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【芸能・社会】

村上春樹さん「90歳まで頑張る」 「村上RADIO」公開収録

2019年6月27日 紙面から

ラジオ番組「村上RADIO」の公開収録を終え、写真撮影に応じる(左から)渡辺貞夫、大西順子、村上春樹さん、北村英治ら=東京・麹町で(高嶋ちぐさ撮影)

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 世界的人気作家・村上春樹さん(70)の作家デビュー40年を記念し、自らディスクジョッキー(DJ)を務めるラジオ番組「村上RADIO」の公開収録イベント「村上JAM」が26日、東京・麹町のTOKYO FMホールで開かれた。国内であまり公の場に出ることのない村上さんにとって初の公開収録。

 村上さんは1万2000通の応募から抽選で無料招待された約150人の前に、少し緊張した様子で登場。「すてきな夜になると思うので楽しんでください」と呼び掛け、渡辺貞夫(86)、スガシカオ(52)、俳優の高橋一生(38)らをゲストに音楽&朗読ライブが展開した。

 高橋が「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」など村上さんの作品を朗読すると、「自分の本は読み返さないので新鮮」と笑顔に。ジャズクラリネットの大御所、北村英治(90)には「僕も(北村さんと同じ)90歳まで頑張ります」と話し、会場を沸かせた。

 スガは人を介して村上さんに自身のアルバムを送ったことから親交がスタートし、今では一緒に食事をする間柄。村上さんが「スガさんの曲は歌詞がネガティブだけど、音楽がポジティブ。歌にこぶしが利いてないのがいい」と曲の魅力を語ると、スガは「村上作品の影響を受けているので、師匠みたいな感じです」と恐縮。SMAPに提供して大ヒットした自身の曲「夜空ノムコウ」を弾き語りで披露した。

 収録内容は8月25日と9月1日の2夜に分け、いずれも午後7時からTOKYO FMなど全国38局で放送される。「村上RADIO」は村上さんが好みの楽曲を流す内容で、昨年夏から計5回放送。公開収録を求めるリスナーの声に応え、イベントが実現した。

 

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