オリックスにとって金銭で獲得したモヤは「第2のブライアント」。待望の大砲獲得で最下位脱出を目指す。
4番が期待されたメネセスが27日にNPBからドーピング違反による1年間の出場停止を受け、球団は契約を解除。加えてロメロも右脇腹痛で離脱している。モヤは今季の1軍出場こそ7試合で1本塁打だが、2軍では56試合で打率3割1分5厘、12本塁打、36打点。打撃低調なチームには垂ぜんの的だった。
中日からシーズン途中の外国人獲得といえば1988年の近鉄・ブライアントが思い出される。翌89年に49本塁打でタイトルを獲得し、優勝に貢献した。昭和の末に加わった前中日の助っ人は、平成元年から大活躍。モヤにも代替わり早々の爆発が期待される。
福良ゼネラルマネジャーは「日本でプレーしている経験は大きい。打力は非常に魅力がある。今のうちには必要な戦力になる」とコメントした。