今回は、今迄飲んできた中で、1000円で購入可能なウイスキーをまとめたいと思います。
ここ10年で、角ハイボールを端に発するウイスキーの消費増加に伴い、多くの国内メーカーがウイスキーの製造、販売を始めました。
自社で蒸溜を行う新興のメーカーについては、まだ3年熟成を超えるボトルは出てきませんが、仮に出ても1000円ではとても買えないものになると推測されます。
絶対的な製造量が少なく、必然的に高価なものになるからです。
その一方で、1000円以内で買えるブレンデッドウイスキーを出せるところとなると、大量の原酒を仕込める大手と、スコットランドなどの海外からバルクウイスキーを購入し、自社の原酒とブレンドして出す中小のメーカーに限られてきます。
近年では後者に該当するメーカーから、いくつものボトルが出ています。
それらも含めて、改めてまとめていきます。
なお、掲載するものは500mL以上のフルボトルに限ります。また、詳しい内容は、リンクをクリックして、当該の記事をご覧ください。
山梨県にあるワインなども手がけるメーカー。
ウイスキーの製造免許は2010年代と新しい。
モルト、グレーンの他にスピリッツも含まれているものの、値段の割に香り、味わいはそこそこで、アルコールも目立たない、熟成感もある程度持つボトル。
三菱食品が販売するボトルで、飲食店の他、ローソンでも購入可能。
製造はサン.フーズ。
前述の甲州韮崎と比べるとアルコールの刺激、辛みが強めで熟成感が少ない。
香りもカラメルやナッツなど、安物のウイスキーらしい薄っぺらさが目立つ。
味わいも雑味が目立ち、上手いとはお世辞にも言えないレベル。
イオンのプライベートブランド、トップバリュから販売されているウイスキーの2代目。
製造メーカーは合同酒精から南アルプスワインアンドビバレッジに変更されている。
初代が焼酎に毛が生えた程度の、ウイスキーと言えぬ代物として、ネットでも話題になったボトルだが、2代目については値段に比べてウイスキーとしての香り、味わいを備えたものになっており、ストレートでもアルコールの刺激が少なく、それなりの熟成感を得られる。
トップバリュ ベストプライス ウイスキーを手がける南アルプスワインアンドビバレッジのボトルで、こちらはセブンイレブンなどで販売されているボトル。
グレーンウイスキーを使わず、モルトとスピリッツでブレンドしたもの。
ストレートでは甘みが得られ、アルコールの刺激が少ないものの、ロックでは雑味が目立ち、ハイボールでは酸味が前に出る。
トップバリュと比べると一段劣る印象。
南アルプスワインアンドビバレッジが手がけるナショナルブランドのウイスキー。
中身については、トップバリュ ベストプライス ウイスキーとほぼ同じ。
イオン以外のサイトでも購入が出来ることと、値段が割高になっていることが違い。
先述した、トップバリュ ウイスキーの初代と同等。
青リンゴとカラメルの香りが多少する程度で、ストレートではアルコールが強い。
味わいもカラメルの甘み以外には特段何もない。
正直、買うだけ損。ハイボールに使うにも甲類焼酎を使う方がいい。
兵庫県明石市にあるウイスキーメーカー。
ラムレーズンの他、トーストやカカオの香りが印象的。加水でエステリーさが出る。
味わいは酸味が主体。ストレートでは甘みがあり、アルコールからの辛みは少なめ。
低価格でありながらも1000円スコッチとも渡り合える実力のあるボトル。
かつて、メルシャン(旧:三楽オーシャン)が販売していたボトルを、御殿場蒸溜所のモルト、グレーンを使ったものにリニューアルしたもの。
香りはバニラが先行し、マスカット、柿、ナシが追いかける傾向、加水でエステリーさが増す。
味わいは、ストレートではアルコール由来の辛みが目立つものの、甘さがついてくる。加水で酸味が現れる。
コンビニでも手に入りやすい、ニッカのエントリーモデル。
ノンピートモルトを使い、飲みやすさを重視したブレンド。
香りは、カラメル、ナッツ、樽香、レーズン、青リンゴ。加水でナッツ、バニラが顔を出す。
味わいは、ストレートではアルコールからの辛みが目立つが、後から甘さが訪れる。加水でビター、酸味がプラス。
安さを売りにしてきたトリスの現行モデル。
香りは顔リンゴとカラメルが主体、アルコールの刺激、辛みは少なく、ストレートでも比較的まろやか。
味わいについては、ストレートでもまぁあぁいけるが、甘さ以上の広がりが少ない。
ここ10年で、角ハイボールを端に発するウイスキーの消費増加に伴い、多くの国内メーカーがウイスキーの製造、販売を始めました。
自社で蒸溜を行う新興のメーカーについては、まだ3年熟成を超えるボトルは出てきませんが、仮に出ても1000円ではとても買えないものになると推測されます。
絶対的な製造量が少なく、必然的に高価なものになるからです。
その一方で、1000円以内で買えるブレンデッドウイスキーを出せるところとなると、大量の原酒を仕込める大手と、スコットランドなどの海外からバルクウイスキーを購入し、自社の原酒とブレンドして出す中小のメーカーに限られてきます。
近年では後者に該当するメーカーから、いくつものボトルが出ています。
それらも含めて、改めてまとめていきます。
なお、掲載するものは500mL以上のフルボトルに限ります。また、詳しい内容は、リンクをクリックして、当該の記事をご覧ください。
サン.フーズ(富永貿易) 甲州韮崎オリジナル
ウイスキーの製造免許は2010年代と新しい。
モルト、グレーンの他にスピリッツも含まれているものの、値段の割に香り、味わいはそこそこで、アルコールも目立たない、熟成感もある程度持つボトル。
三菱食品(サン.フーズ) グリーンフォレスト
製造はサン.フーズ。
前述の甲州韮崎と比べるとアルコールの刺激、辛みが強めで熟成感が少ない。
香りもカラメルやナッツなど、安物のウイスキーらしい薄っぺらさが目立つ。
味わいも雑味が目立ち、上手いとはお世辞にも言えないレベル。
トップバリュ ベストプライス ウイスキー
製造メーカーは合同酒精から南アルプスワインアンドビバレッジに変更されている。
初代が焼酎に毛が生えた程度の、ウイスキーと言えぬ代物として、ネットでも話題になったボトルだが、2代目については値段に比べてウイスキーとしての香り、味わいを備えたものになっており、ストレートでもアルコールの刺激が少なく、それなりの熟成感を得られる。
南アルプスワインアンドビバレッジ ハリス・ホーク
グレーンウイスキーを使わず、モルトとスピリッツでブレンドしたもの。
ストレートでは甘みが得られ、アルコールの刺激が少ないものの、ロックでは雑味が目立ち、ハイボールでは酸味が前に出る。
トップバリュと比べると一段劣る印象。
南アルプスワインアンドビバレッジ 蜂角鷹(はちくま)
中身については、トップバリュ ベストプライス ウイスキーとほぼ同じ。
イオン以外のサイトでも購入が出来ることと、値段が割高になっていることが違い。
合同酒精 香薫
青リンゴとカラメルの香りが多少する程度で、ストレートではアルコールが強い。
味わいもカラメルの甘み以外には特段何もない。
正直、買うだけ損。ハイボールに使うにも甲類焼酎を使う方がいい。
江井ヶ嶋酒造 ホワイトオークあかし レッド
ラムレーズンの他、トーストやカカオの香りが印象的。加水でエステリーさが出る。
味わいは酸味が主体。ストレートでは甘みがあり、アルコールからの辛みは少なめ。
低価格でありながらも1000円スコッチとも渡り合える実力のあるボトル。
キリン オークマスター 樽薫る
香りはバニラが先行し、マスカット、柿、ナシが追いかける傾向、加水でエステリーさが増す。
味わいは、ストレートではアルコール由来の辛みが目立つものの、甘さがついてくる。加水で酸味が現れる。
ニッカ ブラックニッカ クリア
ノンピートモルトを使い、飲みやすさを重視したブレンド。
香りは、カラメル、ナッツ、樽香、レーズン、青リンゴ。加水でナッツ、バニラが顔を出す。
味わいは、ストレートではアルコールからの辛みが目立つが、後から甘さが訪れる。加水でビター、酸味がプラス。
サントリー トリスクラシック
(※ボトルデザインは新しくなっています)香りは顔リンゴとカラメルが主体、アルコールの刺激、辛みは少なく、ストレートでも比較的まろやか。
味わいについては、ストレートでもまぁあぁいけるが、甘さ以上の広がりが少ない。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。