6月27日 20時05分

南加賀に獣肉処理加工施設が完成

捕獲したイノシシの有効活用を目指します。南加賀地区に本格的な獣肉処理加工施設が、完成しました。獣肉処理加工施設「ジビエアトリエ加賀の國」は、加賀市・小松市・能美市と川北町の３市１町と猟友会、商工会などで組織する「南加賀ジビエコンソーシアム」が整備しました。イノシシ専用の処理施設で、農林水産省のジビエ倍増モデル事業にも採択されていました。イノシシの肉は腐敗が始まるのが早く、死後１時間余りで処理する必要があり、ジビエとして活用するには処理加工施設の整備が急務でした。「ジビエアトリエ加賀の國」は、クレーンや急速冷蔵機能を持つイノシシ専用の運搬車も備え、年間１０００頭を処理できる北陸でも最大規模の施設となる見込みです。今後は、イノシシの処理工程などの実習を続けて、来月末には最初の製品を出荷したいとしています。