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【大相撲】

貴景勝、一歩前進! 名古屋場所出場へ「膝の調子いい」

2019年6月27日 紙面から

すり足をする貴景勝=名古屋市北区の千賀ノ浦部屋で(岸本隆撮影)

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 夏場所で右膝を負傷して途中休場し、名古屋場所をかど番で迎える大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=が出場へ一歩前進した。

 26日の名古屋は真夏日となったが、その暑さが貴景勝を後押しする。名古屋市北区の千賀ノ浦部屋で稽古を終えた貴景勝は「暑い」を連発しながらも、「きのう(25日)より全然膝の調子がいい。朝起きて、いい感じの気候、気圧。比較的、動かしやすかった。きのうより進歩した」と表情に暗さはなかった。

 稽古場では、まずじっくりと四股を踏み、すり足、てっぽうと相撲の基本動作を全てこなした。「普通にできたし、保っていければ。安定感を出していきたい。相手の圧がかかったときの膝の耐久に慣れていかないといけない」と前向きに話した。

 二所ノ関一門の連合稽古が27日から始まる。参加するかどうかは未定で、参加したとしても「申し合いはしない」と基本運動だけにとどめるつもりだ。

 気掛かりなのは、27日からは天気が崩れそうとの予報。「気圧の変化で膝が引っかかるんだよね。ジョイントというかスムーズさがない」と心配そう。実戦的な稽古の再開については「スケジュール上では、(初日の)5日前くらいに取れたらいいかな」とめどを示した。ギリギリではあるが、最後まで出場をあきらめないとの思いがあふれた。 (岸本隆)

 

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