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【プロ野球】

巨人が緊急トレード 日本ハム・藤岡+鍵谷⇔吉川光+宇佐見

2019年6月27日 紙面から

 巨人の吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と日本ハムの藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)の2対2のトレードが26日、両球団から発表された。救援陣の強化が急務の巨人と、先発ができる投手と捕手の補強を狙った日本ハムの思惑が一致した。

 巨人には懸案だった救援陣に実績のある左右の投手が加入。首位固めへの態勢を強化させた。

 残り74試合。5年ぶりV奪回へ向け、7年目右腕の鍵谷と2011年ドラフト1位左腕の藤岡を獲得。東京ドームでの全体練習後、原監督は「手助けをしながら、いいものが出せるようにしたい」と期待を込めた。

 救援強化は喫緊の課題だった。守護神・中川こそ安定しているものの、救援防御率はリーグ4位の3・83。逆転負けは16度を数える。精彩を欠くクックらが2軍落ちし、マシソンが故障で戦列離脱するなど、誤算が相次いでいた。22日には新外国人右腕のデラロサの獲得を発表。矢継ぎ早に補強を敢行した。

 エース・菅野と同学年の藤岡については、プロ入り前から知っていたという指揮官。「このところ少し消化不良的なところがあるので、気分一新。水を得た魚のごとく、ジャイアンツで暴れてもらいたい」。2位とのゲーム差は「1」。交流戦明けからの進撃へ、血の入れ替えで明確だった弱点を補った。 (野畑圭司)

 

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