【芸能・社会】イノッチ&寺尾聰、別れに熱い涙 テレ朝系「特捜9」26日最終回2019年6月26日 紙面から
アイドルグループ「V6」の井ノ原快彦(43)が主演するテレビ朝日系刑事ドラマ「特捜9 season2」(水曜午後9時)が26日に最終回を迎える。クライマックスでは、特捜班主任の浅輪直樹(井ノ原)と、寺尾聰(72)が演じる班長・宗方朔太郎に別れが訪れる。 ◆土砂降り雨の中昨年放送のSeason1で特捜班を立ち上げた宗方班長は、今作で積極的に現場に足を運び、事件解決へのヒントを与えるなどして直樹らをサポートしてきた。最終回では特捜班が強大な力をもつ司法機関からの圧力にも屈せず正義を貫く姿が描かれるが、自ら主任に指名した直樹の成長を実感した宗方班長は大事件を解決するため、そして直樹に後を託すために、最後の決意を固める。 このほどラストカットの撮影があった。土砂降りの雨の中、去って行く宗方班長を直樹が見送るシーン。スタッフの「寺尾聰さん、オールアップ(撮影完了)です!」の声が響き渡ると、寺尾と井ノ原はがっちり握手をし、涙を流し合いながら熱く抱擁を交わした。 「コイツ、井ノ原快彦は最高です! 僕はいなくなるんですけど、これからも井ノ原快彦を支えてあげてください。よろしくお願いします!」。寺尾の言葉にスタッフが「はい!」と答えると、寺尾はラストシーンを再現するかのようにニッコリほほえみ、そっとうなずいて去って行った。 俳優としてだけでなく、人生の先輩として寺尾の背中から多くを学びつづけてきた井ノ原は「渡瀬(恒彦)さんから受け継ぐ形で去年から『特捜9』という形で始まり、まだまだ頼りない主演ですけれど、3年目からがスタートだと思っているので、来年もできたらいいなと思います」と続編への意欲をにじませた。 その上で「寺尾さんから『渡瀬さんから受け継いだものを大事にしてください』とおっしゃっていただきました。毎日毎日、キャストやスタッフの皆さんの顔を見ながら仕事をしていて、一生懸命やっている姿を間近で見て、心からみんなの幸せが僕の幸せだなって感じました。本当にありがとうございました!」と深い絆と信頼関係で結ばれた特捜9チームへの感謝を口にした。
|