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【芸能・社会】

香取慎吾、独立後初主演映画はノーメーク 「30年近くアイドルとしてキレイにしてきたんだな」

2019年6月27日 23時52分

映画「凪待ち」について話す香取慎吾(金田好弘撮影)

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 元SMAPの香取慎吾(42)がジャニーズ事務所独立後、初主演した映画「凪(なぎ)待ち」が28日に公開される。白石和彌監督の意向で劇中ではノーメークだった香取。チラシやポスターを見たファンを「こんな顔見たことがない!!」と驚かせている。

 ギャンブルにのめり込んでいた郁男(香取)は恋人とその娘とともに、彼女の故郷、宮城県石巻市で再出発を目指す。そこでもノミ行為に夢中になり、恋人も殺害され、次第に自暴自棄になっていく。

 明るい好青年の印象が強い香取が一転、つらい現実から逃げ続けるろくでなしを演じる。全編、無精ひげにボサボサ頭、ルーズな服装だが「僕自身が普段見ている素の状態。30年近くアイドルとしてキレイにしてきたんだなあと面白かった」とイメチェンを楽しむ。これまでは人間でない役柄が多く、本作で見せる意外性を「40を超えたリアルな人間としてスクリーンに映るのは初めて。30代とは違う顔なのかな」と自己分析した。

 撮影は昨年の6~7月にかけて。ちょうど再出発の時期に重なり、先の見えない不安を感じていた心境が役作りにつながった。「環境の変化もこの映画に映っている。今もし撮ったらこの表情じゃないかな」。SNSなどの活用も自由になり、活動状況を発信しては反響をチェックする頻度が増えた。「『凪待ち』にもネタバレがいろいろあるので、どう広がるか楽しみです」

 作品のタイトルに名字の一部が含まれる草なぎ剛(44)は、ツイッターでいち早く反応。香取も「もうちょっと『草凪待ちだぜ』って言ってくれてもいいのに…」と、さらなる応援を期待している。映画好きで知られる稲垣吾郎(45)は、既に鑑賞済み。久々に電話があったそうで「『あそこが素晴らしい。ここは…』って延々話してくれた」とうれしそうだった。

 

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