けもフレ小説「2年半待たされた」末お蔵入り 表紙依頼のイラストレーター、KADOKAWAへの不満訴える
2019/6/30 16:38
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ねこたススムさん「絵描き自体である事も捨てる覚悟」
ねこたススムさんは6月27日、J-CASTニュースの取材に、告発の理由を「何度も裏切られたため」と話す。
企画の進捗の報告がたびたび滞り、半年間も連絡がなかった期間があったという。ねこたススムさんが聞いても「返事はおべっかと他の仕事を斡旋しますなどでした」。
ねこたススムさんは、KADOKAWAに「今後関わるであろうイラストレーターさんがこのような目にあわないようにして欲しい」と望む。「自分といたしましてはイラストレーターである事、また絵描き自体である事も捨てる覚悟で告発しましたので」
一方、KADOKAWA広報は取材に「個別の取引に関わる個人的・開示不可の情報を含む内容」のため、回答できないとした。
けものフレンズをめぐっては、テレビアニメ第一期で監督だった「たつき」氏が18年9月、脚本費とその印税を支払われていないとツイッターで明かし、波紋を広げた。アニメを放送したテレビ東京の株主総会(19年6月25日開催)でも株主から質問が上がり、同社は「脚本料や⼆次利⽤の印税は契約書にのっとってすべて⽀払っている」と回答した(IR資料より)。
イラストレーターやアニメーターなどは未だに一般的な職種と違って契約書の有無や記述の曖昧さや’良くあること‘などと言う慣習がまかり通ってしまう環境なのかと呆れてしまいます… 少なくとも下請け法や独占禁止法に抵触するかもといった意識は出版側には無さそう。 これがら日常的に行われているのであれば、既に行政側からの働きかけ・指導が必要な状態にあるように思えますが これ大分酷い隠蔽体質なのではないですか?
そりゃ、このことを知った上で、仕事を依頼する人はもういないでしょ。 原稿料を受け取っておきながら、勝手にそれを公開する人なんて、仕事相手として信用できないもの。 go or no-go の決定に時間はかかっていますけど、単にそれだけ。 仕事をやっていれば、そういうプロジェクトもたまにはある。 それで困るのなら、途中で下りて、ラフ代の請求をすれば良かったでしょうに。