2015年1月17日 荒谷卓氏講演会を開催します
2014/12/04 11:11:04 | 荒谷卓氏講演会 | コメント:0件
みなさんこんにちは、O-ENNスタッフです。
明治神宮 至誠館 館長の荒谷卓氏の講演会開催が決定しました!
2015年1月17日、午前中、場所は都内です。
詳細は別途ご案内致します。
続きから、手相見姐さんによるイベント紹介です。
荒谷氏について、手相見姐さんより。
荒谷氏は陸上自衛隊にて陸自一佐まで勤め上げられて退官後、明治神宮の武道場「至誠館」三代目館長となられて今に至ります。
ケーブルテレビのチャンネル桜さんにて出演経験もおありで、姐さんもそれまで存じ上げなかった荒谷氏を知ったのはその番組がきっかけでした。ぜんぜん常人になりすませていない(ように姐さんには見えた)今よりもまだ少し若い荒谷氏に震え上がったのを覚えています。
こんなにも怖い人には皆さんでお話を聞くべきよ!と思いまして速攻で連絡を取りたかったのですが怖くて怖くて(笑)ためらいまして、やっと至誠館に電話をしたのが夏になってから。ちょうど荒谷氏は海外に指導のために旅立たれる直前で、秋になったらまた連絡をと受け付けてくださった方に言われながらもブルってしまい、こんな冬に決死の覚悟で講師依頼にうかがいました。
何が怖かったかというと、ケガレは斬る!という凛冽たる気迫がだだもれにもれちゃっているように見えてですね、無理無理無理!ダメでしょ!こういう人が普通に生きてそこらを出歩いている日本ってなんなの!すごすぎない!?と圧倒的な感動を感じつつ(いやほんとに感動したんですよ)、「カミソリ」ってこういう人のことを言うんだ!!!と妙な発見の喜びを感じたりもしましたね。なんというか「モロダシのところもあるけれど、普通は神社で御神体を普段は人の目から隠しておく理由」の生き証人、と思いました。
そうえいば(さっそく横道にそれますが)姐さんが実際に会った中でその冷たさに今までで一番ブルった相手は、2007年のフィギュアスケート世界選手権の会場で見かけたニコライ・モロゾフ氏で、優勝候補の選手のコーチとして来日し、ものすごい集中をしていたのでしょうね、歩く姿がまるっきり氷の刃のようで、ひんやりとした妖気に近いような冷気を漂わせていて、声なんかとてもかけられたものではありませんでした。モロゾフ氏は見上げるほどの長身というわけではないのですが、歩く姿がものすごく大きくてみっしりして輪郭が非常に鮮明で、ああこれはすごいことになるかもな、とそれだけで思わされました。そしてその試合は彼の教え子(当時)が優勝者になりました。
試合中はモロゾフの行動が面白すぎて、ときどき選手そっちのけでリンクサイドで大暴れするモロを見てたりもしましたが。目が離せない(笑)。滑っている選手と一緒に力を振り絞り、口から魂が飛び出すんじゃないかっていうくらい、顔を真っ赤にして汗びっしょりで叫び、吠え、体を動かして「いけーーー!!」と応援している彼の姿は、実に実にすごかったです。
そしてモロのいいところはそんな自分の熱中ぶりをあとでカメラで抜かれているのを一緒に見て、自分でも大笑いしているところよね。そういうときだけちょっとシャイな感じがしてああ、モロもまだ若い青年だったんだわって思わされたわ。
普段は多分、陽気でいらんこと言いで元気な若者なんでしょう。
ソチ五輪が終わってプー様に勲章をもらっているモロは、ずっしりと大人の貫録を漂わせてそれは立派だったけどね。
モロの定点カメラって各試合で欲しいわよね。面白いからずーーーっと見ていたいわ。
実際にお目にかかった荒谷氏はとても温かい人でした。望めばあのように春風駘蕩、「大自然」の気配をそのままに穏やかにもしていただけるんだな、と。でも、身ごなしがもう全然常人とは違いましたね。ちょっとあの世のモノっぽかったです。超えちゃってます。そしてものすごく遠くを見ている目をなさっているように見えました。目利きの範囲が尋常じゃない。
もちろんわたしはちゃんとした修業をしたことがないまったくの素人です。だからたぶん本当には荒谷氏の偉大さとか素晴らしさを正確にはつかみきれていないのでしょう。奉納演武などの本気の荒谷氏も写真などでしか存じ上げていませんし。けれどもそんな素人にも伝わってしまうのが超一流の人だからだ、と思います。素直に「すごい」。
輪郭と言えば、わたしは人を見るときに「くっきりしているか」も気にします。
自分に誇りをもってちゃんと生きている人の輪郭って実にくっきりと見えるんですね。どっしりと両足が地についていて、背筋が伸びて、しゃんと顔をもたげている。非常に「健やか」で筋が通っているので見ているだけで気分が爽快になってきます。気持ちがいいんですよね。
傷(いた)んでいても、病んでいても、美しく見える。美しい。その美しさは健やかさから来ている魅力で、それは人体の状態だけではなくて、確実に心の状態からも発散されている「美」だと思います。
その美は、万人をも納得させる。感動させる。そして人の生き方すら変えてしまう。
そんな圧倒的な高みに、どうしたら到達できるのでしょう。
肉体的な鍛練を積んだ人なら誰でもある一定の基準に達することはたぶんできると思います。でも、その先に伸びていくときに必要なのが「魂の修練」だ、と「わかって」いるのが日本の武道で、その「こころ」を体現し多くの「心ある武道家」を排出しているのが至誠館だったのだと、姐さんは自分の不明を非常に恥じます。これまで自分が知らなかっただけで素晴らしい方がかくも大勢、ご活躍だったのか、と。
ヒトがヒトを越えていくためのノウハウが確立している。ちゃんとある。そしてそれを「正しく」「美しく」「強く」継承し続けている皆さんがかくも大勢輝いている。すごいことだと思います。
至誠館の武道は何よりもまず神への崇敬の念と「心」を徹底して磨き上げる非常にすばらしいもので、海外からも多くの求道者、武道家が集っています。また子どもたちとの交流も盛んに行っておいでで、神宮の森での自然観察や合宿など、「よりよく生きる力」を次世代にリレーしていく試みが多数なされています。
昭和四十八年十月十日の体育の日(当時)に開館し、すでに四十年余を越えた至誠館の成立そのものにも、わたしたちの生活と切り離せないさまざまな逸話が多数あり、知れば知るほどすごい!と敬服するばかりでした。
「明治神宮至誠館は、御祭神明治天皇の大御心を奉体(ほうたい)し、日本武道を通じて心身の鍛錬を行い、国民の健全なる精神の作興(さっこう)に寄与することを目的とする武道です。(荒谷卓氏、『明治神宮 至誠館 武道』 並木書房刊より」
講師依頼のためにおうかがいした際に短い時間ではありますがお話をさせていただいた荒谷氏は、非常に高雅で清冽な気品の漂う、本当に素晴らしい方だと感動しました。
明治大帝をお祀りする神宮の森にふさわしい、神の御威津(みいつ)を発揮されている、人生の師と仰ぐに足る方だと思います。
わたしたち日本人が「強制的に見失わされてきた」神と共にある暮らし、そこから敷衍される「万物との共生」や「命の一体感」などを、武道という魂の修練の場を通じて再び見出し、あらためて「それを生きる」ことを、ぜひ皆さんと一緒に考えていきたいと願っています。
荒谷氏は実践者です。これまでのご活動をさらに凌駕するような、地道で、静かで、力強くて、そしてひとつも外れのない、神ながらの道を日々歩まれている方だと思います。
このような生き方をしていると、このようにまぶしい光に包まれるものなのかと、姐さんはお会いした後、晴れ晴れとどこまでも広がる美しい大空を見て、万物に感謝しながら代々木の杜を歩きました。その場にごろりと寝転がって、空を見上げながらそのまま土に還りたくなりました。ああ安心だ、とものすごく嬉しかったんです。そこで目を落とすと代々木の杜の一部になって毎年春になると芽を出すヤツになれたのでしょうが、ひとまず人間のままでいることにしてこのように皆さんに呼びかけているわけです。
親愛なるブログ読者の皆さんに荒谷卓氏のお話を聞いていただく機会に恵まれたことをとても嬉しく、ありがたく存じます。
何よりもまず、非常な激務の中で講演会をお引き受けくださいました荒谷卓氏に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
興奮して素のままに書いちゃいますが、皆さん!大変よ!荒谷先生の講演会よ!絶対に今、そのお姿を拝見し、そのお話を聞いたほうがイイに決まってるじゃない!皆さん何をおいてもいらっしゃい!
あたしは女性の皆さんにこそ、この方のお話を届けたいわ。こんなにも腹の座った、ちゃんとした、立派で尊敬できて、そしてさらに高みを目指している本物の「ますらお」がいらっしゃるのよ!
ご存知の方ならジャンプしてもんどり打ちながらいらっしゃるでしょうし(そんな人いねーわよ!あたしだけよwww)、初めてお会いする方は日頃の疑問や知りたいことをがんがんぶつけさせていただきましょう!
安心していらっしゃい。どうしたらこのようになっていけるのか、ご本人の口から語っていただけるのよ。あたしたちはそれを参考にさせていただいて、自分の道を光と共に歩めばいいわ。
もしもご縁があるのなら、門人となり、武道に励まれるもよし、うかがった内容を自らの立脚点の一部にして強く正しく美しく生きるもよし、本当に大きな「チャンス」になると思います。
わくわくが止まらない!皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています。
ぜひご近所お誘いあわせの上、お越しくださいね。待ってますよ~☆
手相見姐さんフルスロットル、でも、非常に落ち着いたようすで準備を進めています。荒谷氏に面談がかない、すぐ狂騒的にうかれ騒ぐ自分を反省したということでしょうか。
具体的な講演会の内容はO-ENNブログで近日中に公開いたします。
どうぞ楽しみにお待ちください。
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