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【ドラニュース】

福、ピンチ切り抜け3年ぶり白星 「ヒヤヒヤさせてすみません」

2019年7月1日 紙面から

勝利投手となった福はファンとハイタッチする

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 ピンチを耐えた先に待っていたのはご褒美。「ヒヤヒヤさせてすみません」。初めてのお立ち台で観衆の前で頭をかく。延長11回に4番手として登板した福。粘りの投球でチームに今季初のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 スコアは0-0。「この1点が大事だということは当然分かってました」。先頭・木浪に中前打を許し、犠打で1死二塁のピンチを背負い代打・原口を迎えた。だが冷静だった。内角高めの138キロ直球で詰まらせ遊ゴロに打ち取ると、続く糸原も三ゴロに。無失点で切り抜けると、3年ぶりとなるプロ2勝目が舞い込んできた。

 少しずつ地位を築き始めている。昇格直後の仕事場は試合が決した後。それが20日の西武戦(ナゴヤドーム)からは僅差の場面を任されている。「0-0でいかせてもらっていることを意気に感じました」

 2017年の9月に左肩を痛め、一度は育成契約に。そこから支配下登録を勝ち取った。大事にするのは準備。昨季、浅尾2軍投手コーチや松坂らにケアの方法を聞いて回った。長いときは1日4時間。「今は自分なりのやり方を確立できて、2時間くらいになりました」。時間は短くなっても試合前後の入念なケアは怠らない。

 

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