【芸能・社会】GLAYにソウル熱狂 6年ごしの韓国公演2019年7月1日 紙面から
【ソウル江川悠】ロックバンド「GLAY」が29、30日の2日間、当地のKBSアリーナで初の韓国公演を開催した。1998年に日本の大衆文化解禁が始まって以来、韓国でGLAYの人気は根強く、2013年にもコンサート開催を発表したが諸般の事情で頓挫していた。デビュー25周年の節目を迎えた今年、6年ごしにその夢がかなった。GLAYの海外公演は北京、台北、香港、サンフランシスコ、ロサンゼルスに次いで6都市目となる。 トランプ米大統領が韓国側から南北軍事境界線を越え、板門店で金正恩朝鮮労働党委員長と対面した30日、GLAYもソウルで歴史的な2日間のライブを締めくくった。 1994年のデビューからの軌跡をたどるVTRに続き、メンバーが一人ずつ登場。ボーカルTERU(48)は総立ちの客席に向かって両手を突き上げた。「サバイバル」でステージが幕を開けると、ファンもこぶしを上げながらサビ部分を大合唱。瞬く間に客席は一体感に包まれた。 ファンの熱量を肌で感じながら、TERUは「ハングゲ ワソ チョクヨ」(韓国に来ることできてうれしいです)などと毎日練習してきた韓国語であいさつ。続いて日本語で「会えてうれしいです。ずっとずっと会いたかった!!」とシャウトした。 ギターのHISASHI(47)は「暑くておなかが痛くなってきた。そうだ、チャミスル(韓国の焼酎)があれば治るかも。チャミスルジュセヨ!!」と言いながら、登場したチャミスルの小瓶をラッパ飲みし大歓声を浴びた。 セットリストは、90年代の楽曲を中心にヒット曲のオンパレードで構成。ステージ両サイドのスクリーンには韓国語で歌詞の意味を流した。「誘惑」「SOUL LOVE」「Winter, again」「BE WITH YOU」など5つのミリオンセールス曲や最新曲「JUST FINE」など全22曲を披露した。 アンコールになると、韓国語と一緒に「またここであいましょう」と書かれたメッセージの紙を一斉に掲げた。TERUはお返しに「HOWEVER」の最後の歌詞「やわらかな風が吹く この場所で」を「-韓国で」と替えて歌い、「カムサハムニダ、サランヘヨ、トバヨ!!」(ありがとう、愛してる。また会いましょう)と再会を約束した。 来年はデビュー25周年イヤーの締めくくりとして、初の世界ツアー開催を公約に掲げている。この韓国公演は、その前哨戦ともいえるステージ。確かな手応えを胸に、ロックという共通言語でGLAYは次なる飛躍の地へと向かう。 ◆PENTAGON駆けつけたTERUは韓国の男性ダンス&ボーカルグループの音楽に刺激を受けており、9人組の「PENTAGON」の日本デビュー曲「COSMO」の作詞作曲を手掛けている。29日の公演には彼らも駆けつけた。 プライベートでも「BIGBANG」や「SEVENTEEN」などのライブを鑑賞しており、「ダンスミュージック、ロック、ポップ、それぞれに独特な魅力があって、BTS(防弾少年団)が世界でナンバーワンである理由が分かるほど、クオリティーの高い音楽とエンターテインメントの融合を世界で一番理解して実現しているのがK-POP」と分析。その文化の中でライブを行ってみたいという気持ちが今回の韓国公演実現を後押しする形となった。
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