株を持ったままで、もらえるのが配当金

株式投資によって得られる収入には、売却時の差益によるキャピタルゲインのほか、株を所有し続けるだけで得られる「インカムゲイン」があります。そのひとつが配当金ですね。
配当金は、企業が得た利益の一部を出資してくれた株主に還元するためのものです。
決算後の配当は「本配当」、中間決算後の配当は「中間配当」と呼ばれ、後者は実施していない企業もありますが、いずれも決算後2ヶ月ほどで「配当金領収証」が郵送され、それを持って銀行に行けば、配当金を受け取ることができます。手続きをすれば、口座振込も可能です。
現在、年間の配当金の株価に対する利回りが3%を超える企業はザラにあります。単純比較はできませんが、普通預金の実に100倍超の利回りとなります。
ただし配当額は変わる可能性があるほか、株価が購入時から配当額と同じだけ下がれば、実質的には利益が帳消しになる点は注意が必要です。それでも3%の配当金が10年続けば30%、配当金も再投資すれば複利で34%を超えますので、株式の長期投資・長期保有を考える際には、事業の安全性と同時に、配当利回りもチェックしておきましょう。
なお、配当金を受け取るまでの手順は以下の通りです。
1.株購入 : 株を購入すると、4営業日後に企業の株主名簿に住所と名前が記載されます(受け渡し)。
↓
2.決算 : 株を保有したまま企業の決算日(中間配当は中間決算日)をまたぐことで、利益配当請求権が確定します。
↓
3.株主総会 : 決算後の定時株主総会で配当議案が承認され、配当金の額が確定します。
↓
4.受け取り : 配当金領収証を指定銀行の窓口に提出、または口座振込で配当金を受け取ります。
参考にしてみてください。

>>>
最新版!ネット証券比較ランキング+口コミはこちら