【芸能・社会】ジャニー喜多川社長、くも膜下出血で6・18から入院 嵐・松本「1日も早く元気になって」2019年7月1日 17時18分
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)が解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血で東京都内の病院に入院中であることが1日、明らかになった。事務所関係者が病名と談話を発表した。アイドルグループ「嵐」の松本潤(35)がこの日、所属タレントを代表して取材に応じ「今はジャニーさんが1日も早く元気に回復してくれることを祈っています」と願った。 所属タレントほぼ全員が面会松本が発する声はかすかに震えていた。ほかのメンバー4人の目もうっすらと潤み、赤みを帯びていた。ジャニー社長が6月18日午前11時30分に救急搬送されて入院中と発表された1日、デビュー20周年を記念した「ARASHI EXHIBITION JOURNEY嵐を旅する展覧会」の会見前に取材対応した。 「先月6月18日に弊社の社長、ジャニー喜多川が病院に緊急搬送されました。その報告を受けて、僕たちは翌日19日に5人でジャニーさんの元にお見舞いに行きました。その後もそれぞれ時間があるときになるべくジャニーさんの病室に通っているのが現状です」 ゆっくりと確かな口調で説明した。そして、5人全員の思いも口にした。「ジャニーさんが1日も早く元気に回復してくれることを祈っています。また、皆さまには今は静かに温かく見守って頂ければと思っておりますので何卒よろしくお願いします」 事務所関係者によると、近藤真彦(54)、東山紀之(52)、滝沢秀明さん(37)ら「(所属の)ほぼ全員が」面会したといい、一丸となって回復を願っている。事務所も「今もジャニーは必死に頑張っておりますので、治療に専念することを最優先させていただきたく、ご理解くださいますと幸甚に存じます」としている。 「東京五輪が楽しみでね」嵐は今年1月27日に2020年いっぱいでの活動休止を発表した。当時、残りの活動期間は約2年。育ての親のジャニー社長は「僕は2年でも3年でも、ずっと彼らに付いていきます」とメッセージを送っていた。また、関係者によると「東京五輪が楽しみでね」と周囲に話していたという。 ジャニー社長は1962年にジャニーズ事務所を立ち上げ、男性アイドルという新たな文化を根付かせた。郷ひろみや近藤真彦、田原俊彦らソロ歌手からフォーリーブスや光GENJIやSMAP、嵐ら人気グループの名付け親となり、現在は300人を超えるジャニーズJr.の発掘や育成にも力を注いでいる。2011年に「最も多くのコンサートをプロデュース」「最も多くのナンバー1シングルをプロデュース」、12年に「最も多くのチャート1位を獲得した歌手をプロデュースした」として、それぞれギネス世界記録に認定された。 来夏の東京五輪、来年末まで嵐を見守るためにも、元気なジャニーさんの姿を見たい―。昭和、平成と数々のスターを生み出した偉人の回復を誰もが望んでいる。
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