家族とは、結婚とは、想いとは | 世界はあたしのお庭なの

家族とは、結婚とは、想いとは

よーへいは、あたしが謙信の時に男性と関係を全く持たなかったから、現世であたしと繋がろうとしたよーへいも、似たような道を進むことになったんだよね?

よーへいは高校の時、それなりに長く付き合った人がいたじゃない。
あたしの結婚かな…から、諦めようとして付き合ったでしょ。だけど完全に諦めることは出来なくて、あたしをちょこちょこ見てたよね。
付き合ってた人と性的な関係は持てたのに、関係を持つと、二度とあたしと繋がれないかもしれないと思って、出来なかったよね。
謙信の時に男性と交わらなかったのを知ったよーへいは、当時のあたしが男性との性行為を拒絶していたんじゃないかと感じたよね。
クレオパトラの時の事が切っ掛けで、拒絶したんじゃないかって。

アントニウスとは子供を作ったし、紫式部の時もそれは同じだけど、よーへいはクレオパトラとアントニウスの関係性を知ってたから、男女の関係は考えにくいと思っていたでしょ。
アントニウスとクレオパトラは、一度目の過去世では親子であり、お互いがそれ以上にも以下にも思ってないような感じだったから、男女の関係になるような間柄とは考えにくかったよね。
でもまた現世であたし達は結婚したものだから、変わったのかもしれない…と、諦めようとしたよね。
それでも気になってしまって、他の女性とは関係を持てなかった。

ラジオで言ってたね。
高校の時、受験勉強の方を頑張って良かったって。
ラジオで言ってた受験勉強は、大学の受験じゃなくて…あたしに受かるための受験のことだよね(苦笑)

あたしはね、今回の件で、家族や結婚についても色々考えさせられたよ。
自分がうちの家族は勿論だけど、他の人達のもね。

あたしと夫は…うーん。
成り行きで結婚したって感じかな。
趣味が合ったものだから話も楽しくて。付き合いに至った始まりはそんな感じだった。
だけど如何せん…お互い淡白気味だったから、付き合いはダラーって感じで(苦笑)
付き合って数年経った頃、年齢も年齢だから結婚した方が良いと周りに進められ…急遽することに。
別にお互い惰性とかでは無かったけど、恋愛でめちゃくちゃ盛り上がって!…ではないわね。
らしいと言えば、まあうちららしいわ。

それでも一緒にあれこれやってたら楽しかったからね。お互いお酒飲むし。
たけど、結婚したら付き合ってた頃とはやっぱり違うわけで。
あたしは彼と向き合いたかったけど、面倒臭がって向き合ってくれなかったし、頼りたい時でも頼らせてはくれない人だった。本人は分かってなかったようだけど。
自分に甘くあたしに厳しいところがあるんだよ。
それはダメです。

彼が大怪我した時も、子供のことや家の事をこなしながら、支え続けたけどね。
父もその頃から不調になり始めてたし、祖母は介護が必要だったし、家はどん底状態だったけど、あたしは悲観的には全く考えてなかったから。
取り敢えず命があれば何とかなる。そう思って夫を支えたり、父の調子が良くなるようにアドレスしたりしてた。
畑やら何やらもあったから、体も使いまくってた。でもそれが適度な息抜きにもなったから、楽しかったよ。
忙しいのに体を作りたかったから、ヨガや筋トレも始めた。これもまた楽しかった。

だけど父が亡くなる前の年に、今までやってきた全ては何だったんだー!と思うような事を夫から言われて、あたしには愛情がないんだなあと自覚した。
愛情がないというと、ちょっと違うか。
愛情はあってもそれは妻に対してとか、女性に対してとか、子供の母に対してとかじゃなく、自分を認めてくれる人、受け入れてくれる人に対する愛情って感じかな。

今考えると、そりゃそうだよねって思う。
過去世ではずっと母親的な役割だったんだから。
これが分かると、それだもんねぇ…と思えるものはあるけど、当時のあたしは知らなかったから。あーあだったよ。

父が亡くなってからは、そういうものがもっと著しく現れるようになった。
父の死後の財産処理は、資産があったものだから凄く大変で。
だけどあたし任せ。
母も世間をあまり知らない人だったから分からないし、あなた達のやることだからとあたしに丸投げ。
あたしは文句を言ってる暇も無かったなら、税理士さんに相談したりしてみたけど、その人全く使えなくて。
ネットや本屋で処理の仕方を調べて、最終的には税務署の方にとても力になってもらって、どうにかこうにか片付けた。
夫も母も、なんて無責任なんだろうって思ったよ。離れてる妹は現状が分からないから、母の肩を持つしさぁ。
もうたまんなかったわ。
家出したかったー。
息子ら二人は、気にしてくれたり手伝ってくれたりした。
ありがたかったし、支えになった。

息子達は一度目の過去世では弟達だった。
今は思うよ。
ああそっか、こんな関係だったんだなって。
あたしが教えることは多いけど、助けてもらうこともよくある。
夫と母とは全く違う次元で協力し合えるものがあるし、理解できるものもあるんだよ。
家族の中だけを見ても、人物によって分かる範囲や出来る範囲、能力の大きさの違いがあるのが分かる。
過去世の記憶が無いだけに、それが余計に分かりやすいんだよね。
物事の見方、判断の仕方、受け入れ度合い、対処の仕方、覚える速度や覚え方等々を観察してると分かる。
過去世の記憶があると育った状態だから分かりにくくなるけど、記憶が無い=能力開花前ってことにだから皆が0からのスタートになる。
年齢や性別、立ち位置は、能力や行動力、決断力を表さないね。
全ては中身。
個々に対する感情から言ってるんじゃないよ。個々をずっと見てきて分析した結果だね。

あたしはそれまで色んな事を請け負ってきた。
先祖が残した土地だからと言うから、畑をしたり、庭の剪定もしたり、父の死後は土地の管理も…とやってみた。
だけど、そんなもんはいらんわ。
確かに先祖の買い求めたものかもしれない。
それで助かった今までもあったのは確か。
だけど父が亡くなれば、母は次の代はあなただと言い、何も教えず何も気にかけようとせず、全てをやれと言ってきた。
全く分からないのはこっちも同じだからね。
出来るか、そんなもん!!だったよ。
いらねーよ、遺産なんて!って何度思ったか分からない。 
貰って終わりなら楽だけど、そうじゃない。処理しない者は楽だけど、する方は大変。
あたしは一人で生きれと言われたなら、一人で生きれるだけのものはある。管理に困る程の遺産はいらないと思ったよ。

夫には随分尽くしてきた。
かなり献身的だったと思う。
だけどあたしが困った時には、余計に困るものを持ってきたからね。
仕事の忙しさからイライラして八つ当たり。
父の突然の死でやることは山のようだったために、相手が出来なかった。
そうしたら夫婦の縁を切ります宣言されてしまったよ。

ゆかりん、ぶちギレでしたね。
それはこっちのセリフってね。
まだ過去世なんて知らなかったものだから。
その頃かつと話すようになっていて、父の事や家族の事を話してたりした。
彼も夫婦での悩みを抱えてしたし、大切な人が悲しい亡くなり方をしていたので、愚痴を溢し合ってたんだよね。
その時の彼の存在は、結構ありがたいものだった。だから、かつには感謝してたよ。

その後の家は、子供を含めた戦場だったわ。
離婚だなんだという言葉が飛び交うなかで、長男からはそれなら結婚しなきゃ良かったろ!と言われたこともあった。
だから、始めからこうなるつもりで結婚するアホはおらんわ!と言い返したり。
次男は心中では色々思うものの、口出しはあまりしない方なので、だまーって聞いている…。
母とも夫とも本音でやり合って、何故こうなったのか、何が必要だったのか、あたしは一人で大変だったんだということを、何度も何度もぶつけたね。
だってホントだったし。
父の死後なんて、あたしがいなきゃ回らんかったよ。
文句あるならやってみればいいわ!みたいに言ってたと思う。

まあ今は…落ち着いたね。
夫はやるべき事を一人で頑張ってるし(もう無駄に助けないから)、母も今までやらずに避けてた事をするようになった。
息子らは時々助言はするけど、まあ勝手に成長してたりもする。
ホント疲れたよ。
どんだけ子育てすればいいのー。

なのに、かつは途中からバブバブになるし。
友達だと思ってた人達もバブバブだし。
どんだけ皆バブバブなの!

家族はね、色々あっても分かるんだよ。
夫や母も、成長出来るものを持ってることが。
過去世ではあたしがいなくてもやれたことは沢山あったと思う。
過去世の時に色々教えたり、やり合ったりしてきた中で、あたしも彼らも成長したように思うから。それは息子達もだね。
だからあたしが距離を取って厳しさを見せてからは、皆が随分変わった。
程度の差は個々であってもね。
仕上げはあたしがいなくなることだね。家から離れること。
あたしという存在が無い中でこそ、個々の中に眠る本来の力が出てくる。
あたしは今、家族を見守ってる。力を自分自身で引き出していけるように。

でもかつ達はダメだった。
何度も試みたけどね。
仕舞いには家族の問題まであたしに振ってくるし。
家族が大事とか言うんだけど、何をもって大事と言うのかが全く分からない人が多かったよ。

まーちゃんも、けーちゃんも、のんちゃんも、いいまも。
りんもだったね。

自分の主観でしか人と接しないまーちゃんは、家族にも同じことをしていたし、えらく感情的な対処をしてた。人の子供を心配するよりも自分のことを考えた方が良いと思った。
ヒロくんのこともあったわけだから、当然旦那さんのこともだね。あたしにはヒロくんを都合よく使ってるようにしか見えなかったよ。

かつはホントダメダメ。
奥さんと筋道を立てた話がまるで出来ない。
だからいつもあたしが真ん中に入ってた。
今考えたらよくやってたと思う。
苦しかった時に気軽に愚痴を溢せた相手だったから、随分感謝してた。それでだったのだけど、無意味に感謝しすぎてたし過剰に評価しすぎてた。
言うことに統一性が無いから、子供にも統一性が無いことを言ってたし。親ってなんだろうねって思ったよ。

のんちゃんは人に甘えすぎ。
そして子供に甘えすぎ。
子供らはお母さんをとても大事に思ってた事は分かる。
でもそれは一緒に遊んでくれた楽しさを知っていて、それが大事という気持ちに繋がっていた。
のんちゃんは自分が不幸と思ってかもしれないけど、彼女が不幸と思っていた頃、子供達も同じように不幸だった。
辛いのは家族皆同じ。
親だから子だからなんて無い。
自分が不幸になったのも、自分が撒いた種だとも分かってない。
支えてくれない相手をずっと想えるほど、人は強くはない。苦しさを気付いてくれない相手とずっと一緒にいられるほど、人は我慢強くない。
人の辛さを分からない者は、家族でも友でもいつかは離れていく。

けーちゃんは、今の生活が当たり前だと思わないことだよね。
恵まれ過ぎてる。
気楽すぎるからありがたさが分からないんだろうね。
自分の生活の安定のために家族がいるわけじゃない。甘えすぎだと思ったよ。

いいまはアホだった。
人ん家の息子構ってないで、自分の子を見てろよだったわ。
うちの息子はいい男だから、いいまからのLINEは掃いて捨てちゃったけど。
いいまの思う親子関係って、自分を美化するだけのものにしか感じられなかった。
うちの息子にあんなことして…自分の子供が苦しむ羽目になるの分からなかったのかなあと。
あたしは知らない。
今後親子関係が崩れたとしても、それはいいまのやったことの結果だからね。
うちの親子は大丈夫と思ってるなら、きっと大丈夫だと思うし。
親子の絆が試される、個々の質が試されると思うわ。

りんはバカだね。
旦那さんをあんなに誉めながら、よーへいよーへいって関わってくるし。
放っておけば良かったのに。
それから…。
何処ぞやの男の気を惹いて悦に入ってたね。
公式のコメント欄に…怪しい男性のコメントあったけど。
りんと裏で繋がってた。
りんは可愛いとか、癒しとか、そんなの書いてあった気がする。
旦那さんだけなんじゃなかったのかなぁ。
どんな関係の男か知らないけどさ。
あたしはいくらシビアな関係になってても、夫にはよーへいのことは話してたけど。
必要だと思ったからだけどね。
りんは大事な旦那さんにどうなんだろうね?
やたらと思わせ振りな態度取ってるようだったけど、男心を弄ばない方が良いと思ったよ。
まあ、りんに興味を持つ男だとしたなら、大したことのないヤツだろうけど。

今回は本当に色んな人を見てきたし、家族も見てきた。
その上で、結婚って何なんだ?とか、家族って何なんだ?と思ったし考えたよ。
あたしは家族は協力しあい助け合うものだと思ってた。夫婦は認めあい支え合うものだと思ってた。
だけど現実は違ったね。自分の家も、他の家も。
結局は「助け合う、認め合う、支え合う」は、作り上げていかなきゃならなくて、家族だから、夫婦だからあるものじゃない。
無いものはいつまで経っても無い。
作らなきゃ無い。

嫌なものを沢山見たり、受けたりしたものの、よーへいだけがあたしを知ろうとし、寄り添おうとし、諦めずにずっと一緒にいてくれた。
家族を含めてそこまでしてきた人はいなかった。
他の人達を見ても、そうしてる家族も夫婦もいるとは感じられなかった。

今の日本には、家族と言える家族はどれだけいるんだろう。
夫婦と言える夫婦はどれだけいるんだろう。
いいわいいわで終わらせる事が多い日常を過ごす人の方が、多いように思えてならない。
よーへいとはリアルで家族でも夫婦でも無いけれど、今回の人生の中で一番向き合い、一番やり合った人だね。
ずっと気にしてくれてただけあるわ。
付き合ってた人がいたのにね。
よーへいは振られたって言ってたけど、振られる前に既に振ってたよね。
心の中で。