はじめに

配信していると「画質を良くするにはどうしたらいいのか」というような質問をたまに受けるので、その都度答えるのが非常にめんどくさいので自分の備忘録も兼ねてこれを書いてみました。
個々人のPC環境はそれぞれですので、当然ですが配信での設定もそれぞれ変わってきますし、ここで紹介している全ての設定はこぴぺ個人の設定であり万人にお勧めできる設定とは限りません。鵜呑みにせずに参考程度にとどめてください。

また、今後自分のPC環境や設定が変わったとしても、その都度書き直すのも非常にめんどくさいのでこのサイトは自分のこの当時の記録と備忘録として内容は更新しませんのでご了承ください。リンク切れは見つければ修正するかもしれませんがめんどry

配信サイトとPCスペック (2017.3.22現在)

・配信サイト
kukuluLIVE
・配信ソフト
OBS Studio 64bit (エンコーダはx264NVENC)
・OS
Windows 10 Home 64bit
・CPU
Core i7 3770 (4C8T 3.4GHz)
・メモリ
16GB (4GB*4)
・GPU
NVIDIA GeForce GTX680 (Palit)
・モニタ
BenQ XL2420T (最大解像度:1920*1080px 最大リフレッシュレート:120Hz)

配信サイトについて

まず配信サイトのkukuluLIVEですが、"配信をはじめるには - kukuluLIVE Wiki"を読んでいただければ配信サイトとしての特徴がいくらか分かるかと思います。
この中の一文には FlashVideoで配信する場合は、ビットレートフレームレート映像サイズに一切の制限がありません。画質設定を追求すれば、どこまでも配信を綺麗にすることができます。 という説明がありますが、個人的にこれは大きな特徴に思えます。昨今配信サイトは多数存在していますが、ビットレートに関しては制限や推奨値を設けているサイトが多いからです。

配信に限らずエンコードにおいてビットレートは非常に重要なもので、コーデックやエンコーダによって度合いは異なりますが、使えるビットレートが多ければ多いほど映像や音声は綺麗(劣化が少なくソースに忠実)になります。
しかし使えるビットレートをサイト側で低く制限されてしまうと、映像を綺麗にするために「配信する映像の解像度やフレームレートを下げて必要なビットレートを下げる」「音声ビットレートを下げて映像にビットレートを回す」「エンコーダ設定を重くして必要なビットレートを下げる」などのめんry工夫や調整が必要になってきます(楽しそう)。工夫しないという楽しくない選択肢もありますが、その場合はブロックノイズモスキートノイズだらけの汚い映像で妥協しなくてはなりません。

その点kukuluLIVEの場合はビットレートに制限が無いため、配信者のPCスペックや回線状況に応じてビットレートを自由に調整することが出来ます。
しかしかなり悪い言い方をすると、「kukuluLIVEは面倒な調整や工夫をしなくてもビットレートをガンガン上げればお手軽に綺麗な映像を配信できるサイト」という言い方もできてしまいます。ただし、これをするとkukuluLIVEのサーバーへの負担となり、視聴者の回線速度によっては安定して受信できずに途切れ途切れの映像になったりします。
なのでこれを踏まえると「高画質な配信」とは「出来る限り綺麗な映像を、出来る限り抑えたビットレートで、サーバー/視聴者に送信すること」だと個人的には考えています。(考えているだけで実際は高ビットry

自分のPCについて

自分のPCは、この文章を書いた日から4年ほど前(2013年の夏頃)に購入してから、メモリを増やした以外手付かずのものです。現在(2017年)からすると良いスペックとは言えない状況です。
自分が主に配信で使用しているエンコーダのx264は、CPUの性能が大きく影響すると思います。CPUが違えばエンコード速度が変わってきますし、設定できるコマンドや掛けれる負荷も変わってきます。

ゲーム配信の場合、当然ゲームにもCPUが使われます。ゲームとエンコードを同時に行うのがゲーム配信ですから、1台のPCでゲーム配信する場合は、自分のCPUの性能の許す範囲内でその両方をこなせるように負荷を調整しなくてはなりません。
古くて軽いゲームであればCPUへの負荷も少ないので、その分エンコードに負荷を費やせます。逆に最新の重いゲームであればエンコーダ側を軽くしてあげないといけないかもしれません。
つまり、使っているCPUや配信するゲームによって状況がかなり変わってきますので個々人で調整するしかありません。(非常にめんどくさいですがそれが楽しいw)
なので先にも書きましたが、このサイトに書いてあることは参考程度にお願いします。

配信ソフトは上記の通りOBS Studioの64bit版で、主にゲームキャプチャやウィンドウキャプチャと言った機能を使って取り込みし、エンコーダはx264かNVENCを使い分けています。
ゲームによってもCPUをたくさん使うものであったり、GPUをたくさん使うものであったりと様々なので、x264のコマンドを変えてみたりエンコーダを変えたりしながら使っています。

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