吾輩は猫である ~名前はマダナイ~   作:大三元
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皆様お元気ですか?
じわじわと増えて行くお気に入りの数を見るのが日課になってきています。
この作品を読んで下さる皆様のおかげで私は元気です。
先日私の部屋に飼い犬であるトイプードルが入ってきました、細々とした物があるので入れないようにしていたのですが寝ている隙に入った様です。
被害は耳栓一個ですみました、皆さまも気を付けてください。
変な物を食べて死ぬなんてことにならないように。
それでは14話をどうぞ。


十四

ただいま美人わんこに治癒魔法をかけて貰っています、どうもマダナイです。

 

事は第7階層で流れる溶岩で暖まりながら寝ていたら落ちました、直ぐに溶岩の川の領域守護者であるスライムに拾われましたが周りの者達はてんやわんやしてました、そりゃ俺の毛がコゲコゲになってたらそうなるわ。

 

しかしこう見るとこのギルドは犬派ばかりだな、よく俺が今まで所属できたと思う。

 

ネコさま大王国所属って言っても否定されないだろうな… てかもうユグドラシルじゃないからネコさま大王国ってクラン名知ってるのモモンガくらいだろうな。

 

 

マダナイは治療が終わるとペストーニャにお礼をいいまたあてもなく歩きはじめる。

9階層の廊下を歩いていると後ろから抱き上げられた、誰だろうと顔を見るとシズだった。

 

「にゃぁ~ん?」

 

「にゃーん」

 

返事をしてくれたのでよしとする、マダナイはされるがまま連れて行かれた。

 

 

 

ユリ・アルファは驚いた、訪ねてきたシズが嬉しそうにマダナイを抱きかかえているから、何か声をかけた方がいいのだろうがマダナイは寝ている様なのでそれは出来ない。

仕方がないので見なかった事にしてシズと話をする事にした。

 

 

 

次の日、マダナイはどうするか悩んでいた、ある程度ナザリック内を探索したからだ。

しかしまだ行ってない場所の方が多いのは気づいていない。

テクテクと自室から出てあてもなくフラフラと歩きだすが違和感を覚え振り向く、するといつもは1人メイドが付いてくるだけなのだが今日はメイドの他、ユリにデミウルゴスの部下であろう悪魔数体が付いて来ていた。

特に疑問に思う事も無くまた歩き出す、昨日の一件でお付きの者が増えたのだ。

 

「疲れた、抱っこ」

 

そう言うと廊下に寝ころぶ、ユリが抱き上げる。

マダナイは基本猫の姿だ、だからセクハラにはならない… はず………

 

 

 

 

いろいろな所へフラフラと移動していたマダナイ一行は宝物殿でパンドラズ・アクターと遭遇していた。

 

「おぉ! これは至高のうぉん方で在らせられるマァ~ダナイさっまっ!! 今日はどの様なご用件で?」

 

マダナイ以外は皆パンドラのオーバーリアクションに引いている。

 

「別に用は無い、ただ来たかったから来た」

 

そう言うとユリから離れパンドラに飛びつく。

 

「おぉ… おぉ! マダナイ様! このy」

 

「五月蠅いなぁ、寝るから落とすなよ」

 

そう言うとパンドラの胸の中でスヤスヤと寝始めた。

 

 

 

あぁ畜生あの骨め、レイドボス討伐なんて楽しそうな事しやがって… 俺がパンドラの胸の中で寝てなかったら行ったのに………

 

いや俺も悪いよ? だって2日位宝物殿から出なかったし? そう考えたら俺がいろいろ駄目人間… 駄目猫か、だな。

 

あぁそういえばコキュートスが何かしてるらしいな、何してるか見に行くかぁ、明後日ぐらいに。

 

 

 

そんな事を思いながら宝物殿から出る、その際パンドラには挨拶をする。

そしてフラフラとナザリック内を移動する一団、今度到着した場所は第二階層、メイドとユリが顔を歪める場所。

マダナイはお付きの者をその場で待機させ中へ入る、そこは小さい物が部屋を埋め尽くす黒い部屋だった。

 

「これはこれはマダナイ様、ご機嫌麗しゅう」

 

「どうも恐怖公、挨拶に来たぞ」

 

こうして始まった他愛もない雑談、しかしマダナイは途中から自身の周りをカサカサ動き回る黒い物体に目を奪われていた。

その黒い物を懸命に目で追うマダナイ、咄嗟に手を出してしまう、その黒い物体は床とマダナイの手にはさまれカサカサと手足を動かしている。

 

「申し訳ありませんマダナイ様、私の眷属が何か粗相をしましたかな?」

 

「いや、つい手を出しただけだから気にするな」

 

その後も何回か同じように手を出すマダナイをハラハラした様子で見る恐怖公がその場には居た。

 

 

 

数刻して部屋から出たマダナイにメイドとユリは一歩引いた場所から近づく事は無い、やはりあの場所に居たから、それを感じたのかマダナイはお風呂に入るべく第九階層に向け歩き出した。

行く途中第五階層のあの部屋にも寄ってみる、五大最悪繋がりで思い出したからだ。

 

「あらぁん、これはこれはマダナイ様いらっしゃいなのん」

 

「やぁやぁ元気そうで何よりだ」

 

「うっふ、私は元気よん、それで何か御用かしらん?」

 

「いや、ただ顔を見に来ただけだ」

 

独特な話し方をするこの者の名はニューロニスト・ペインキル、拷問官だ。

そんな彼?彼女? を見上げるマダナイはとりあえず胸に飛び込んでみる事にした、結果は思っていた感触とは違いぷにぷにだった、誰だヌルヌルって言った奴。

 

「あぁん、マダナイ様皆が見てるのねん」

 

「別にいいじゃないか、見せつけても」

 

「やだもぅん」

 

その後なんだこいつ花の匂いがする等と思いながらも世間話をして別れる、恐怖公は駄目だが拷問官は大丈夫なメイドとユリだった。

 

 

 

「んふぅ~、風呂はいいなぁ~」

 

スパリゾートナザリックで湯船につかるマダナイと悪魔数名、最初は恐れ多いと言って入らなかったが半ば強引に悪魔達も入れたのだ。

湯船でぷかぷか浮いているとだんだん眠くなってきたマダナイ、そしてスヤァと眠った時マダナイは沈んでいったのだ。

悪魔達はこれが自らお湯の中に入ったのか溺れたのか判断が付かず固まる、1分、2分と時が過ぎていく。

5分を越えた所で流石にヤバいと思ったのかマダナイをすくい上げるが時すでに遅し、息は止まっていた。

大慌てでペストーニャの元へ向かう悪魔御一行、行く途中悪魔達のおかげで息を吹き返したマダナイであったがその時の事は覚えていないらしい。

この日はペストーニャ監視の元過ごす事に、翌日からはアルベドが付いて回る事になったのだがこの話は後日。

 

 

 

 

 




( ˘ω˘)スヤァ 
( ˘ω˘)ブクブクブク…
( ˘ω˘)………
ΩΩΩ<息してない!!


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