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【ドラニュース】

松井雅&佑がオリックスへ 大型トレード、松葉と武田獲得

2019年7月1日 紙面から

オリックスから竜にトレードで加入する松葉

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 中日とオリックスは30日、両球団間で2対2のトレードが成立したと発表した。新たに竜の一員となるのは7年目の左腕・松葉貴大投手(28)と武田健吾外野手(25)。松井雅人捕手(31)と松井佑介外野手(31)がチームを去る。またスティーブン・モヤ外野手(27)の金銭でのオリックス移籍も併せて発表された。両球団はシーズン中では異例の大型トレードで活性化を図り、互いにリーグ下位からの巻き返しを図る。

 与田竜が動いた。リーグ戦もちょうど折り返し。浮き彫りになった強化ポイントの補強に乗り出した。キーワードは左腕と右の若い外野手。白羽の矢が立ったのはオリックスの松葉と武田だ。

 ともに2013年にオリックス入団。ドラフト1位で大体大から加わった松葉は、14年には8勝、16年には7勝を挙げた実績を持つ。今季も開幕ローテーション入りしたが、5試合で4敗。防御率5・56の成績だった。現在、左肘手術から復帰を目指す小笠原、不整脈の手術を終えた笠原はファーム公式戦で登板しているものの、まだ1軍登板は見えない状況。駒不足の先発左腕としての活躍が期待される。

 武田は福岡・自由ケ丘高から同4位指名された強肩強打の外野手。16年オフにはU-21侍ジャパンに選出されると主に1番打者としてW杯の金メダルに貢献。大会ベストナインにも選ばれた。翌17年には97試合に出場し打率2割9分5厘の数字を残すも、今季はわずか6試合の出場に留まっていた。竜の外野陣は年齢層が高くなっており、まだ25歳と若く、手薄な右打者の武田が補強ポイントと合致した。

 一方、オリックスは捕手不足と右の代打を求めて手を打った形だ。特に捕手は支配下登録選手が5人しかおらず、さらに伏見が左足アキレス腱(けん)を断裂し今季中の復帰は絶望的だった。

 松井佑、松井雅は10年に中日入団。松井佑はドラフト4位で、けが人が相次いだ17年に4本塁打を放つ活躍をみせたが、今季は打撃で存在感を発揮できず、16試合の出場で打率2割1分9厘だった。松井雅は同7位で入団。昨季はチームの捕手で最多となる92試合に出場したが、今季は加藤の台頭もあって出場は20試合のみ。打率は2割1分2厘だった。

 

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