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三柱鳥居の謎 中 三囲神社
三柱鳥居が見学できるのは京都、奈良と関西方面だけか?

実は東京都内でも一ヵ所見学が可能である。
前回綴り忘れたが、現在見学可能な三柱鳥居は京都の蚕の社を除くと比較的近年に建てられたものである。
あたかも本来の姿に戻ろうとする意志が働いているかの如し。

東京で三柱鳥居を見学できるは向島の三囲神社。
駅から15分位歩く。

三囲神社 三柱鳥居 1

三囲神社には京都の蚕の社同様に三柱鳥居があり、誰でも見学可能。

三囲神社 三柱鳥居 3

三囲神社の三柱鳥居が蚕の社と異なるのは祭ってあるというよりも、好きでしょうがなく飾ってあるといった感が強い点。

三囲神社 三柱鳥居 4

三囲神社は三井家が崇敬している神社でもある。
三井家。 もちろん三井財閥の三井家である。
実は三井家はどうも神道に関係が深そうである。
日本神道を仕切っていると考えられる下賀茂神社にも三井神社は存在する。

三井は三越デパートや銀行、商社の存在で日本人なら誰でも知る存在。

1673年、伊勢の松坂に酒造業(酒はいうまでもなく水とお米、そして発酵)を営んでいた三井高俊の4男三井高利が江戸に進出し、呉服屋「越後屋」を創業。
当時では珍しい現金取引「店前現銀無掛値」(たなさきげんぎんかけちなし・過去には教科書にも出てきていましたね)をかかげ、後日事業は大成功。
当時、越後屋からみて鬼門の方角にあった神社が三囲神社。 井の字の四方が囲まれており、三井家を守護してくれるという意味から崇敬するようになったようだ。

三囲神社 三柱鳥居 2
こちらも三柱。

三囲神社をよく見学すれば誰にも分かることだが、どうも三井家の人しか入れないお社もここには存在している。
外からいくらでも見学は可能だが、鉄柵があり一般人は中には入れないようになっている。
まるで宗廟のような感じもするが、宗廟というと伊勢神宮の内宮を思い出す。
三囲神社のそれは全く規模も小さく神々しさもないのだが・・・。 大事にしている心は十分に窺えるといったところだろうか。

三井高利は京都にも呉服仕入店を開業。
その際に呉服業に関わりが深そうな養蚕(こかい)神社を崇敬。
養蚕神社は木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)の摂社で、本殿東側に立つのが養蚕神社。
三柱鳥居を綴る中で、私が一番訪れたかったのが一番古い三柱鳥居が建っている木嶋坐天照御魂神社。
ちなみに三井高利は後年、両替商も開業する。

三囲神社には稲荷神社もあるのだが、勧請したのは蚕の社の宮司。
後日綴るが稲荷神社の総本山、伏見稲荷神社を創建したのは秦氏。
そして神道の拠点として非常に重要な役割を担っていると考えられる下賀茂神社には三井家が崇敬すると語られる三井神社が存在している。

三囲神社 三柱鳥居 5

三井家は本当に三柱鳥居を気に入っていたらしく、茶会を開く庭に三柱鳥居を作り、それが現在三囲神社で見学できる三柱鳥居。

三囲神社 三柱鳥居 6

三柱鳥居=三囲神社=三井
ここでも偶然に三という数字に支配される。

三囲神社 三柱鳥居 7
心御柱=3本一体を示すような徴。

今年仕事の機会の可能性があるので、その時にもう一度下賀茂神社に参拝し、更に三井寺を見学できたらと思っている。
神社に興味がない人でも、世界遺産に指定されている下賀茂神社の糺の森は、心が洗われる自然を残した美しさで感動する場所だ。
ちなみに元糺の森と呼ばれる場所は三柱鳥居のある木嶋坐天照御魂神社。

断定は出来ないが、三柱鳥居が大好きで三囲神社を崇敬する三井家は、渡来系氏族である秦氏を祖とする可能性が高い。

三囲神社 三柱鳥居 8

何故にライオン。
古代ユダヤが所有していた叡智=カバラを考えるとピラミッドのスフィンクスが浮かんでくる。
私は古代にスフィンクスが2対あり、世界中の遺跡で見受けられる、日本では神社の狛犬の原型になったと考えている。
彼ら、下上賀茂神社はその辺の謎の叡智を多く保有している筈。

このまま一度見学し飽きることなかった蚕の社の三柱鳥居に進みたいのだが、日本帰国時に僅かなのだが検証資料の入手と、ヘブライ語を解する人(駄目もとでイスラエル大使館が早いかな?)に是非とも聞きたい質問がある。
時間と数万円ばかりかかりそうなのだが、趣味とはいえ仮にそれが揃えられると、更に面白く怪しい内容になる。

そんな理由で蚕の社の三柱鳥居に進むには少しだけ時間がかかるかもしれないので、見学出来た秦氏関係の広隆寺や大酒神社を時間のある時に先行して紹介していく予定です。



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MASAKI

Author:MASAKI
インドネシア在住12年。
09年からインドネシアと日本を
半々の生活。
インドネシアと近隣アジア諸国の
商品・商材を、日本を含めた世界へ
紹介・輸出しています。
インドネシア情報満載のブログです。



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