【1台でいろいろできる】複合機のおすすめ人気ランキング10選

複合機は印刷のほか、スキャンやコピーができるのが特長です。『プリンター複合機』と呼ばれることもあります。機種によってはFAXや自動用紙送り、自動両面印刷など、さらに多くの機能がついています。

複合機は1台でプリントもスキャンもコピーもできるため、それぞれの専用機を揃えるよりもコストパフォーマンスがいいのが魅力。文書や資料の印刷はもちろんのこと、写真やイラストを取り込んで、年賀状やカードの作成もできます。

複合機は家庭で手軽に使えるものから、ビジネスで使える本格的なものまで、様々な機種が揃っています。A3など大きなサイズで印刷できる機種もあります。用途に合わせて、最適な複合機を選んでみましょう。

複合機の印刷方式には、インクジェット方式とレーザープリンター方式の2種類があります。それぞれに特長がありますので、印刷するものによって最適なタイプを選びましょう。

インクジェット方式は、家庭用の複合機で最も多く使われている印刷方式です。紙にインクを吹き付けて印刷します。発色がよいことから、写真やイラストの印刷に強いのが特長です。文字の印刷もきれいで、家庭で普通に使うのであれば、このタイプがおすすめです。

本体にセットできるインク数は、機種によって違いがあり、主に4色タイプ、6色タイプ、一体型のものがあります。色数が多いものほど色彩表現が豊かになり、よりきれいに印刷することができます。

インクは染料インクと顔料インクの2種類があり、機種によって使えるインクが決まっています。レーザープリンター方式に比べると本体価格は安いものが多いですが、印刷スピードは遅めです。

レーザープリンター方式の複合機は、トナーインクを使用して印刷を行います。会社やコンビニなどで使われているコピー専用機と同じ印刷方式で、印刷スピードが速く、大量印刷に強いのが特長です。

レーザープリンターには、モノクロレーザーとカラーレーザーがあります。モノクロレーザーは文字通り、モノクロ印刷に特化したもので、階調が不要のモノクロ印刷に向いています。カラーレーザーは、モノクロ印刷・カラー印刷のどちらもできます。

ちなみに、モノクロ原稿で階調が必要な場合は、カラーレーザーを使うとより繊細な印刷ができます。レーザープリンター方式は文書の印刷に強く、インクジェット方式よりもクオリティーの高い印刷ができます。が、写真やイラストの印刷にはあまり強くありません。

複合機は、機種によって対応しているインクに違いがあります。インクには『染料インク』『顔料インク』『トナーインク』があります。

染料インクは発色が鮮やかで、写真やイラストの印刷に強いのが特長です。文字についても、顔料インクには及ばないものの、日常で使うのには十分なクオリティーで印刷できます。オールマイティに使えることから、家庭用で最も多く採択されているインクです。

写真やイラストの印刷をしたい方は、4色タイプまたは6色タイプのものがおすすめです。色数が多いほどきれいに印刷できます。4色タイプは小さなサイズでの印刷や「とりあえず写真を印刷したい」という方に向いています。

6色タイプは4色タイプよりも繊細な色彩表現ができるため、写真もイラストもクオリティーの高い印刷ができます。ちなみに、染料インクは水に溶けやすく、紙によってはにじみやすい性質があります。宛名印刷などに使う場合は注意が必要です。

顔料インクは水に強く、にじみにくいのが特長です。文字がきれいに印刷できることから、文書や資料などの印刷に向いており、ビジネスでもよく使われています。また、耐水性があることから、宛名印刷にも重宝します。

文字の印刷に強いことから、染料インクを採択している機種でも、ブラックのみを顔料インクにして、文字にも写真にも強いようにしている複合機もあります。こうしたタイプを、ハイブリッド方式、ハイブリッドシステムと呼ぶこともあります。

カラーの顔料インクが使える機種は、セットできるインクの色数が多いほどカラー印刷のクオリティーが高くなります。が、顔料インクの性質上、写真やイラストの印刷にはあまり強くなく、カラーの文書や資料を印刷するのに向いています。

トナーインクは、レーザープリンター方式の複合機に使われているインクです。インクが乾きやすく、大量印刷に強いのが特長です。文書や資料の印刷に向いており、ビジネスの場面で多く使われています。

また、1枚あたりの印刷速度も速く、紙との相性をさほど気にせずに印刷できるのも強みです。インクはトナーカートリッジに入っており、染料インクや顔料インクに比べると、かなり大型で大容量です。

文字の印刷に強いトナーインクですが、色彩表現の幅は狭めです。そのため、繊細な色彩表現を必要とする写真やイラストの印刷にはあまり強くありません。が、資料などに使う図やグラフは十分なクオリティーで印刷できます。

複合機には、プリント・スキャン・コピー以外にも便利な機能を搭載している機種があります。

スマートフォンに対応した複合機は、スマートフォンやタブレットからデータを転送することができます。スマートフォンで撮った写真を印刷するほか、機種によってはデータをPDF化できるものもあります。

どの機種も、接続設定が簡単なのも特長で、QRコードや専用のアプリを使うもののほか、アプリなしでも印刷ができる「AirPrint」に対応した機種もあります。設定後は、スマートフォンやタブレットから直接操作が行えるのでとても便利です。

また、従来のように、パソコンにデータを移行しなくても印刷できるのもメリットで、パソコンを起動しなくても使えるのは大きな強みです。スマートフォンやタブレットで撮った写真を手軽に写真を印刷したい方におすすめです。

タッチパネル液晶を搭載した機種は、操作が直感的で分かりやすいのが特長です。本体に液晶パネルがついており、スマートフォンのように、液晶をタッチしたりスライドしたりして操作します。機種によっては、液晶の角度を自由に変えられるものもあります。

タッチパネル式の利点は、ほとんどの操作を液晶で行えるところ。液晶にインターフェースを集約しているため、本体のボタンが少ないのが特長で、『どこにボタンがあるのか分からない』といったことが起こりにくくなっています。

また、ボタン数が少なくすむことからデザインが洗練されているのも魅力で、インテリアとしても違和感のない外観になっています。操作が直感的で分かりやすい複合機を求めている方におすすめです。

複数の書類をスキャンしたりコピーしたりする機会の多い方は『ADF機能』がついた複合機がおすすめです。ADFは『Auto Document Feeder』の略で、セットした原稿を自動で本体に送る機能のことをいいます。

通常、プリンターで複数の原稿をスキャン・コピーする時は、手動で原稿を入れ替える必要があります。が、ADF搭載機なら原稿の入れ替えが自動で行われるので、非常に手軽でスピーディーです。

ADF機能は、ビジネス用の複合機に多く搭載されています。資料など複数の原稿をスキャンしたりコピーしたりする機会の多い方におすすめです。また、両面印刷の機会が多い方は、 自動両面印刷に対応した機種を選ぶとより効率が上がります。

複合機の選び方とおすすめ人気ランキング10選を紹介しました。印刷だけでなく、スキャンやコピーもできる複合機はとても便利。複合機が1台あれば、資料の印刷や取り込みはもちろんのこと、写真を入れた年賀状なども作ることができます。ビジネスでも家庭でも役に立つ複合機、用途に合わせてぴったりなものを選んでみてください。