中高一貫の名門進学校に通い必死に勉強したにもかかわらず東大に落ちた人によると「勉強時間はムチャクチャ多いが、ほとんど復習をしていなかった。そのため成績にもムラができ、A判定を取れたかと思えばE判定になったりということを繰り返していた」らしい。学校や塾の教師はケツだけはビシバシ叩くかもしれないが「きちんと復習する」ことには無関心のようだ。たかが復習という考えが不合格に繋がるのだ。
名門進学校の教師共は「量を単に詰め込む」ことや「難解な問題をひたすらやらせる」ことには熱を注ぐ一方で「やったことを残す」という発想を持てていない。つまり攻撃には絶大な威力を誇る反面、防御が脆い。だから学校のやり方にしがみついていると「一生懸命勉強したのに学力がちっともつかない」という最悪の結果を招くことになる。
下剋上合格を果たすためには、復習を徹底的に重視しなければならない。勉強時間はガリ勉連中の3〜4割でいいが、徹底的に復習し「確実に残す」勉強を実践してもらう。
僅か1日3〜4時間の勉強でも、確実に残す復習中心主義の勉強を実行できれば、1日10時間勉強しているガリ勉連中を凌駕する実力をつけることが可能だ。復習に力を入れるだけで、大逆転が可能になるわけだから、こんなにオイシイ勉強もあるまい。