老朽化した公共的看板を撤去する参加者=三養基郡みやき町の国道246号沿い

 県都市計画課などは5日、三養基郡みやき町の国道264号沿線で、老朽化した公共的看板を撤去した。表示されている文字が読めないなど設置目的を果たしていない看板を撤去することで景観づくりにつなげ、観光客らを迎える“おもてなし力”を高める。

 景観美化を目的とした公共的看板撤去は初めて。肥前さが幕末維新博が開かれているほか、2023年に佐賀国体が予定されていることから、県外からの来訪者を気持ちよく迎えようと実施した。

 県職員のほか、沿線自治体や、鳥栖三養基地区交通安全協会の担当者12人が参加、沿線の6カ所で老朽看板を撤去した。このうち、みやき町の西島交差点では、表面が破れて文字が読めなくなった看板、枠や足が壊れて倒れかけている看板など3枚を、設置者の同意を得ながら撤去した。

 県は今月中に、県内数カ所で同様の看板撤去を実施する予定。成果をみながら活動を全県に広げていくという。