あの本のタイトルが知りたい
にんぎょになる方法(誤)→にんぎょうになる方法(正)というお話が載った黒い表紙の写真集(アリスのような外国の少女)のような本(40年くらい前) | ||
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![]() 梅桃桜 2019/03/04 | かなり昔40年以上前に読んだ写真集のような詩集のような本です。 とてもしっかりした黒い表紙で、不思議の国のアリスの風貌を真似した外国人の少女が載っています。 最初の十数ページはモノクロの写真と詩のようなものが載っています。 写真はアリスの風貌の外国人の女の子が古い外国の家や小屋裏などをバックに映っています。 確かその詩やタイトルも「不思議の国のアリス」をかけたようなものでした。 その本の後半に収録されていたのが、件名にあるにんぎょになる方法のお話です。 短編の小説のように載っていました。 ある女の子が骨董品屋のようなお店で「にんぎょになる薬」を手に入れます。 女の子は「人魚」になりたくて、毎晩(または満月の夜)薬を飲みます。錠剤だったと思います。 だんだんと手足がこわばってきて、「足がヒレに変わるのだわ」と楽しみに薬を飲み続けます。 そして薬をすべて飲み終わったとき、女の子は「人形」になっていたのです。 薬の便のラベルが古かったため、「にんぎょう」の「う」が消えていて「にんぎょ」になる薬だと勘違いしてしまったというお話。主人公の語りで書かれていました。 最後に人形になった女の子は、薬を買った骨董品屋の店頭のショーケースで道行く人を眺める日々を送ります。最初は落胆した女の子ですが、 「でも、道行く人を眺めるのもなかなか楽しいものですよ。」といった感じで最後は締められていました。 子供のころ実家の本棚にあった本なのですが、雰囲気があって大好きな本でした。 このにんぎょになる薬の話も好きで、後に漫画にして描いたくらいです。 ネットで検索してもまったくタイトルが分からず…。 どんな情報でもいいので、(もちろん違っていてもありがたいです。)お心当たりのある方、教えていただけたら嬉しいです。 | |