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【ドラニュース】

猛打賞記録「最後の2打席は意識」 5・31巨人戦、周平が考えたこと

2019年7月2日 紙面から

ガールズシリーズで集まった女性の歓声に応える高橋=6月21日、ナゴヤドームで(小沢徹撮影)

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 中日の高橋周平内野手(25)が自らの胸の内を語る通年企画「周平の準備」。4回目の今回は月間MVP初受賞や猛打賞のプロ野球月間最多タイ記録をつくった5月や、交流戦を戦い終えての感想などを語った。 (構成・谷大平)

 みなさん、こんにちは。高橋周平です。5月は打率4割1分7厘、29打点とどちらもリーグトップの成績で月間MVPをいただきました。プロに入って初めてもらった賞なので素直にうれしいです。4月のあまり打てなかった時期があったからこそ、5月を乗り越えられた。いろんな方からアドバイスをいただいて、自分一人の力では無理だったと思います。

 5月は月間猛打賞8度でプロ野球記録にも並びました。5月の最終戦となった31日の巨人戦(東京ドーム)では第3打席までに本塁打を含めて2本のヒット。新記録へのプレッシャーはそれまで感じていませんでしたが、やっぱり最後の2打席は意識しましたね。

 7回の第4打席はショートゴロ、9回に回ってきた最終打席は空振り三振。あと一歩で新記録をつくれなかったですが、正直「自分らしいな」と思いました。そこで決められないのが僕だからしょうがない。勝負強いという評価をいただくこともありますが、僕は勝負弱いんですよ。今までの野球人生がそうだったんです。もう2度と日本記録に挑むチャンスはないでしょうけど、いい機会になったと思います。

 猛打賞はもちろん狙ってできるものではありません。1試合でヒットを1本打つのも難しい。2本目を打った時に初めて「3本目を狙おう」という気持ちにはなります。

 交流戦では打率2割6分4厘、2本塁打、13打点でした。パ・リーグの投手は真っすぐを投げることが多いですね。打者によって配球を変えてくるというよりも、投手自身のいい球を投げてくる気はします。

 6月4日からの9試合はプロで初めて「4番」に座りました。打順は意識していないと言ってきましたが、試合前に伝えられた時はやっぱり少し驚きました。相手からは4番打者として見られるわけですから。僕は特に4番を打ちたいというこだわりはないですね。

 交流戦で一番すごいなと思った投手はソフトバンクのモイネロです。6月5日の試合で8回に対戦しましたが、結果は154キロのストレートを見逃し三振。真っすぐが本当に速かった。あとオリックスの山本もいい投手ですね。ファームでも対戦したことはあったんですが、その頃からいい球を投げているなと感じていました。

 今は打率3割1分6厘で首位打者に立っていますが、まだまだ先は長い。首位打者を目指しているわけでもないので、そこを狙おうという気持ちは全くない。その日その日でしっかりやるべきことをやるという気持ちは変わりません。

 

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