【速報】諫早湾開門認めず 最高裁が決定
長崎・諫早湾の干拓事業をめぐり、漁業者が漁業被害があるとして、水門を開けるよう求めた裁判で、最高裁は、上告を退け、開門を認めない判決が確定した。
この裁判は、諫早湾の周辺漁業者らが、干拓事業によって潮受け堤防が締め切られ、漁業被害が出ていると主張し、国に水門を開けることなどを求めていたもの。
1・2審は、「開門しないことが漁業権を違法に侵害したとはいえない」と因果関係を認めず、訴えを退ける判決を言い渡していた。
最高裁は、27日までに漁業者側の上告を退け、開門を認めない判決が確定した。
一方、干拓地の農業者らが開門しないよう求めて、長崎地裁が訴えを認めた裁判で、漁業者らが裁判に当事者としての参加を申し立てた裁判についても、最高裁は訴えを退けた。