浮遊

2019年が明けてほどなく、私は5年ほどお付き合いしていた男性に別れを告げました。

理由は彼が既婚者だったのが判明したからでした。
しかも、年齢・職業・下の名前も違っていました。

なぜそれがわかったのかというと、友人からの目撃情報から私が内偵調査をお願いしての結果でした。

彼とは波乗り友達からの紹介で、一番最初に出会ったのは10年以上前。
そもそもその友達共々騙されていたのでした。
途中何年も連絡を取らず会わなかった期間に結婚したようでした。
事実がわかってから、思い起こすと確かにそうだと思えることが次々に出てきて
なぜそこでしっかり気づかなかったのかと自分に呆れるほど。
恋は盲目とは言うけれど、見えていなさ過ぎる…


さすがに全身の力が抜けるほどショックを受けました。
その後は動悸がずっと止まらず夜は何度も目が覚める日々が続いてしまい
しばらく心療内科に通いました。

それまで楽しく眺めていたTwitterや友人知人のブログなども辛くて見たいと思えなくなってしまいました。
唯一このブログは記録として残しておきたいという理由でなんとか続けていました。

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結局のところ、やはり私は自分を大切に出来ていなかったのです。

大好きで尊敬する人に嫌われたくない、自分から離れていってしまうことが怖くて仕方ない、
それは自分に自信がないという根本がいつも心の奥底にあったから。

だから微かに疑った時があっても問い詰めることができず、強く出ることもない。
勇気を出して訊いてみても、完全否定されて何も言えずにおしまい。
ドタキャンばかりが続いても「仕方ないよ、大変だね」でさみしく笑って許した。

以前もそういった自己否定が理由での別れを経験していたはずなのに。



そして、不幸はこれだけでは終わりませんでした。

category: 自己分析