牛の優位に立つ方法で

普通の牛の出産では、子牛が生まれてからお乳を搾り初乳を飲ませます

おそらくその牛は何度も出産を経験しています
（初産で乳房が地面につくことはありません）
何産か繰り返しているうちに乳房は垂れてきます
そしてお産が近づいてきたのでより垂れてきたのでしょう

そうなると怖いのは牛が乳房炎に感染することです
悪性に感染すると最悪牛は死にます

生まれる直前に搾乳器をつけたということは
お乳が漏れる状態になったため、乳房炎感染を防ぐためかけたのかも知れません

牛が立てないほどの重度な感染なのか、畜主と牛の悪戦苦闘の末
牛が転倒したのか分かりませんがどちらにせよ
感染してるとなると搾られれば牛も痛いでしょう

だから牛は足で蹴り落とす。。。でも搾らないといけない。。。
感染を放置すれば経営的にも良くありません
畜主にとっては死活問題です

搾りは牛が素直に搾らせてくれればスムーズにいきますが
なかなか搾らせてくれないと焦りやイライラも募ってきます
ましてや感染してしまっているかもしれない牛です
そんな時に通りすがりの消費者に蹴ってもいいのか？と聞かれても
答える気にはなれなくても理解できませんか？

まぁ。。。人目がありながら暴言等を平気で言う畜主も凄いとは思いますよ
ちょっと理性飛びすぎって気もしますが。。。

赤ちゃんもお腹を蹴っていないのなら大丈夫ですよ


余談ですがつぶらな牛の瞳に騙されてはいけません

牛の性格にもよりますが、人が近づいただけでゴツクのもいますし
牛に体当たりされたら簡単に飛ばされます
ロープや固定器は当たり前ですし、声で威嚇する場合もあります
ある程度に手が出る足が出るのは仕方のないことです

牛は叩かれても痛みは感じてないと思いますよ
牛の痛みを感じる感覚は人間の１/６程度だそうです
殴った蹴った人間の方が痛いです

生まれた時から常に携わる人が時間をかけ牛を触っていれば
牛はおとなしくなると言いますが
どれだけの酪農家さんが出来るかは疑問ですね

長文にて失礼します

あるのかと聞かれれば、ありますと答えますが、その従業員、半分素人ですね。
牛も動物ですから、初めから大人しく乳を搾らせる事はありません。
搾乳になれるまでは、いやがって暴れますので、搾乳者は非常に危険な目に遭います(死亡事故もあります。）
そのために、ロープなどを利用する事は当たり前の話です。

ただ、それなりの器具や牛体の保持方法がありますので、なれた人は、危険がないよいうに、うまく搾乳機械をつけます。
少なくても、殴る蹴るを牛に対してやりますと、次の機会に牛は余計に警戒して暴れますので、悪循環に陥る事がままありますので、長年経験している人ほどそのような行為はしないものです。

人が手や足でやっている分には、牛に怪我などはありません。かえって、殴った手や足が怪我をしますが・・・・。