6月28日 19時21分

七尾・恵寿総合病院がＡＩ問診システム導入

患者が入力した情報を元にＡＩが病名の候補を医師に提示するシステムが、七尾市の恵寿総合病院で７月から導入されるのを前に２８日公開されました。ＡＩ問診システムは、患者がタブレットに入力したデータを元にＡＩが５万件にも及ぶ論文データと照合し、該当する病名の候補を医師に提示します。そして、医師はＡＩの分析データと自身の所見を照らし合わせながらカルテを作成します。問診からカルテ作成までの所要時間がこれまでの３分の１程度に短縮できるといいます。ＡＩ問診システムの導入は恵寿総合病院が全国で７番目、北陸３県では初めてで、７月１日から内科をはじめ５つの科で導入します。タブレット操作が苦手な人には補助員をつけます。恵寿総合病院では、特に患者で混雑していた午前中の「診察待ち」の短縮につながればと期待を寄せています。