◆長州力引退興行「POWER HALL2019~New Journey Begins」(26日、東京・後楽園ホール)
“革命戦士”長州力(67)が26日、東京・後楽園ホールで行われた「POWER HALL2019~New Journey Begins」で引退した。
引退試合が行われた6月26日は、1976年日本武道館で現在、参議院議員のアントニオ猪木氏とボクシング世界ヘビー級王者のムハマド・アリが格闘技世界一決定戦で対戦と同じ日。「猪木対アリ」から43年後に長州が引退する不思議な巡り合わせとなった。
また、この日、猪木氏は、政界からの引退を表明。猪木対アリと同じ日、そして師匠の政界からの引退表明と重なった引退試合に関係者は「まったくの偶然ですね。我々としては、後楽園ホールがこの日しか空いていなかったんです。たまたま偶然が重なった感じです」と明かした。
猪木氏が旗揚げした新日本に入門し、弟子としてプロレスを学び、維新軍を結成し敵対、さらには離脱、再び新日本に復帰し合流もまたも批判し退団するなど紆余曲折があった2人の関係。ただ、ここ最近は猪木について「あの人はやっぱりすごい。オレなんか足元にも及ばなかった」と評していた長州。思えば長州の45年に及ぶレスラー人生は常に猪木氏の影響力を受けてきた。猪木氏の記念日が長州の人生にとって節目の日となったのも不思議な因縁だ。