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ライチョウふ化、月末にも 卵4個、大町山岳博物館

大町山岳博物館でひなにかえそうとしている卵4個=大町市で(同博物館提供)

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 大町市の市立大町山岳博物館で、国の特別天然記念物ニホンライチョウの卵四個が、順調なら今月末にもひなにかえる見通しとなった。牛越徹市長が二十六日、市議会六月定例会の閉会のあいさつで明らかにした。

 博物館では、環境省の保護増殖事業で雄二羽と雌四羽を飼育している。卵四個は、一組のつがいが同日夕までの約一カ月間に産んだ十五個の一部。二十日に心拍の波形が適正だと確かめ、ふ卵器に入れている。

 残り十一個のうち、二個はひなにかえる可能性はなく、無精卵であったか、受精しながら死ぬかしたことを確認した。残りの九個は今後、心拍の有無などを検査する。心拍が確認できた一部は、雌に抱かせてひなにかえす自然繁殖を試みる予定。

 牛越市長は「今後も引き続き、細心の注意を払って飼育・繁殖に努めたい」と述べた。

 (林啓太)

 

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