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選択的夫婦別姓に賛成の議員を増やそう!
民法改正を求める院内集会 6月6日

 mネットは、参議院議員会館で6月6日、「選択的夫婦別姓に賛成の議員を増やそう!民法改正を求める院内集会」を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など123人が参加しました。

▼日本弁護士連合会の原田直子副会長
 この問題は、人の尊厳に関わる問題だ。古い家制度とか、地縁血縁の関係では、今までと違う自分にならなければいけないような状況に追い込まれるということも、選択的夫婦別姓を求めてきた大きな力ではないかと思う。野党が、この夏の最重点課題として取り組んでいただくことで、本当に実現する大きなチャンスではないかと思う。日弁連もみなさんと一緒に頑張っていきたい。

 各党・各会派を代表して、立憲民主党、国民民主党、共産党、沖縄の風が挨拶しました。

▼立憲民主党代表・枝野幸男衆議院議員
 女性の社会参加を阻んでいる壁は山ほどあるが、その壁の中で、簡単に取り除くことができるのが夫婦別姓問題ではないか。これすら実現ができないのに、女性が輝く社会だとか、ちゃんちゃらおかしい。少子化の背景にあるのは、性別役割分担の古い概念が余りにも残っていることだ。この夏の闘いが、大きな前進をするチャンスだ。立憲民主党は、この夏の政治決戦の最重点政策の一つに選択的夫婦別姓の実現を掲げて、力強く前に進んでいきたい。国会の議席構造を大きく変えていきたい。

▼国民民主党男女共同参画推進本部長・徳永エリ参議院議員
  昨年の通常国会で、政治分野における男女共同参画推進法が通った。北海道の江別という町は女性議員の割合が48%になった。議会の雰囲気がガラッと変わった。女性の声が、政策に反映される環境が整いつつある。選択的夫婦別姓が、一気に進んでいく、そんな機運が高まっている中に、国会は何をやっているんだと言う状況にある。国民民主党は選択的夫婦別姓を実現することを政策に入れさせていただいた。参議院選挙の最重点政策でしっかりといきたい。   

▼共産党委員長・志位和夫衆議院議員
 今の制度は、個人の人格の象徴である氏名を強制的に変えさせられる、個人の尊厳に反した法制だ。そして、同姓カップルと別姓カップルを差別する点で、法の下の平等に反する法制だ。さらに、96%の女性が変える事を余儀なくされるのは、両性の平等に反する。二重三重に憲法に反する。多様な婚姻、家族、姓をお互いに尊重する社会であってこそ個人の尊厳が保障される社会だ。党としても、個人の尊厳とジェンダー平等を政策の柱に据え、その中に選択的夫婦別姓を位置づけ、選挙戦の大きな争点として訴えていきたい。

▼沖縄の風代表・糸数慶子参議院議員
 (別姓反対派は)家族の一人一人が大切というより、家族という共同体が大切という考え方だ。国全体のために沖縄が切り捨てられる構造と重なる。選択的夫婦別姓を求めると、家族が崩壊する、とバッシングを受ける。沖縄でも、基地負担は国全体で考えるべきとか、基地建設反対を訴えると、批判される。日本会議系の安倍首相のもとで民法改正は絶望的だ。来る参議院選挙では、個人を大事にする、家族や夫婦の多様性を大事にする政策を掲げる候補に1人でも多く当選していただきたい。

▼別姓訴訟弁護団長・榊原富士子弁護士
 2015年の最高裁判決は同氏の意義を説いていた。そのこと自体は全く否定しない。同じ氏で仲良くすることは価値があると思う。けれども、そうでない事情のある方には別の選択肢が欲しいということを裁判で訴えている。通称使用でしのげるじゃないかと最高裁は言った。今年11月からマイナンバーカードに併記することで進んだが、パスポートでは難航している。旧姓併記の住民票、マイナンバーカードと言っても、国内・内向きの政策で、膨大な税金かけて、通称に勤しんでいるという悲しい思いをしている。

▼夫婦別姓確認訴訟・竹下博將弁護士
 現行法の下でも、例外的に別姓のままで結婚できることを確認する訴訟で、ニューヨーク州で結婚した日本人夫婦が原告。1年前の6月、東京地裁に提訴した。訴えたいことは、外国で結婚した日本人夫婦で、夫婦の氏を決めない方が実際にいる。そうするとそのままでは、国は結婚したことを把握できない、そのような状況が果たしていいのかが問われている。年内にも結審が見込まれ、早ければ年内に判決もありうる。

▼第二次別姓訴訟・立川の原告(男性)
 私は妻と事実婚で10年くらいになる。今まで結婚と離婚を繰り返している。自分の子どもが生まれるとき結婚し、1か月後に外した。それから、配偶者特別控除が12月31日付で計算されるので、12月27日に婚姻届を出して、1月4日に別れるということを何回もした。繰り返しているが、好きでやっているわけではない。通称使用が広がっているが、根本を変えないと問題は解決しない。ぜひご協力をお願いしたい。

▼第二次別姓訴訟・立川の原告(女性)から
 2001年に結婚式を挙げ、法改正されたら届出をしようという約束で結婚生活をスタートさせた。私たちは子どもを持つことができたが、改正されない中で破談したカップルもいるし、子どもを持つことをあきらめたカップルもたくさんいた。政治の責任は大きいと痛感する。選択的夫婦別姓、名前を変えずにそのまま結婚したいという、それだけ。法的に結婚したい、親子になりたい家族であると知っていただきたい。

 このほか、選択的夫婦別姓を実現する会・富山が、国会請願を出席議員に手渡し、選択的夫婦別姓・全国陳情アクションから活動の紹介をしていただきました。

◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】 21人
自民党木村やよい議員
立憲民主党枝野幸男議員、尾辻かな子議員、大河原雅子議員、
辻元清美議員、宮川伸議員、真山勇一議員、山花郁夫議員
国民民主党徳永エリ議員
共産党志位和夫議員、笠井亮議員、畑野君枝議員、
藤野保史議員、宮本徹議員
吉良よし子議員、仁比聡平議員
社民党福島みずほ議員
希望の党井上一徳議員
沖縄の風糸数慶子議員、伊波洋一議員
社会保障を立て直す国民会議井出庸生議員
【秘書】 23人 (議員と秘書、秘書複数出席あり)
自民党野田聖子議員
立憲民主党大河原雅子議員、佐々木隆博議員、辻元清美議員、
本多平直議員、松田功議員
国民民主党泉健太議員
森ゆうこ議員、矢田わか子議員
公明党大口善徳議員
共産党志位和夫議員、笠井亮議員、高橋千鶴子議員
畑野君枝議員、藤野保史議員
岩渕友議員、吉良よし子議員、倉林明子議員
田村智子議員、仁比聡平議員
自由党森ゆうこ議員
沖縄の風糸数慶子議員、伊波洋一議員
無所属柚木道義議員
    、    、                 、         、               最後に、集会アピールを満場一致で採択しました。

【集会アピール】



時の法令 6月15日号 2051号に掲載されました。

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「選択的夫婦別氏はなぜ実現しないのか」
(坂本洋子:NPO法人mネット・民法改正情報ネットワーク理事長)


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