日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が27日、交流戦再開初戦となるソフトバンク戦(札幌ドーム)で先発予定の千賀攻略に意欲を示した。
国内最強投手との初対戦。その時を前に清宮は思わず武者震いした。「昨年のクライマックスシリーズのときにベンチで見ていて日本一のピッチャーだと思いました。対戦できたら楽しみです。スピード、変化球、すべてを兼ね備えている」。160キロを計測する剛速球に落差の鋭い通称・おばけフォーク。そのどれもが超一流だからこそ、打てば自分もチームも乗っていける。
そのために、打撃フォーム改良にも着手した。「スタンスを狭くしました。昨年も打てていたときは狭かったので」。広いと右足を踏み出した際に目線がぶれやすくなるという。その悪癖も修正され、打撃練習でも快音を連発。「良い感じです」と納得の表情を浮かべた。
チームは交流戦を8勝9敗1分けと負け越し。特に最後の中日戦では3連敗を喫するなど決して良い状況とはいえない。清宮が難攻不落の千賀から流れを変える一打を放つ。 (土屋善文)