ソフトとハードの一体経営、チケットのリセールを含めたデジタルマーケティングの強化、アジア戦略の本格稼働がそれにあたる。さらに、それと並行して2024年からを目途に3rdフェイズも設定し、改革を進めていくと語った。 リーグ拡大に向け、2024年3月に新参入基準で審査実施 興味深いのは3rdフェイズの内容である。まず掲げられたのは『エクスパンション型リーグへの移行』。B1とB2それぞれ24チームを最大としてリーグを拡大する。それと同時に単年の競技成績による昇降格は廃止され、「なくすわけでなく緩やかに」と大河が説明する仕組みに変わる。 昇格してもすぐ降格するリスクが高いのであれば中長期的なクラブ経営ができないし、投資も呼び込めない。投資を受けたチームはできるだけB1に残したい。その思いから「頑張って昇格したけど、すぐに降格した」というケースをなくす仕組みをこれから導入していく。 それと同時に、ライセンス基準の引き上げも発表された。B1では「売上高12億円、平均入場者数4000人」、B2では「4億円、2400人」を要件とする。また、毎日リーグの試合を行うための会場確保も求められる。新しい参入基準での審査は2024年3月に実施。2024-25シーズンと2025-26シーズンから昇降格を緩やかなものとし、2026年に新しいB1とB2に生まれ変わる、というのが現状での未来予想図となっている。 一方で「3年連続で16位以下とか、競技力として『こことやっても面白くない』のは良くないと考えている。闇雲にエクスパンションはしない。日本人選手の質、配分金の増やし方は慎重に見て判断していく」と大河チェアマンは説明する。 そして、ナショナルアリーナの構想も発表した。「公共事業の一環として建ててもらうことは考えない。自分たちで資金調達し、毎年黒字化していく。BリーグとJBAがリスクを取ってアリーナ事業に参画する」と大河チェアマンは語る。 BリーグとJBAだけで用地を取得し、100億から200億円のアリーナ建設費用を負担するのは難しいため、関わる方々にお金を出してもらってコンソーシアムを作る。現在、有明で整備されているアリーナはあるが、あちらは音楽のコンサートがメインとなる。こちらはBリーグや日本代表、ウインターカップの試合でできる限りスケジュールを埋め、スポーツをメインとしながらコンサートなども行うことのできるアリーナと考えられている。現状では資金調達、事業運営、用地選定について検討を始めたところ。それでも大河チェアマンは「どんなに遅くても2030年、そこから前倒して2026年ぐらいに作りたい」と息巻いた。 2016年のBリーグ立ち上げからここまでは、スタートの勢いがあり、日本代表の活躍が推進剤にもなった。NBAドラフトで注目された八村塁が参戦する今年9月のワールドカップ、そして来夏のオリンピックが盛り上がるのは間違いない。ただ、その先もバスケ界全体として成長が続く保証はない。大河チェアマンが掲げたこれらの施策が、バスケ界の将来を大きく左右しそうだ。2019/07/01Bリーグ&国内
- ディアンドレ・ジョーダンのため、『男気』を見せたデュラントとアービングジョーダンの年俸を捻出するため減額を受け入れる フリーエージェント選手との交渉が解禁された6月30日、ケビン・デュラントとカイリー・アービングとの合意を取り付け話題を独占したネッツ。2人に続いて、ベテランセンターのディアンドレ・ジョーダンとも4年4000万ドル(約43億円)の契約に合意したと伝えられているが、『ESPN』によれば、ジョーダンの年俸を捻出するため、デュラントとアービングは減額を受け入れたという。 NBA屈指の得点能力の持ち主であるデュラント、同じくリーグトップクラスのスコアリングガードであるアービングに必要なチームメートは、ジョーダンのようなトップクラスのビッグマンだ。右足のアキレス腱を断裂したデュラントは来シーズンを全休する見込みだが、ネッツは2020-21シーズンの優勝候補に躍り出た。 ブルックリンに本拠地を移転してからのネッツを語る上で、2013年6月にセルティックスと成立させた大型トレードに触れないわけにはいかない。2014、2016、2018年のドラフト1位指名権、2017年1巡目指名権を譲渡する権利と引き換えに、ネッツはセルティックスからポール・ピアース、ケビン・ガーネット、ジェイソン・テリーを獲得。彼らに加えてデロン・ウィリアムズ、ジョー・ジョンソン、ブルック・ロペス、アンドレイ・キリレンコという豪華ラインナップを揃えるも、予想以上の結果を残せず、『球団史上最悪のトレード』と批判された。 ここ数年は若手の育成に力を入れ、地道に再建に向けて前進し続けた結果、昨シーズンはディアンジェロ・ラッセルを中心に4年ぶりのプレーオフ進出を果たした。だがネッツは、数年かけてサラリーキャップに空きを生み出したこの好機を逃さず、大きく舵を切った。 今後のチームの中心を担うデュラントとアービングが欲したジョーダンを獲得できた以上、あとは上昇気流に乗るだけ。あのトレードから6年という時間を要したが、ネッツはNBA初優勝に向けた態勢を整えつつある。2019/07/01NBA&海外
- 不遇のシーズンを乗り越え海外挑戦の夢を貫く津山尚大「自分が先駆者になりたい」ライジングゼファーフクオカは、目標としていたB1残留を果たすことができずにシーズンを終えた。23歳の津山尚大にとっても、ポイントガード起用を確約されての加入で飛躍を期したはずが、安定したプレータイムを確保できず、主力になりきれない消化不良の形に。苦悩のシーズンを終えた彼は、次のステップとして『海外挑戦』を掲げている。那覇で行われたイベントの『OKINAWAN HOOP SUMMIT』に参加するために沖縄を訪れた彼に、今の心境を聞いた。 「自分にしかできない経験を得て、下の世代に伝えたい」 ──いろいろと難しいシーズンだったと思いますが、どう振り返りますか? チームとは何かということを本当に考えさせられるシーズンでした。ですが、今になって考えればプラスのことが多いです。山下(泰弘)さんと1年間ポイントガードをやらせてもらって、本当にたくさんのことを学びました。僕はキングスでは最初シューターとして、2番で点を取りに行くことから始まって、ポイントでボールを運んでいました。それが福岡では、ポイントガードとして、最初からボールを運ぶことを厳しく教えてもらったので。単純なことですが、ボールをもらう前に前を見るとか、どこでどんなコールをするのか、フロントコートまで早く運ぶ俊敏性とか、そこは福岡での1年で学んだことです。 もともと海外に行きたいという目標があって、そのためにポイントガードとしてプレーすることが大切だからと福岡に来ました。僕が海外に行けば絶対にポイントガードとして使われるわけで、去年のタイミングで行ったら何もできなかったと思います。福岡ではどうプレーするべきかを学び、自信も持てるようになりました。 バスケット以外の問題もいろいろあったシーズンでしたが、ここでまたキングスとは違うものが見つかりましたし、良い経験ができたと思っています。 ──慣れ親しんだBリーグでプレータイムをもらって活躍することも可能だと思います。それでも海外に行きたい一番の理由は何ですか? 海外でプレーする選手は増えていますが、まだまだ野球やサッカーに比べると少ないです。その中で自分が日本のバスケットにどう貢献できるのかと考えると、海外に挑戦できるのであれば挑戦して、自分にしかできない経験をどんどん得て、下の世代に伝えていきたいと思います。 僕はただただ上手くなりたいです。そこに集中してこれから過ごしていくことで、いずれ自分が先駆者としていろんな国を渡り歩いて、日本のプロバスケ選手の選択肢を広めたと言ってもらえると思います。今はただ単純に上手くなりたいという気持ちだけですね。 ──ユーロリーグでプレーしたいという夢を持っていたと思いますが、今はどうですか? 一番はスペインでプレーしたいと思っています。でも、今すぐのヨーロッパ挑戦というより3年プランで考えていて、これから3年かけてヨーロッパでプレーできるようになっていく。今はいろんな国を当たって、その中で行けるところがあれば挑戦して実力を伸ばしたいです。とりあえずは海外に行く、そこから始めてみようと思って準備をしているところです。 「年齢的には崖っぷちじゃないですかね」 ──海外挑戦には語学や生活環境など様々な困難が予想されます。 バスケットの部分でのコミュニケーションはある程度は取れると思っています。バスケット以前に文化の違いでストレスを抱えてしまうこともあるだろうし、生活の部分が一番不安ではありますね。もちろん語学の面は不安です。僕もあまり自分から行けるタイプではないのですが、どんどんコミュニケーションを取っていきたいです。 ──大学進学を選ばず、高校からそのままプロに行ったので、プロ選手として5シーズンの経験があるのにまだ23歳です。海外挑戦をする上で、今の年齢がベストだと考えていますか? 年齢的には遅すぎるんじゃないかと思いますけど、20歳で海外に行けたかと言えば、その実力はありませんでした。21歳、22歳で海外挑戦をするのも難しかったので、自分の中では今がベストだと考えています。年齢的には崖っぷちじゃないですかね。それでも5シーズンを過ごして、日本で自分が通用する部分としない部分は分かってきて、それを強みにできそうな感覚はあります。もしかすると日本であと1年プレーするのがベストなのかもしれません。でも、海外挑戦を掲げることが自分の中でモチベーションになるので、やっぱり行きたいです。 ──どのチームに所属しているかに関係なく津山選手を応援しているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。 これからも津山尚大という選手の理想的な形を明確にして、応援してくださっている皆さんを勇気づけられる選手になりたいと思っています。特に沖縄の子供たちには、沖縄出身の選手が島国を出て、海外でこんな活動をしているんだよと見せたいので、自分らしく強気で頑張っていきたいです。2019/07/01Bリーグ&国内
- ライバルにデュラントとアービングを奪われたニックス、異例の声明を発表ファンのみなさんが失望される可能性を理解しています フリーエージェント選手との交渉が解禁された6月30日、今夏の移籍市場の中心とも言われたケビン・デュラントとカイリー・アービングが、ネッツと合意したと報じられた。 デュラントは、自身が所有する会社が運営しているスポーツビジネスネットワーク『TheBoardroom』のInstagramアカウントで、リーグが定めるモラトリアム(猶予)期間が終了する7月6日にネッツと契約する意思を表明。 この投稿をInstagramで見る The Boardroomさん(@theboardroom)がシェアした投稿 - 2019年 6月月30日午後3時02分PDT アービングもデュラントと同様に4年契約を結ぶと報じられた。 2人の決断に誰よりも驚き、失望させられたのはニックスだろう。以前からデュラントとアービングの移籍先有力候補として名前が浮上していただけに、同じニューヨークを本拠地にするネッツに奪われたショックは大きい。ニックスファンの動揺も大きいと考えたのか、急遽ニックスの球団社長を務めるスティーブ・ミルズが、以下の声明を発表した。 「我々は、今夜のニュースにより、一定数のニックスファンのみなさんが失望される可能性を理解しています。ですが我々は、ドラフト、ターゲットにしているフリーエージェント選手の獲得により、今後も継続して状況を好転させ、ニックスを将来的に優勝を競い合えるチームに再建できると確信しています」 ニックスはジュリアス・ランドルとの合意を取り付けたと報じられているが、メインターゲットの獲得失敗に、ファンは興醒めしているに違いない。 今年のドラフト全体3位でRJ・バレットを指名できたとはいえ、名門ニックスが再び脚光を浴びる日が来るのは、しばらく先になりそうだ。2019/07/01NBA&海外
- カイリー・アービングとケビン・デュラント、ネッツが一夜にして優勝候補へと変貌デアンドレ・ジョーダンも含め一挙3人のスター選手を獲得 ネッツが突如として優勝候補に躍り出た。フリーエージェント選手との契約が解禁となった現地6月30日の夜、ネッツがケビン・デュラントとカイリー・アービングと契約を結ぶと複数のメディアが伝えている。デュラントには4年1億6400万ドル(約180億円)、カイリーには4年1億4000万ドル(約150億円)の契約で合意に至ったとのこと。 セルティックスを離れるのが既定路線だったアービングはともかく、デュラントの獲得が決まったのは驚きだ。ウォリアーズが高額のラグジュアリータックスを支払ってでもマックス契約を提示して引き止めると見られていた。デュラントとしても自分に興味があるチームの話をすべて聞いて、オファーを比較検討した上で決断すると予想されていたため、このタイミングで決まったのも驚きだった。 デュラントは右足のアキレス腱断裂により、来シーズンは全休の見込み。それでもNBA屈指の得点能力の持ち主であることに変わりはなく、今夏のフリーエージェント選手の目玉だった。カイリーも同等の存在で、その2人を同時に獲得したことはネッツにとって極めて大きな成果だ。 ネッツは2002年と2003年にジェイソン・キッドを軸とするチームでNBAファイナルに進出しているが、レイカーズとスパーズに敗れた。キッド退団後は長い低迷期に入り、ブルックリンに本拠地を移した後も成績は上がらなかった。それでも2018-19シーズンにはディアンジェロ・ラッセルを中心に伸び盛りの若手を抜擢し、攻守に緻密な戦術を遂行することで久々の勝率5割超え、そしてプレーオフ進出を果たしている。いわばスター選手不在で勝てる路線を、長い試行錯誤の末にようやく見いだしていたのだが、アービングとデュラントの獲得はそこからの方針転換を意味する。 ネッツはさらにデアンドレ・ジョーダンとも契約を結ぶとの報道も出ている。オールスタークラスを一挙に3人獲得するネッツは、これまでとは全く違うチームに生まれ変わる。デュラントの復帰をまずは待つ必要があるものの、一夜にして優勝候補に躍り出る『アメリカン・ドリーム』が実現した。2019/07/01NBA&海外
- 新天地、川崎での競争を心待ちにする熊谷尚也 「スタートは競争で勝ち取るもの」熊谷尚也は栃木ブレックスで4シーズンを過ごし、Bリーグ初年度には貴重なベンチプレーヤーとして優勝に貢献した。さらなる成長を求めて移籍した大阪エヴェッサではプレータイムや平均得点が伸び、主力の地位を確固たるものとした。その熊谷は今オフ、川崎ブレイブサンダースへの移籍を決意。移籍会見を終えた熊谷に、移籍に至るまでの心境を語ってもらった。 大阪を勝たせられず「結果の面ではやり残した気持ち」 ──まずは、大阪での話を聞かせてください。日本人選手の中でチームハイとなるプレータイムや得点を記録し、名実ともにエースでした。そこから離れる決心はすぐにつきましたか? 大阪では2シーズン、主力としてプレーさせていただいてたんですけど、主力だったから出たくないという気持ちはなかったです。それよりもまずは優勝したいという気持ちがあって、その時に川崎からお話をいただきました。もちろん大阪に残ることも考えましたが、川崎で優勝したいという気持ちが勝りました。 ──大阪でのご自身の結果についてはどうでしょう? やりきった感があったのか、もう少しできたはずという悔いが残ったのか? 大阪に行く時もすごく期待をしていただいていましたが、2シーズンを通して、全然勝ち星を挙げられませんでした。期待に応えられず、結果の面ではやり残したという気持ちはあります。 2シーズン勝てていなかったのが現状なので、やはり勝ちたい気持ちが一番にあります。その中でいろいろ考えた時に、川崎でプレーをするという決断に至りました。 195cmの体躯を武器に「よりサイズアップできる」 ──では、川崎での話を聞かせてください。大阪ではプレータイムが確約されている状況でしたが、川崎ではプレータイムの保証であったり先発起用などの話はありましたか? そういう話は一切なかったです。スタートはチームメートと競争し合って勝ち取るものだと思っています。 ──長谷川技選手が不動の先発だったポジションにどんな変化をもたらせるでしょうか? 攻撃面もそうですけどディフェンス面のところでも、よりサイズアップできると思います。チームの強みとして使っていただけるように頑張りたいです。特にオフェンス面ではインサイドでもアドバンテージを取れると思うので、中に切り込んでいってのフィニッシュとか、積極的に攻めていきたいです。 対戦する選手のほとんどが僕よりサイズの低い選手になると思うので、ディフェンス面では横の動きというかスピードに関しては少し不安があります。でも、間合いやタイミングを使って、うまく守れるようにしたいと思っています。 ──穂坂健祐アシスタントコーチの就任も決まりましたが、大阪で一緒にやった経験はアドバンテージになるかもしれないですね。 めちゃめちゃ心強いです(笑)。新ヘッドコーチの佐藤(賢次)さんもおっしゃっていたんですけど、すごく情熱のある方で、歳も近いのですごくコミュニケーションも取りやすいです。1シーズンですけど穂坂ヘッドコーチの下で1年間プレーをしたので、やりやすいですし、うれしいです。 ──あらためて、川崎での抱負をお願いします。 設備も整っていて、バスケットに集中できる環境があり、ここでプレーできるのはすごく幸せなことだと感じています。川崎にはたくさんの日本代表選手がいるので、その中でしっかりと揉まれて自分をステップアップさせていき、優勝をつかみ取りたいです。2019/06/30Bリーグ&国内
- 完全復活への一歩を踏み出したデリック・ローズ、新たな挑戦の舞台はピストンズ?グリフィンとローズ、復活すれば豪華デュオに 去就が注目されたデリック・ローズの新天地は、意外なチームになりそうだ。フリーエージェントになるローズは、交渉解禁となる6月30日にピストンズとの交渉に臨み、2年契約に合意する可能性が高いと複数のメディアに報じられている。 2008年のNBAドラフト全体1位でブルズに加入したローズは、地元のブルズで1年目からエースとして活躍。2011年にNBA史上最年少でシーズンMVPを受賞し、一時代を築いた。その得点能力はもちろん、プレーの華やかさやリーダーシップも抜群で、NBAでも指折りのスター選手だった。ところが2012年のプレーオフで左ひざ前十字靭帯を断裂してから、そのキャリアは一変した。重傷から復帰した後も2シーズンに続けて右ひざ半月板を損傷。かつてのような爆発力のあるプレーは見られなくなった。 ブルズを離れてニックス、キャバリアーズと移籍を繰り返す間、強烈なドライブ、攻め気、創造性に満ちたプレーといった彼独特の個性は影を潜め、彼は『過去の選手』となりつつあった。 その流れを断ち切ったのが、ティンバーウルブズでの復活のシーズンだ。51試合に出場して平均18.0得点、2.7リバウンド、4.3アシスト、フィールドゴール成功率48.2%、3ポイントシュート成功率37%を記録した。 昨年の10月末に行われたジャズ戦でのパフォーマンスは、NBA史に残るカムバックとして多くのファンの記憶に残るもの。キャリアハイの50得点を叩き出し、大観衆の前で人目を憚らずに涙した試合は世界中のファンの感動を誘い、昨シーズンのNBA最優秀モーメント賞にも選出された。この時、ローズは次のようなコメントを残している。「今日は自分のプレーをしただけ。この若いチームで模範を示し、リードしたい。キャリアを通じて、いつだってチームメートにアドバイスを送って来た。それが自分の役割だから」 結果を積み重ねるごとに自信を取り戻し、完全復活を予感させたローズだが、今年の3月に右肘の手術を受けることになりシーズン終了。チームも結局、36勝46敗でプレーオフ進出を逃した。 ローズは再起のきっかけをつかんだウルブズへの残留を考えていると言われていただけに意外だが、ピストンズとの契約に合意すればブレイク・グリフィンとの豪華デュオが誕生する。グリフィンも故障が多くて全盛期ほどの力を発揮できていないが、ローズと同じ30歳で、コンディションさえ整えばまだまだやれるはずだ。 正式発表までに二転三転する可能性もあるが、ローズがどうしてピストンズを選んだのか、入団会見で語る内容にも注目したい。 10月8日と10日、さいたまスーパーアリーナで行われる『NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten』、トロント・ラプターズvsヒューストン・ロケッツのチケットが一般発売となりました。2003年以来のNBAジャパンゲームズ、必見です!#NBA #RakutenNBA #WeTheNorth #Rocketshttps://t.co/UIcOS87pBT pic.twitter.com/syQGwphoVz— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日2019/06/30NBA&海外
- ホーネッツ残留を見られていたケンバ・ウォーカーが翻意、セルティックスと契約へホーネッツはスーパーマックス契約を渋る? フランチャイズプレーヤーとしてホーネッツを引っ張ってきたケンバ・ウォーカーが、ライバルチームへの移籍を決断したようだ。『ESPN』によれば、ウォーカーはフリーエージェント選手との交渉が解禁される6月30日にボストンに向かい、セルティックスと4年1億4100万ドル(約152億円)のマックス契約に合意する見込みだという。 2018-19シーズンのオールNBAサードチームに選出されたウォーカーは、ホーネッツと最大で5年2億2130万ドル(約239億円)のスーパーマックス契約を結べる資格を手にした。これまではウォーカー自身がホーネッツとの再契約を優先すると話していたのだが、風向きが変わった様子。その背景には、ホーネットがスーパーマックス契約の提示を躊躇したとの噂もある。 セルティックスでは、フリーエージェントになるカイリー・アービングの退団が濃厚となっており、ウォーカーをポイントガードに据える構想だろう。ウォーカーにとってもホーネッツより勝てる環境が揃っている名門セルティックスへの移籍はメリットが大きい。 ウォーカーの獲得には、ニックス、レイカーズも関心を寄せていたと見られているが、どうやらセルティックスへの移籍が決まりそうだ。 10月8日と10日、さいたまスーパーアリーナで行われる『NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten』、トロント・ラプターズvsヒューストン・ロケッツのチケットが一般発売となりました。2003年以来のNBAジャパンゲームズ、必見です!#NBA #RakutenNBA #WeTheNorth #Rocketshttps://t.co/UIcOS87pBT pic.twitter.com/syQGwphoVz— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日2019/06/30NBA&海外
- ケビン・デュラントとの再契約に全力を尽くすウォリアーズ、説得役にカリーを派遣アキレス腱断裂のケガでも選手としての価値は変わらず フリーエージェント選手との交渉が解禁される6月30日に、ウォリアーズは生え抜きのクレイ・トンプソンに5年1億9100万ドル(約206億円)のマックス契約を提示するようだ。以前から残留の希望を何度となく語っているトンプソンは、再契約にすんなり合意すると見られている。 ウォリアーズは同じくケビン・デュラントにも5年2億2100万ドル(約238億円)のマックス契約をオファーすると『New York Times』が伝えた。 交渉解禁前には日本滞在を終えたステフィン・カリーが、ニューヨークに滞在しているデュラントを訪れて、その気持ちをつかもうとしている。 デュラントは右足のアキレス腱断裂により、おそらく来シーズンは全休する可能性が高い。それでもNBAのトッププレーヤーであることに変わりはなく、ニックス、クリッパーズがチーム再建の中心選手として関心を寄せている。 どのチームも可能な限りの好条件を提示してデュラントの気を引こうとするだろうが、トンプソンはデュラントが手術を受けた後で会話し、シーズン終了後にはドレイモンド・グリーンもニューヨークを訪問するなど、2016年から一緒にやってきた仲間の存在は大きい。 両選手へのマックス契約の提示は、球団が高額なラグジュアリータックスを支払ってでも再契約を希望しているという明確な意思表示だ。さらにリーダーのカリーが訪問するとあれば、デュラントの心が動かないわけがない。 左膝前十字靭帯を断裂したトンプソンも来シーズンの大半を欠場する見込みで、2019-20シーズンのウォリアーズはプレーオフ進出がやっとかもしれない。だが2人と再契約に漕ぎ着けることができれば、2020-21シーズンの逆襲に期待が持てる。 ラプターズに敗れてスリーピート(3連覇)を逃したものの、ボブ・マイヤーズGMが示唆した通り、ウォリアーズは功労者に最大限の誠意を示して現チームを存続させようとしている。 10月8日と10日、さいたまスーパーアリーナで行われる『NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten』、トロント・ラプターズvsヒューストン・ロケッツのチケットが一般発売となりました。2003年以来のNBAジャパンゲームズ、必見です!#NBA #RakutenNBA #WeTheNorth #Rocketshttps://t.co/UIcOS87pBT pic.twitter.com/syQGwphoVz— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日2019/06/30NBA&海外