『やすらぎの刻~道 #56 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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- 名前
- 柳介
- 怜子
- エリ
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- ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > TV関連本 > TV関連本
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,620円
『やすらぎの刻~道 #56 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #56 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
“お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)がかくまっていた梨園の御曹司・竹芝柳介(関口まなと)に、自首を勧める役目を押し付けられた菊村栄(石坂浩二)。高井秀次(藤竜也)に協力を仰ごうと思ったものの、秀次は桂木怜子(大空眞弓)の長話に付き合わされていて…。
ある日、都内の100円均一ショップで買い物をしていた怜子に、万引きの疑いがかかる。店員に調べられるが、バッグから盗品は出てこなかった。だが、真実は…!?
◇出演者
石坂浩二、草刈民代、加賀まりこ、ミッキー・カーチス、いしだあゆみ、大空眞弓、藤竜也、板谷由夏、名高達男、浅丘ルリ子、関口まなと
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
(菊村 栄)
〈大麻所持で逮捕状の出た
事もあろうに やすらぎの郷の
お嬢のコテージに潜んでいた〉
〈しかも 事情を聴けば
タケリュウは 実は
お嬢の実の孫なのだという〉
〈私は タケリュウを説得し
自首を納得させるという
とんでもない役を
押しつけられた〉
〈その説得という
大役のための協力者に
秀さんの名を挙げ
了解してもらった〉
♬~
(みどり)先生 先生。
あっ…。
秀さんに聞いてくださいました?
それがね
話そうとしてるんですけど
桂木夫人につかまっちゃってて
全く放してくれないんですよ。
はあ… もう 嫌だ。
(マロ)おはよう。
あっ おはよう。
おはようございます。
(マロ)あれ? どうしたの?
(みどり)秀さんが
桂木夫人に
つかまっちゃってるんですよ。
ああ… そりゃ 大変だよ。
マロ あんた 代わってあげなよ。
選手交代。
やめてよ。 あのばあさんだけは
勘弁してくれよ。
(マロの舌打ち)
雷蔵さんもいらしたわ。
勝新さん。 玉緒さん。 藤村…。
あれ? なんだっけ?
ほら ほら ほら…。
志保さん。
えっ?
志保さん!
そう そう! 藤村志保さんも。
お話し中に すいません。
健康診断の予約が
今朝 あります。
そうだっけ?
はい。
急いでください お部屋のほうへ。
お願い致します。
そうだったっけ?
はい。
ふ~ん…。
あっ マロさん!
どちらにいらしたのよ?
(エリ)フフフ…。
(怜子)大事なお話がありますのよ。
秀さん 話が。
ちょっと ちょっと…
急いで あっちへ…。
いつから
夫人につかまってたんですか?
明け方… ですかね。
どのくらいの時間?
3時間ぐらいは
ご一緒してました。
ハハハ… そんな時間
よく我慢してましたね。
(高井)
駅の名前を思い出していました。
駅の名前?
はい。 東海道線の駅の名前です。
東京 新橋 品川 川崎 横浜
戸塚 藤沢 辻堂…。
秀さん…。
茅ケ崎…。
秀さん。
はい?
ちょっと
重大な話があるんですけど。
(操作音)
先生。
はい。
ここ 今 何か変事が起きてます?
変事? いいえ。
隠してらっしゃる?
なんの事だか…。
ねえ おっしゃって。
「おっしゃって」って…。
なんか 私で お役に立つ事
ないかしら?
ありませんよ。 大体 変事って…。
もう 水くさい!
先生と私は
運命共同体じゃありませんか。
運命…。
いや な… なんの事を
おっしゃってるのか…。
そういう事なんです。
これは ぜひ この… 秀さんに
俳優としての大先輩として
彼を なんとか
説得して頂けないかと…。
いやいや もちろん
私も一緒に行きます。
タコ1匹 ゲットです!
(高井)おはようございます。
(お嬢)すみません。
お願いです 秀さん。
優しく言ってやってね。 この子…。
向こう行こう 私たちはね。
(お嬢)あっ でも…。
大丈夫よ。 栄ちゃんも
一緒にいてくれるんだから。 ねっ。
あっ… 紹介だけしとくわね。
これ 柳介。 あ… あたしの孫。
こちらは 脚本家の菊村先生よ。
知ってるわね?
(柳介)いえ…。
菊村先生よ あの有名な!
いえ…。
あの… 菊村です。
竹芝柳介です。
それで こちらは…。
高井秀次さん。
もちろん 存じ上げています。
竹芝柳介です。
この度は とんでもない事に
巻き込みまして…。
高井です。
〈よくある事だが やや傷ついた〉
〈なんといっても
脚本家の知名度は
業界の中でさえ かように低い〉
(エリ)お座りください。 高井さん。
あっ どうぞ。
じゃあ 先生 お願いします。
あっ…。
(せき払い)
さて と… ええ…。
大体の事情は お聴きしました。
そこでですが…。
この状態 極めてまずいです。
あなたのおばあさん
白川冴子さん…
冴子さんに傷がつきます。
あなた 罪を犯してしまった。
その事で
警察に追われてるわけだし…。
進行中の大河ドラマを
途中で ぶち壊してしまった。
テレビ局に
莫大な損害を与えてしまった。
その罪は あなたが男らしく
償わなきゃいけません。
そこで 一つ 提案があります。
自首してください。
それも ここからではなく
東京のどこかという
隠れる所が
たくさんある場所からです。
もし いい場所が見つからない
というのであれば
こちらで段取ります。
ねっ だから
絶対に ここにいる事だけは…。
自首は嫌です。
自首するぐらいなら
もっと早くしてます。
なぜですか?
男の美学が許しません。
確かに 自分は
軽率な事をしました。
大麻を吸った事が
日本の法律に違反する事ぐらい…
そのくらい
自分だって知ってます。
だけど ちょっとした
その軽率な行為が
これほど 日本中の周囲から…
全く関係ないマスコミや世間から
袋だたきに遭って
居場所もないみたいな
そんな重大な
犯罪なんでしょうか?
今度の一件で 僕は
友人や事務所や仲間や
今まで信じていた
あらゆる人間が
こんなに冷たいものであるのかを
思い知らされて
ショックを受けました。
俺は
人間を信じられなくなりました。
秀さんなら
わかって頂けると思います。
あなたが 過去に喝采を浴びた
やくざやアウトローの
あの生きざまは…。
(高井)先生
ちょっと よろしいですか?
ああ… どうぞ。
(高井)甘すぎますよ。
♬~
男の美学だなんてね
そういう重い言葉を
軽々しく使っちゃいけません。
このタコを見てください。
これは ちょっと前に
私のカゴにかかったもんです。
コマセのにおいに
引き寄せられなければ
今も 多分 海底で
のんびりと散歩ができたんです。
なっ?
だけどね こいつは
男の美学だなんて偉そうな言葉は
吐きませんよ。
つい コマセに引かれちまった。
捕まっちまった。 馬鹿だった。
そう思ってますよ。
(高井)君と一緒に
ハッパに手を出した
あの女性ね
あの娘さんの母親を存じてます。
(高井)苦労して あの子を
あそこまで育てたんです。
そりゃあ苦労しました。
あの子も苦労した。
何年も苦労して
ようやく 今回の役を
頂けたんですよ。 ねっ。
でもね あの子は これで
長年 夢見てきた女優への道を
絶たれたんです。
彼女に大麻を勧めたのは
君ですか?
それとも
彼女が どこかで手に入れて
試してみないかと
君に勧めたんですか?
俺が勧めました。
うん。
これで 君も ようやく
タコ並みになった。 偉い!
ここにいた日の事は
すっぱり忘れて
東京でも どこでも
どっかの土地で
自分の意志で自首をしなさい。
♬~
(すすり泣き)
♬~
(進藤秀夫)乗って。
♬~
(エンジンをかける音)
知りませんでしたよ。
広中しのぶのお母さんが
まさか 秀さんの
お知り合いだったなんて。
どこで
いつから知ってたんですか?
嘘ですよ。
えっ?
全部 作り話です。
しかしね あのタコカゴに
タコが もう1匹かかっていたら
もう少し いい話に
なったんですがね…。 ええ。
(ドアの開く音)
(怜子)
ああ こちらにいらしたのね!
そろそろ帰りましょう。
はい。
いいじゃないですか!
夜は まだ これからなんですから。
ねえ テレビ ご覧になりました?
(怜子)そう そう。
今 臨時ニュースで
流れてたんだけど
今日 仮釈放になった
広中しのぶって女の子
マンションで 薬飲んで
病院に運ばれたんですって。
広尾の病院に 救急車で。
えっ…。
(お嬢)あの子 かわいそう…。
「おばあちゃん 僕です。
柳介です」って…。
孫は孫でしょう!?