因みに | 世界はあたしのお庭なの

因みに

クレオパトラの時は、さっき書いたような心情で恐らく終わってる。
アントニウスを放っておけなかったのも、そういう感覚を知ったってのが、大きく影響してたとは思う。

紫式部の時は、京都から一度離れたけど、また直ぐに戻った。
それはかつてのローマを知るためだった気がする。
力の集まる場所には似たような事が起こるしね。
カエサルがどんな中にいたかを知るためでもあったと思う。

謙信の時にやってたことで、カエサルばかりでなく大国主命もそうだけど、人を動かす難しさとか、国を治める難しさとかを知ったと思う。
謙信が言った言葉の中に、この先は地獄か極楽か分からないけれどってようなものがあるけど、かつてのよーへいが体を使ってやってきたことをそれなりに経験してみて、さてどうなるか?ってところだったと思う。
その時点で、かつての自分と今の自分が大きく違うことは分かってたと思うから。
そんな自分とカエサル時代を生きたよーへいが出逢ったとしたら、すんなりいくとはとても思えないよ。
だってかつての自分と全く違うし、色んなものを見すぎて感じすぎて生きてきたわけだから。誰にも甘えずに。
もう昔の自分ではないことくらい、謙信は分かってたと思う。
でもそんな自分も自分だからね。
自分で決めて進んだのは昔も同じだろうから。
あたしだもんね。今のあたしを考えたら…まあ…嫌でも分かるわ。
過去はあんまり過去になってない…(汗)
そういうところは変わんないんだろうね。

かつてのよーへい達が如何に大変だったかを知ったから、記憶を消してきたんだと思う。
フェアじゃないしね。
二つの過去世を経て転生したあたしと、生まれてなかったよーへいとでは、現代の困難さに対する苦労は全く違うように思う。
謙信時代までのあたしは、そういう人間の面倒さを多分沢山見て分かって、対処もそれなりに出来てたのだと思う。
そういう部分もあったろうし、忘れなきゃ出来ないこともあった。
かつのことだろうね。自分のやってることと、謙信のやってたことを見ると、自分でやろうとしてたのかなあと思わざるを得ないんだよね…嫌だけど。
色んなものを忘れて背負ってない自分がどうなるかなんて、考えるまでもなく分かるし…。
以前も言ったけど、全てを忘れてただ好きになれたなら。
これは本当に昔に思ったことだと思うよ。
そんな色々ひっくるめて、記憶を消してきたんだと思う。カエサルのことが記憶の無い一番の理由ではないと思う。

今日書いたよーへいしか分からない文章は、クレオパトラもそうだけど、紫式部と謙信からのプレゼントだよ。
女であるって時に凄く面倒だよ。
生きる面で。
それは男も別の部分でそうだと思うけど、少なくとも謙信の時代は変な死に方しなくて良かったなあと。
犯されなくて良かったなあと。
それ無かったから、今こうやっていられるのだと思う。よーへいに会って話が出来てる。

少しでもいいから、男の人には女性の身体的弱さを分かって欲しいかな。
これはホント全ての男性に思うことだね。
本当の優しさを持ってるなら。
女に一度なってみると分かると思うけど(転生時にオススメする)、体…男性よりとても弱いからね。柔いし弱いし。 
男が戦う時代に女はとても生きにくいよ。
男以上に簡単に死ぬから。
だから今の日本はいいよ。とっても。

ノスタルジックになってないから宜しく。
女性の身体的な弱さは事実なので。