7月01日 20時49分

路線価公表　県内の平均は２７年ぶりの上昇

金沢国税局は相続税や贈与税を算定する際に基準となる土地の評価額、「路線価」を発表しました。北陸新幹線の開業以降、標準宅地は、金沢市を中心に堅調で、平均額が２７年ぶりに上昇に転じました。金沢国税局は毎年、道路に面する標準的な宅地１平方メートルあたりの評価額、「路線価」を発表しています。県内で最も高かったのは金沢市堀川新町の金沢駅東広場通りで１平方メートルあたり９０万円でした。去年よりも８．４％上昇し、全国で１８番目の上昇率でした。金沢市の中心市街地は開発ラッシュとも言える状況にあり、金沢駅の周辺は、ホテル、マンションやオフィスも空きがない状況です。県内の標準宅地の評価額も金沢市の住宅地が上昇傾向にあることから、平均が０．７％上昇し、実に２７年ぶりの上昇に転じました。堅調な地価動向ですが、１０月に予定されている消費増税の影響が出る可能性もあり、今後の動向を注視していく必要がありそうです。