Muscat~フジテレビの番組情報

2019.06.24更新

手島優“デリヘル嬢に転職決意した自分”演じ「枯れ果てた…」

6月25日(火)深夜25時25分~『人間の証』

夜のホテル街で手島は何を思うのか?

映画『愛の渦』『娼年』などを手掛けた監督・三浦大輔が、オンナたちにある“設定”を提供。緻密に書かれた台本に沿って、彼女たちが“フェイクな自分”を演じる様子に密着する“フェイク(虚構・嘘)ドキュメンタリー”。

今回登場するのは、手島優。グラビアアイドルとしてブレイクし、その後はバラエティ番組で引っ張りだこだった彼女が、「1ヵ月後に芸能界を引退する」と三浦を居酒屋に呼び出すところから物語はスタートする。

自分の“武器”をすべて使えるものが、デリヘル嬢だった

手島は芸能界を引退し、「デリヘル嬢」になるという。想定外のワードに「デリヘル…」と三浦も驚く。実は、半年ほど前から「まゆ」の源氏名で働いている手島は、風俗を設定にした作品の多い三浦の目を通して「タレントからデリヘル嬢に転職する思い」を世間に伝えたいのだという。

後日、手島は三浦をマンションの一室にある待機所へ案内。そこで、指名率がアップする写真写りを研究したり、客の好きなプレイを記録したノートを見直しながら指名を待つ。「努力しないと飽きられますから」と言う手島は、自身が「芸能界で飽きられた」と実感しているからこそ、真剣にデリヘルに向き合っているのだ。

そんな中、指名が入る。三浦とともに渋谷のラブホへ向かう送迎車の中で、デリヘル嬢を選んだ理由を聞かれると「私の“武器”をすべて使えるもの=デリヘル嬢だった」と明かす。そして、90分後、仕事を終えて戻ってきた手島は、充実感にあふれて見えた。

この日はさらに次の指名が入り、送迎車に乗り込んだ手島に、三浦は改めて芸能界引退を決意した理由を尋ねる。

仕事が減ってくると、「街を歩いているだけでも、笑われているようで辛かった」と言う手島。グラビアで人気絶頂だった時を過ぎ、バラエティ番組に出演するうち、気が付けば「いじられキャラ」になっていたが、売れている時はよくても、「仕事がなくなっていくと、本当に受け入れられないですから」と語気を強める。

いじられることに拒否感を覚えるようになったのは、彼女の過去が関係していた。彼女は幼少期、いじめに遭っていたのだ。“バカにされる自分”から逃げるために入った芸能界で、“バカにされても大丈夫な自分”を演じ続けてきたという。

しかし、表層的な芸能界で「自分は使い捨てのような扱いだった」と本音を吐露。「でも今は、全力でやればやるほど、みんな返してくれる」「昔から(誰かに)必要とされたかった」と、曇り一つない笑顔を見せ、次の客の元へと向かうが…。

芸能界で自分を見下した人を見返すことはできなかった

そこで手島を待っていたのは、初めての“チェンジ”。相手から必要とされるのがやりがいだったはずなのに…。芸能界では、自分を見下していた人を見返すことができなかったが、デリヘル嬢としては、「(チェンジした客を)必ず見返したい」と憤りをあらわにする。

その足で飲みに行った店で、60分という短い時間で「深い愛情をもらうし、あげることができる」のが、デリヘルの魅力だと熱く語る手島。それに呼応するように、「得意なプレイは?」「男がイク時の顔をどう思うか?」などと、きわどい質問を重ねる三浦。

三浦は、「実際のプレイを見なければ、手島の本気の思いは見えない」と感じ始めていた。「それなら指名して」という手島に、三浦は手島に顔を見られていないスタッフに、手島を指名するよう命じる。そして、店に電話をして手島を指名し、自宅に呼ぶ。

そして、引退が1週間後に迫る中、手島には心残りがあった。両親に芸能界引退とデリヘル嬢への転身について、話せていないという。揺れる思いのまま、手島は両親の元へ向かう――。

際どい設定ながら、“ありそうでなさそう”なギリギリのラインで役を演じ切った手島。本人が「枯れ果てた…」と脱力したほどの熱演に、期待したい。

番組概要

『人間の証』
<放送>
6月25日(火)25時25分~25時55分
<出演>
手島 優

インタビュアー
三浦大輔
<語り>
峯田和伸
<主題歌>
銀杏BOYZ『生きたい』
<スタッフ>
総監督・脚本:三浦大輔

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

このページに掲載されている写真を無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合があります。
『フジテレビホームページをご利用される方へ』のページをお読み下さい。

©Fuji Television Network, inc. All rights reserved.

このページのトップへ