◆報知新聞社後援 プロボクシング ▽WBA世界ミドル級(72・5キロ以下)タイトルマッチ 王者ロブ・ブラント―同級3位・村田諒太(7月12日、エディオンアリーナ大阪)
前WBA世界ミドル級王者・村田諒太が王座奪回を期して挑む王者ロブ・ブラントが28日夕、成田空港着のアメリカン航空機で来日した。
元WBA世界ライトヘビー級王者エディ・ムスタファ・ムハマド・トレーナー、ティファニー夫人らを伴って到着ロビーに姿を見せたブラント。「前回来た時(4月の記者会見時)よりも霧が深い天候だったけど、素晴らしい国にまた来られてうれしい。ラスベガスでのキャンプで8週間、しっかりと状態を整えられた。日本の蒸し暑さというけど、ラスベガスだって暑くて40度近くあるから。何より、リングの中は雨に降られないので大丈夫」とニヤリ。「試合では皆さんに見せていないものを見せることになる? それは何かって? (7月)12日の試合で見せたい」と自信たっぷりに話した。
日本で世界戦を戦う外国人選手は、試合の1週前に来日するのが通例だが、時差や気候などに適応するため、ブラント側が希望して試合までちょうど2週前の来日。練習は村田が所属する帝拳ジムで行う予定で、両者が接触しないように時間差で実施される。
ブラントは昨年10月、村田を判定3―0で下し、王座を獲得。今年2月、同級8位(当時)のハサン・バイサングロフ(ロシア)を11回TKOで下し、初防衛に成功した。