「自家採種の禁止」で…地域の多様な品種が食卓から消える

公開日: 更新日:

 知的財産権の保護は、TPPでも大きなテーマだった。米中貿易戦争でも、トランプ大統領は中国が知的財産権を侵害していると問題にしている。新しい技術やソフトの開発者の権利がないがしろにされ、コピーや海賊版が横行すれば、開発や著作活動が成り立たなくなってしまう。国際社会が協力して知財保護を強化していくことは必要だ。

 しかし、コピーが何でも悪いわけではない。育成者の権利保護を名目に、「自家採種の禁止」という形で、日本の農業文化が壊されようとしているのだ。

 自家採種とは、農家が自ら生産した作物から種を採取し、次の年に作付けすること。企業が開発した種はF1品種と呼ばれ、収穫率が高く、品質の均一性にも優れるが、一代限りの種だ。一方、自家採取の種は、質の劣化は避けられないが、農家は工夫をしながら、種を代々つないできた。東大大学院の鈴木宣弘教授(農政)が言う。

AdChoices
ADVERTISING

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

今、あなたにオススメ
(2019年6月19日)
(2018年1月23日)
(2019年6月25日)
(2019年6月12日)
(2019年6月13日)
(2019年6月25日)
(2019年6月27日)
(2019年6月26日)
(2019年6月28日)
(2019年6月19日)
(2019年6月20日)
(2019年6月13日)
(2019年6月28日)
(2019年6月8日)
(2019年6月27日)
(2019年6月13日)
5Lq65ZKM5Lq65Y+C5LiO55qE5rS75YqoLeS6uueJqeeJueWGmS3pnaLpg6jlsYDpg6gtZGVmYXVsdA==
(2019年6月26日)
(2019年6月4日)
(2019年6月1日)
(2019年6月27日)
(2019年6月23日)
(2019年6月25日)
(2019年6月27日)
(2019年6月26日)
Recommended by
こちらの記事もオススメ
(2019年6月25日)
(2019年6月12日)
(2019年6月6日)
(2019年6月26日)
(2019年6月28日)
(2019年6月26日)
(2019年6月27日)
(2019年6月11日)
(2019年6月24日)
(2019年6月13日)
(2018年3月27日)
(2015年12月24日)
(2019年6月26日)
(2019年6月4日)
(2019年6月23日)
(2019年6月27日)
(2019年6月27日)
(2019年6月27日)
Recommended by

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    錦織圭やはり問われる「チーム体制」万年8強止まりの元凶

  2. 2

    「闇営業」謹慎処分で一番ワリを食ったガリットチュウ福島

  3. 3

    花嫁の逆襲 私の結婚式を台無しにしたあの女が許せない!

  4. 4

    損しないために“ねんきん定期便”確認すべき3つのポイント

  5. 5

    若林ドン引き オードリー春日「浮気謝罪で100万円」の性根

  6. 6

    広瀬すずvs永野芽郁 NHK朝ドラの次は映画で対決か?

  7. 7

    超肉食同士は食い合わない?蒼井優が唯一落とせなかった男

  8. 8

    交流戦で打率急降下…G坂本が迫られる「本塁打か安打か」

  9. 9

    吉本興業と安倍政権は蜜月 官民ファンド100億円出資の行方

  10. 10

    【福島】元大臣のテングの鼻をへし折る無名の野党統一候補

もっと見る

Messengerマガジンはコチラ