中日・石垣雅海内野手(20)が25日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(ナゴヤ)に「1番・左翼」で先発出場し、5打数3安打1打点の活躍でアピールした。試合は中日が3―5で敗れた。
6月に入って、1番で起用される石垣が大暴れだ。3安打の固め打ちで存在感を示した。「きょうは真っすぐに差し込まれていたので、何とかファウルでカットしながら変化球をうまく仕留められました」。
まずは2点を追う3回無死一、二塁。追撃の一打を放った。チェンジアップを鋭く中前へはじき返し打点を挙げた。5回にはスライダーを左前へ運び、9回はフォークを右前へ。すべて変化球を仕留めて、今季2度目の1試合3安打を決めた。
先週は下半身に粘りが出ず、上体が突っ込み思うような打撃ができなかったという。それでも前日(24日)の休日を挟み体もリフレッシュ。3安打を放ち、再び状態が上向く切っ掛けとなった。6月は3本塁打を放つなど、今季2軍での打率は2割8分8厘と右肩上がり。内野に加えて外野もこなしながら、猛アピールを続けている。「チャンスがあるのならどこでも出たいです」。ユーティリティーも売りにして、1軍昇格をつかみ取りたい。(鹿嶋直樹)