2.今のドローンのできること
■1年半前に入手した当時の機体に備わっていたもの
・GPS
・加速度センサー
・地磁気センサー
・カメラジンバル(カメラを機体の動きから独立させ水平なりとりたいアングルで維持する装置 = 手振れ装置の強力版)
・FPV(First Person View)ドローンに搭載されたカメラからの映像を地上で操縦者がリアルタイムで見ることができる(当時は200mの距離が限界)
等々
■その機体でできたこと
・カメラジンバルで、ほぼ全く手振れのしない空撮ビデオが撮れた。
・自動操縦:過去のラジコンで一度も経験したことのない、自動着陸(Automatic Go Homeと呼ぶ)、ドローンの向きに関係無く、操縦することができる2つのモード、Home Rock(操縦者の方向に操縦スティック1つで戻せるシステム)、Course Rock(機体を好きな方向に動かすシステム)等、ドローンでしか考えられない高度な操縦アルゴリズムが搭載されていた。
[最近のドローンでできるようになったこと]
私は、この1年半の間に大小7機(おもちゃ的な物を除く)のドローンを購入(プロペラを付けないでの直径25cm~100cm)し、空撮や他の開発に使っている。それらで利用している最新機能は以下である。
・GPS利用のプログラム航行装置:Way Pointと呼ばれ、PC、タブレット、スマホで専用のアプリでGoogle Mapを呼びだし、GUIで飛行経路、速度、高さ等を論理的にはいくつでも設定し、電波を使わずにプログラムした通りに飛行するシステム。
・Vison Positioning:カメラと超音波センサーによるGPSでの安定航行不可の場合の安定航行装置
・進化したFPV:従来は操縦者が地上で、200~300m程度の距離でしかリアルタイム映像を見ることしかできなかった(これでも凄い)が、今はハイビジョンレベルで1000m程度の距離でも受信可能。しかも装置によっては送受遅延が最小化(ZEROと言っているぐらい)。
・4Kでの動画撮影と地上からの動画、静止画のシャッター操作
その他モーター、ESC(Electric Speed Controller)、GPS、LiPo電池(Lithium Polymer)、アンテナ等々、全ての性能が劇的に変化し、価格も安価。等々。